教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

庭にあらわれた夏の虫

2012年07月11日 | 生き物

野良猫にゃんきち(女子)は毎日庭を訪れ
縁側の気持ちのいい場所に座り、網戸に
鼻や体を押し付けていきます。



すっかり庭が安心できる場所となったようです。良かった♪



ハート型の実がなるというプチトマト
7月に入って収穫量が上がってきました。

この小さな畑まわりに



今年も小さなトウキョウヒメハンミョウが現れました!



森の家まわりで先日も見かけたこのハンミョウ
より地味で小さいけれど、肉食なのは同じ。
なかなか近づけないのも同じ。

庭には他にもかなげなものが舞っていました。
家から川は離れているのにイトトンボ?と不思議に思い
追いかけると自転車のカゴにとまりました。



幼虫時代はアリジゴクと呼ばれる
ウスバカゲロウの仲間のようです。
子供の頃は遠くまで探しに行ったものです♪
庭にアリジゴクがいると思うとわくわくします。

近所の川では新たなカルガモ親子に出会いました。



ちいさ~い!今年見たなかでは一番の幼さ、
生まれたてのようです。



おにぎりサイズのカルガモのヒナは7羽いました♪

一歩外に出れば、身近なところでも
楽しい出会いがたくさんありますね☆


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7月三回目の教室

2012年07月10日 | 教室風景

 7月三回目の教室は天窓から降りそそぐ
強い日差しをよけながらの制作となりましたが
風は涼やかで夏の高原にいるようでした。



1ヶ月半にわたる長い夏休みがもうすぐ始まります。
きりのいいところまで進めるべく集中して描いていきます。



Hさんの日本画作品が完成し、Iさんの日本画作品
とあわせ撮影しました。順次ご紹介いたしますので
お楽しみに☆

朝は爽やかで露がおりていましたが
午後になるとぐんぐん気温が上がりました。



ヤマユリが高いところに何株か咲いていました。
まだ蕾も多いので今週中は楽しめそうです。



ホタルの池では例年になく発生が多いように感じる
ショウジョウトンボ。いつもは強気なオオシオカラトンボに
押されがちですが、今年は戦うオスをよく見かけます。
珍しく目の前にとまってくれたのでパチリ☆

トンボに劣らず真っ赤なヤマモモの実。
熟して地面にたくさん落ち、発酵したような
甘酸っぱい香りをあたりに漂わせていました。

がりっがりっがりっがりっ・・・・
木を見上げると



タイワンリスがうっとりと実を味わっていました。
小鳥たちも訪れ、すばらしいレストランと化しています。

ススキの原には



大きなジャノメチョウがたくさん飛んでいました。
こちらの気配にとても敏感で近づくとふわりと逃げ、
地面近くにとまると



ぱっと翅をひろげ、すぐ閉じる。

という動きを繰り返していました。
地味な色合いながら動きはおおらかで優雅♪
秋にはまったく見られなくなってしまうので
会えるのは夏休み前の今だけ!
つい必死になって追いかけてしまいました。


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蝶にカエル夏の出会い

2012年07月09日 | 生き物

時折小雨の降るなか、山梨県の森を歩きました。



きれいな蝶が雨宿り♪初めての出会い!
茶色と薄紫色と白色のシックな組み合わせです。
調べてみたら、メスグロヒョウモンのメスのようです。
今度は翅を広げたところも見てみたい♪



クヌギの樹液にいました♪国蝶オオムラサキ!
派手な群青色の翅はどきっとするほど
迫力があり、はばたく音もハタハタと大きい♪

イモムシが苦手な方はご注意ください☆
          :
          :



体長7cmほどのむっちりとしたオオムラサキの幼虫さん。
蛹化間近でしょうか。愛嬌のあるカオをしています♪



深い紫色に山吹色に茶色というこちらも素敵な
色合いのメス。今回卵を見つけられませんでしたが
夏はこれから、チャンスはまだありますね!

この森でのもうひとつの楽しみは・・

なかなか会えないカエルたちに会うこと♪
トノサマガエルでしょうか、足元から勢いよく
飛び出しました。まだ幼体ですが立派です!



たくさんいたのはツチガエル。
可愛らしい鳴き声を堪能できました。

いきいきと舞うトンボたちにも出会いました。
後日ご紹介いたします☆


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ひと月ぶりに歩く道

2012年07月08日 | 教室風景

草が生い茂って向こうが見えなくなった道。
見ただけで何だか痒いけれど、生き物の
気配の誘惑に負けて歩いてみることにしました。



歩けないことは、ない・・。でも背丈よりも高くなった
草が道にかぶさり脇腹に刺さります。
虫を探すも長靴ではなかったので踏み込めず
ちょっと後悔。



ふわり♪ハグロトンボのメスです!
敏感なはずなのに近づくことができました。



このトンボもよく飛んでいました。
翅の根元が黄色い・・赤とんぼの
仲間の未成熟なメスでしょうか?



