春には諏訪大社4社(上社の本宮と前宮、下社の秋宮と春宮)の御柱祭が執り行われました。そして秋には小宮と呼ばれる各地の神社で御柱祭が行われます。今年は夫が役に付いていて、私もお手伝いに駆り出されました。地元出身ではないので今までの御柱祭は他人事で見学する感じでしたし、小宮の御柱もじっくりかかわるのは初めてのことでした。それでは「小井川加茂神社」の御柱祭の様子を見て下さい。里曳きの一日目の難所は国道を渡ること…お巡りさんが出動して車を停めて横切りました。
御柱祭とは7年に一度(6年目ごと)山から大木を曳き出し、諏訪大社の社殿の四隅に新しい柱を立てる祭です。それに倣って各地区の神社でも御柱を神社まで曳いて建てます。地元ならでは…各小路にも御柱が通ります。
我が地区の御柱は「小井川加茂神社二之御柱」…かなり太い立派な御柱でした。
この御柱の曳行には「木遣り」が欠かせません。木遣りは木遣り歌のことで、おんべを掲げて良く通る声で鳴き(唄い)ます。これで皆の気持ちが一つになり、御柱が動くので す。子ども木遣りも声高らかに鳴いていました。
加茂神社の境内まで曳きつけて、建て御柱の準備をします。穴をかなりの深さに掘って、根元がちょうど良い角度で入るよう調整します。
先端もきれいに整えます。社殿に向かって左が二之御柱です。
社殿の向かって右は一之御柱です。この二つの御柱を同時進行で建てました。
いよいよ建御柱が始まります。御柱の上に氏子が乗った状態で建てていきます。御柱にワイヤーを巻き付け、そのワイヤーを人力で巻き上げて建てます。
無事に二本の御柱が建てられました。この社殿の後方に三之御柱と四之御柱も建てられました。この日の為に何度も(近づくにしたがって毎晩!)会合を重ね準備をしてきた役員は本当に大変の様でした。この前後も含め何日間かは御柱祭にかかりきりの夫でした。私は2日間のお接待など…大変でしたが、勇壮なお祭りに触れさせてもらって感動でした…