「セツブンソウ(節分草)」を見に行った帰り道…辰野町と塩尻市にまたがる小野地区を通って塩尻市と岡谷市の境にある勝弦峠を越えて自宅に戻りました。ここには大きな神社があって国道153号線に鳥居があります。この弥彦神社(辰野町)と小野神社(塩尻市)が並んでいる場所から国道153号線を逸れて勝弦峠に向かいます。
途中で見えるこの会社…壁に描かれた絵と関係がある会社なのでしょうか、通る度に気になる建物でしたが、googleレンズで検索したら精密機械の小野製作所と出ました。エコな生産を心がけている会社のようです。
山に向かっていくにしたがって木々の姿が白くなっていきました。この日は良く晴れて寒く、前日は雪も降っていました。途中で車を止めてじっくり見入りました。
見ていたら道を横切る鳥が…キジでした!急ぎ足で谷間に下りて行きましたが、姿と足跡を捉えました。
キジを見た場所で上を見ると、木々の枝に氷がついていて、それが陽を浴びてキラキラ輝いてとても美しかったです。
これは霧氷→雨氷かと思われます。霧氷は「木々の枝に霧や雲の水蒸気が付着し凍った現象」とあります。霧や雲の水分は氷点下でも凍らないことがあってこれを過冷却状態と言い、過冷却状態の水分は木々の枝にぶつかるなどの衝撃が加わると一気に凍り付き結晶化し霧氷になるそうです。本当に美しく、氷の花が咲いたようでした。追記→雨氷は「過冷却した雨が氷点下の地表に付いて凍結したもの」とあります。
良く見ると枝が氷に囲まれています。まるでガラス細工のような木々の枝でした!
峠道にはまだまだたくさんの霧氷→雨氷が見られました。
その先の塩嶺峠を望むとそちらにはこんな雪景色が見られました。霧氷が大きくなったものを樹氷というようですが、こちらは樹氷と言った方がいい様な木々でした。
ここでは木の枝ばかりでなく、枯草までも氷に覆われていました。
凍っているのは草木ばかりではありません。電線の霧氷→雨氷です!まっすぐな電線はすでに氷がとけ落ちているようでしたが、見事に氷がついていました。
勝弦峠でもたくさんの霧氷→雨氷が見られました。昼過ぎになってその氷がとけはじめて、道沿いの木からはその氷が車の上にパラパラ落ちてきました。
思いがけず見事な霧氷→雨氷を見ながらの帰途となり、感動の一日でした…