朝から強い南風が吹いていました。
コナラ、クヌギ、エノキ。色とりどりの葉が飛ばされて舞い落ち
森の小道がずいぶん明るくなりました。
12月三回目の教室日は季節が逆戻りしたような暖かさで暖房いらず♪
日差しも強いのですが、皿の上のニカワはすぐ固まってしまいます。
やはり冬季、絵皿も冷えているのでお湯を使って温めながらと膠加減に
とても気をつかいます。
午後にはAさん、Kさんがそれぞれ日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
紅葉の様子を確かめに、ミズキの谷へ行くと
カエデが全体に黄色くなりました。右側の木の葉が枯れ色となり
左後ろのメタセコイアがだいぶ葉を落として全体に褐色がかって見えます。
黄金色♪一週間前はあんなに緑色が多かったのに。
この風を待ってました!とばかりのコバノカモメヅル。
綿毛をつけた種が旅立ちの準備。
ガマズミの実
トキリマメの実もまだ残っていました。
いまにも落ちそうな葉の裏でじっとしていたウラギンシジミ
今頃は気温変化のあまりない場所に落ち着いているでしょうか?
森の植物も生き物も冬支度。耳をすます時間が増えました。
大歩危峡で川下りを楽しんだあと、祖谷(いや)のかずら橋を見に
行きました。11月29日のことです。
雰囲気たっぷりの吊橋です。
入口まで行ってみて、渡るかどうか決めようと姉と話していました。
ほほ~ぅ。
すでに渡り始めた人たちの悲鳴やら笑い声やらで賑やかです。
どうする?料金所のところで姉と顔を見合わせていると
「さっ、行くわよ!」
母が転がるように橋へ突進してゆきました。
ちょっ、ちょっと写真撮るから待って!あわててお金を払い
カメラを首から提げた私、ビデオを持った姉の順で後に続きました。
より合わせた蔓が太いロープのようになっています。隙間だらけです。
3年にいちど架け替えられているそうです。
やはり揺れるので私を含めほとんどの人が手すりにすがっていましたが
後ろから来た人が手すりを持たずに真ん中を歩きながら私を抜かし、
また戻ってきていたのを見てスゴイ!と思いました。
ただ吊橋の上は一方通行です。
このぐらいの間隔なので隙間にはまらないよう足元を気にしながら
渡ります。あまり川を見ると高さを意識してしまいますね。
長さ45m、幅2m、水面上14mだそうです。
無事に渡り終わり、姉にビデオを向けられ感想を聞かれた母は
「どうってことありませ~ん♪」 と上機嫌で答えていました。
時々めまいがすると聞いていたので、姉も私も母がまさかこの橋を
渡るとは思っていなかったのです。 元気で何より!
琵琶の滝
かずら橋を渡った後、坂を少し下ったところにありました。
涼やかな音を聴いていると気持ちが落ち着きます。。。
この日は鳴門の宿に泊まる予定だったので県道32号山城東祖谷線を
下ってゆきました。この道がところどころ細くてカーブが多いので緊張
しましたが、すれ違う車も後ろから来る車もほとんどおらず助かりました。
途中、小便小僧が断崖絶壁に立っていました。
何故か小僧の足元にたくさんの小銭、そしてお菓子がお供え物のように
置いてありました。それを狙っていたのかすぐ近くに猿がいました。
この日はよく猿を見ました。
思いのほか橋も道もスリルがあって、達成感もいっぱい!
遠かったけれど来てよかったね~と話し合いながら鳴門へ向かいました。
続きます。