4泊5日の旅…夫の所属する団体の学術集会が倉敷であって、それに同行(毎年夫は出かけていますが、同行したのは初めて)して、2日間は一人旅でした。1日目は移動で8時間、夫と交代での運転でしたがさすが疲れました…
移動の最初は中央道…天竜川に川霧が発生していて素敵な光景でした。(河岸段丘の上に中央道は走っています)
しばらく進むと霧は山の方へ登って行きました。
この日は倉敷泊まりなので美観地区を少し歩き、2日目は広島県まで行きました!岡山県寄りの福山市です。福山市は広島県第2の都市、まず駅に降り立つとその眼前にそびえる福山城に驚かされます!(駅のホームからの撮影です)
福山駅でローカル列車に乗り換えて、降りたのは「神辺駅」…ここで堂々川ホタル同好会の会長さんにお会いして、堂々川砂留を案内していただきました。ここに至るまでには沢山のご縁があって、皆さんに感謝しながらの見学となりました。神辺平野のゆったりとした田園風景…穏やかな山姿にも癒されます。
堂々川の砂留に着きました。実際の砂留を目の前にして、江戸時代に築造された砂留が今に残り、今も活かされていることに感激でした!
感激はちょうど紅葉の時期に重なったこともです!素晴らしいモミジの紅葉でした。
一番砂留です。見せていただいた砂留(一番~六番)は登録有形文化財に登録されています。
2番砂留、3番砂留、4番砂留、5番砂留と上流に向かって続いています。
6番砂留はとても大きく、その積み上げられた石を目の前にして感動でした!基部の大きな石は古墳の石を使っているそうです。
上に登ってみると足がすくむほどの高さです!
上部は堂々公園となっていてきれいに整備されていました。ここでなごりのヒガンバナを見ることができました!
この堂々川砂留を見せていただいてもう一つ感動したのは、この砂留を守るのに子供さん達も一緒にヒガンバナを植えるなどの活動をされていること!見かけた看板からもその活動の様子が分かります。
そして次に案内していただいた、とっておきの場所にも感動でした。この池の水鏡の素晴らしさ!写真にそのままが写り込めていなくて残念ですが、紅葉の時期と相まって素晴らしい眺めでした!
この地は瀬戸内気候…雨が少なく、灌漑用のため池が多いそうですが、この池の景観(水鏡)はとっておきのものだと感じました。
山の中の支流にも砂留めが…堂々川には江戸時代に築造された砂留が16基もあるそうです。
もう一つの池の水鏡も素晴らしい景観でした!この池にはカワセミもいるようです。
途中で見かけた境界の石…「堺」の文字が刻まれていました。明治8年建立、自分たちの持ち山を主張して建立したものとのこと、山が生活にとって大切(材木、山菜、燃料等)だったことがうかがえます。
次に案内していただいたのは「古墳の丘」…ここは見渡せる山の斜面に何と14基もの古墳が存在しているのでした!まさに「古墳の丘」「古墳群」でした。
近くで見せていただいた古墳…こうした古墳がこの丘に集中しているのです。古くからこの地が生活しやすい場所だったことがうかがえます。
最後に案内していただいたのは神辺平野が見渡せる場所…穏やかな山容の山と堂々川がはぐくむ神辺平野のこの眺めも素晴らしいものでした!
山を下りかけたところで進む道に光が降り注ぐ光景が…この日の締めくくりにふさわしい絶景でした!
感動の連続のこの日の見学…案内してくださった堂々川ホタル同好会の会長さんには本当に感謝でした。それにブログでのご縁を作って下さったブロ友さんにも感謝の見学となりました。ありがとうございました!