教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Kさんの新作日本画

2016年12月15日 | 教室風景

Kさんは思い出の光景を描かれました。


「去りゆく秋の贈物」 日本画 F8

晩秋の空気は澄み、遠くの山が青々と爽やかに見えます。栗林では
多くのいがぐりが落ちて拾われるのを待っています。華やかな彩りが
豊かな実りを思わせ吹き抜ける風が感じられる広がりのある作品です。

近づいてみました。

見たままの風景を写しとるのではなく心に強く残る情景を描かれて
いるKさん。確かな記憶に裏付けられた伸びやかな筆致は説得力が
あり響きあう深い色は積み重なった秋の思い出そのもののようです。

いつも明るく元気いっぱいのKさん。どの作品も力強いのです。
Kさんの過去の作品群はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集
の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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枯葉散るクヌギ林にフユシャク舞う

2016年12月15日 | 生き物

コツコツコツ。木をつつく鈍い音にアオゲラだと思い見上げると


晩秋の色が広がっていました。

アオゲラは探しきれず、たくさん見かけたのは


ヒヨドリたち。数羽同じ木に群がっていましたが逆光なので
まわりこむと、鳥たちは飛び去ってしまいました。


ヒヨドリたちが食べていたのはこのムラサキシキブの実


同じ木でも光のあたり具合で色の見え方写り方が変わるものですね。


実を食べにきた小鳥のものか羽毛が引っかかっていました。
これも春になれば他の小鳥の巣材に利用されるかもしれませんね。

枯葉と一緒に枯葉色の小さな蛾がひらひら舞っていました。


冬に成虫が出現するシャクガの仲間をフユシャクと呼ぶそうですが
種類がたくさん!初冬一枚目のフユシャクは一文字に線が入っていました。
翅がないメスに出会うためにはオスを追いかけるしかありません。
ふらふら舞うフユシャクを追いかけるのは冬の森での数少ない楽しみです♪


こみちを大猫さんがのしのしと歩いていました。久しぶり!

さみしげになってきた散歩道も生き物に会えれば暖かい色に見え
ひととき寒さも時間も忘れます☆ 

 


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