Uさんは熱海での思い出を描かれました。
「うめ」 水彩画 F6
素朴な味わいの手透き和紙に出会って白梅の老木と組み合わせる
ことを思いつかれたのだとか。野趣に富む紙肌をいかし、滲みを多用
しながら絶妙な筆運びで描かれた梅は凛として風情ある佇まいです。
近づいてみました。
滲み止めが施されていない薄い和紙に戸惑いながらもその性質を
楽しんで自分のものとされました。水彩絵の具をためて線をきかせた
木肌の表現も見事で梅の花から清々しい香りが漂ってくるようです。
画材を楽しみながら常に挑戦し続けるUさん。次の作品も楽しみです。
Uさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のUさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。