柑橘の葉の上にきれいなカミキリムシがいました。
背中は黒くピカピカ。脚や触覚はとても青く見えます。



この青さ、昔見たルリボシカミキリに似ているけれど
体の色や大きさが違うし・・何だろう?
家で調べてみたら、子供の頃よく出会った
ゴマダラカミキリのようです。胡麻塩の黒白イメージを
もっていましたが記憶違いだったのかな~。



花の終わった鉄線の葉の上にこんな
奇妙な薄っぺらいものが!初めて見ました。
時間がなかったので裏返したり角度を変えて
撮ったりできなかったのが残念。
どうやらミミズクという虫の幼体のようです。
検索するとツノゼミの仲間でクヌギなどに寄生する、
とありました。いつか成虫にも会ってみたいものです。

ひと月ぶりに歩く道は出会いも新鮮♪
先日一年ぶりに訪れた場所でも素敵な出会いが
ありました。次にご紹介いたします。


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7月二回目の教室

2012年07月07日 | 教室風景

7月二回目の教室日は朝から蒸し暑く
梅雨らしいお天気でした。



午前中はいつになく多くのメンバーが参加されました。
ニカワを置くテーブルまで制作に使ったのは初めて
のことで、写真にも一枚におさめきれませんでした。



嬉しいことに3年ぶりにSさんが復帰され、にぎやかで
活気あふれる回となりました。



午前中にIさんがF12号の日本画作品を完成
させました。、雨のため撮影できなかったため
来週のご紹介となります。お楽しみに☆

いよいよ上郷森の家まわりでもヤマユリが
咲きだしました♪

見上げるような高い位置に咲いています。
迫力がありますね~♪



動くと汗がふきだしてきます・・・。
この高温多湿にはカタツムリも大喜びですね。
見たこともないほど巨大な個体でした。



明るいけれど傘が手放せないお天気に
虫たちも小休止。鼻先がとがっているように
見える愛嬌たっぷりのテングチョウも雨宿り。

あっホタル?
と思ったらオバボタルでした。
日中に活動するホタルの仲間で、成虫は
発光しないけれど幼虫時代は光るのだそうです。

せっかくアオダイショウに出会えたのに
どたどた歩いていたため驚いて隠れてしまいました。
森はゆっくり心穏やかに気配を消して歩かねば・・・
チャンスを逃して落胆するたびそう思うのです。


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Uさんの新作水彩画

2012年07月06日 | 教室風景

Uさんは豊穣の秋を描きました。



「秋の味覚」   水彩画  F4 

ふっくりした毬栗に枝つきの熟した柿。
見るからに美味しそうな秋の実りのまわりを
Uさん独特の微妙な色合いの葉が彩っています。
透明感がありながらボリュームがあり、優しいけれど
強い、変化に富んだ美しい作品です。

近づいてみました。



やわらかいタッチで描かれた鉛筆の線がいきた葉と
水彩絵の具のにじみだけで描かれた葉の表現が
絶妙な対比をみせています。主役の実には鮮やかな色を
たらしこみ、その濃淡で質感までも表しています。
使用している紙と透明水彩絵の具の特質を理解し、
その味わいを心から楽しんでいるのが伝わってきます。

時には同じモチーフを繰り返し描き、さまざまな表現方法を
模索し続けているUさん。これからの変化も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
作品集”内のUさんのページにたくさん掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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トンボ羽化続々

2012年07月05日 | 生き物

7月始めの教室日の朝、
横浜自然観察の森のホタルの池で
羽化したてのトンボたちに出会いました。



ノリウツギの花が満開。
背の高い木でしたが、根元から折れていました。

木道をそっと歩くと



羽化したてのトンボが!翅に水滴がついています。

この日は朝のうち雨がぱらついて気温が低く
午後からは晴れ、真夏のように暑くなりました。
それを見越したかのように多くのトンボが早朝
羽化し、飛び交っていました。



ここにも。この池に多いオオシオカラトンボでしょうか?



こちらは上のトンボより腹部がずんぐりと太くて長い。
ヤンマの仲間でしょうか?



