教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

抜き取りをまぬがれた草に

2016年07月27日 | 自然

川沿いの散策路は7月はじめに道をふさいでいたクズやススキなどが
除かれて歩きやすくなり助かりましたが、端のほうに数種残されていました。


花の蜜が昆虫に大人気のヤブカラシ。
この日はたまたまハグロトンボがとまっており


アオドウガネが葉を食べていました。

イラクサのまわりにはアカタテハが飛び回っていました。


いかにも卵を産みそうです!でもこの茎は気にくわなかったようで残念。

アカタテハはイラクサの他にカラムシにも卵を産むので周りを見ると


カラムシの葉の付け根を糸でつづるアカタテハの幼虫が☆
7月に入ってから何度かこの光景を見ていますが、いつも朝です。


どのくらい時間がかかるのでしょう。お昼に見たらこの形。
アカタテハの幼虫は葉を上手につづって巣を作ります。

似た習性をもつのがキタテハ。


よく見る蝶です。それなのに幼虫にはなかなか会えません。


キタテハの幼虫の食草はこのカナムグラ。やはり葉をつづって巣を
作るのですが、この時も見られませんでした。

子供の頃、カナムグラのツルでよく肌に切り傷をつくりましたっけ。
痛いことで有名なイラクサの仲間とともに触らないほうが良いですね。


ワルナスビの花にはハナバチがきていました。
この植物の棘も鋭いですね。

これらたくましい植物を食草に選んだからこそ今の繁栄があるのでしょう。
そんなことを思いながら、名前のわからない草が多いことに愕然としました。


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