Sさんは三浦半島に取材されました。
水彩画 F6
気の遠くなるような時を経て変化に富んだ地形となった城ヶ島の岩場。
強い日差しが濃い影をつくりその造形の美しさを際立たせている様子を
緻密な線描と丁寧な着彩で克明に描き清々しい大気まで表現しました。
近づいてみました。
時間をかけ細やかに表された岩の凹凸、大きな動きや微妙な色は
真に迫り、視線が自然と釣り人、船、白く輝く富士へと導かれます。
用紙と水のなじみについても考察できた意義ある作品となりました。
注意深く着実に作業を進めていくSさんの作品は静かで優しいのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。