この池でよく見るクロスジギンヤンマ?大きなトンボは他にも
オニヤンマやヤマサナエやダビドサナエもいるようだし・・
できることなら飛び立つまで見届けて種を特定したいものです。

こちらも池によくいる未熟なショウジョウトンボ



成熟したオスは全身真っ赤!
今の池はオオシオカラトンボのオスとショウジョウトンボのオスの
縄張り争いが盛んで、目が回るような忙しなさです。



ハタハタハタ・・・
よわよわしく飛ぶのは羽化したてだからでしょうか?
調べるとオツネントンボのように思えますが
確信はもてません。トンボって種類が多いですね。

羽化ラッシュはまだ続きそうです♪





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Hさんの日本画完成

2012年07月04日 | 教室風景

Hさんの記念すべき第一作目の日本画です。

「白馬大雪渓」   日本画   F6

旅で訪れた夏の白馬岳。紺青の空に高山植物のお花畑、
残雪の白の対比が美しく何とも清々しい作品です。
水彩画で培った繊細な筆遣いと色遣いはそのままに
よい発色が得られるまで忍耐強く岩絵の具を重ねました。
作品は先月初めには仕上がっていたものの、手彫りで印を
作られていたので今の完成となりました。

近づいてみました。



中間の山肌は太陽光が雲にさえぎられて複雑な影色になっています。
山肌はもちろん雲と残雪のさまざまな白色も幅広く表情豊か。
納得がいくまで緻密に描きこまれ、味わい深い作品となりました。

3年間水彩画に取りくんだのち昨年11月より日本画を始めた
Hさん。透明水彩では得られなかった発色と画面の堅牢さなど
素材の違いを楽しみながら理解を深めてきました。
研究熱心なHさんのこれからの作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに、制作年順に掲載してあります。
ぜひこちらもご覧ください。


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7月一回目の教室

2012年07月03日 | 教室風景

7月の教室が始まりました。
2012年の折り返し地点。早いものです!

10月の作品展を見すえ、課題に熱心に取り組む皆さん。
ウグイスのさえずりと外で遊ぶ子供たちの歓声を
聞きながら黙々と描いてゆきます。



Hさんがはじめての日本画を、Uさんが水彩画を完成
させました。次にご紹介いたしますのでお楽しみに☆

朝の散策は傘と羽織るものが必要でした。



青いサルトリイバラの実には雫がキラリ♪



濡れたエノキの葉の上には背中に
角のようなものがあるオトシブミの仲間が!
面白い~、初めて出会いました。



近くにはエノキの葉を巻いた揺りかごがたくさん!
調べると、瘤のあるオトスブミはエノキの葉を食草とする
ヒメゴマダラオトシブミという名前♪

羽化したばかりのトンボにも遭遇しました。
その美しい姿はのちほど・・・



お昼にはからりと晴れ、気温が一気にあがり
息もあがりました・・・真夏のようです。
ヤマモモの実が色づき始めていました♪



帽子に何か止まった感じがして
そ~っと地面に映った影を見るとそれは蝶!
あてずっぽうに自分の頭を撮ってみました。



その蝶の正体は、大好きなルリタテハでした♪

高い気温のおかげかたくさんの生き物に出会えました。
歩くごとに新鮮で、この森の豊かさを実感します。


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クジャクチョウに出会う♪

2012年07月02日 | 自然

再び深い森へ出かけました。
今回は虫王国とあがめている山梨県♪



なんと、クジャクチョウに出会えました~♪
幼虫の食草はイラクサとはいえ、普段歩いている
横浜周辺では見られない山地性のチョウ。
昨年の夏に長野県で出会って以来なので嬉しいです!



森の中でエビフライがたくさん落ちているところがありました。
さまざまな松ぼっくりをニホンリスが食べた証拠!

早朝、この場所を木陰からこっそり見守っていたら
ニホンリスに会えるでしょうか?

ウツギにヒメウツギ、ノイバラ。
初夏の白い花が目立つ小道にはチョウやハチが
いるにちがいありません。勇んで近づくと・・



花を訪れていたのはこのヒメキマダラセセリと
イカリモンガのみ。イカリモンガには近づけませんでした。



池をのぞけば上陸したてのヤマアカガエルの幼体

上を見上げると松の木に・・



新鮮なモリアオガエルの卵塊がありました。
池に張り出していた枝がたまたま松だったのでしょうが
松葉がカエルの柔らかい肌に刺さりそうですね。
目をこらして成体を探したものの見つけられず・・。



葉の上にこのクモを3匹見かけました。
カニグモの仲間かな?と思って調べてみましたが
よくわかりません。

天気がよく暑かったので蛇に出会うことを期待して
いたのですが・・今回はクジャクチョウでおなかいっぱい☆
モリアオガエルの子が上陸するのは真夏かそれ以降?
楽しみに待ちたいと思います。





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