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教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ミズキの葉に集まる

2016年06月06日 | 生き物

まだカラリと爽やかだった一月前


白い花をたくさん咲かせていたミズキ
花には蜂、アブ、ハナムグリの仲間などたくさんの昆虫が訪れていましたが

先日見たミズキの葉にも数種類の昆虫がやってきていました。


目をみはったのがこちら。青っぽいゾウムシの仲間です。
コナラの木が隣にあるのでミズキが目的ではないのかもしれませんが。

ちょっと番外編、ミズキの葉ではなく

ゾウムシつながりで・・・
先月ヤブデマリの葉の上にいた小さな小さなゾウムシの仲間
顔周りが似ていますね。ゾウムシの仲間は可愛い♪

さきほどの青っぽいゾウムシの近くを離れなかったのが


この青っぽいハチが2匹。
たまたまなのかもしれませんが何かに寄生する機会を狙っているのかと
かんぐってしまいました。

ミズキの葉を見に来たのには訳があったのです。


やっぱりいた!この時期ならでは♪
ハートマークが目印のエサキモンキツノカメムシのカップルです。
ハートが黄色い方がオス、ハートが白くて少し大きいほうがメス。

まわりの葉を見ると結構な数のエサキモンキツノカメムシがいました。
葉の裏を見てみると・・・


いました!卵を守るお母さんカメムシです。

拡大してみます・・・粒つぶが苦手な方はお気をつけください。


近くで見ても美しい。お母さんの眼が優しく見えます。

卵がふ化したあと幼虫が2齢になるまでこの体勢で守り続けるそうです。
接写させてもらいましたがお母さんはピクリとも動きませんでした。
産みっぱなしの昆虫が多いなか雨にも負けず風にも負けず頑張っています。

近くで早くもハグロトンボが飛んでいました。
今年は季節の移ろいが早くて何でも前倒しのような気がします。


コメント (4)
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曇り空の水辺 カイツブリの抱卵はまだ?

2016年06月05日 | 散歩

近日中に仕上げなければならないものがあるので余裕ゼロ・・。
それでも冷蔵庫がほぼ空っぽのため急ぎ買い物にでかけました。

その前に・・

水辺へ立ち寄りました♪
涼やかな風が心地よい~とカイツブリも言っているようです。


オイカワでしょうか、みごと魚を捕まえました。
それにしてもカイツブリのペアは誕生しているのかいないのか。
一羽しか見えなかったのでわからずじまいでした。


手入れをしている方々の苦労がしのばれる素晴らしい花菖蒲


アジサイいろいろ♪これからしばらく楽しめますね。


一瞬の日差しでおしべがきらめいたビヨウヤナギ
日陰に植えられているほうが元気があるように感じました。

木製の机と椅子があるところに


人待ち顔の猫がいました。あまり若くはないようです。


舌が丸まってる・・。

ササッと歩くつもりがのろのろ生き物探し。蚊に刺されたって雨だって
これが最高のストレス解消法だとつくづく思いました。


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花粉集めに大忙し

2016年06月04日 | 生き物

公園の小さなハーブ園が花盛り♪
ブンブンブン・・蜂やアブが蜜を集めにやってきていました。


もうクロバネツリアブが!花はサルビア・グアラニティカ。
もうすぐ夏なのですね~・・・その前に梅雨がありますが。


コモンセージ


コリアンダー(パクチー)
大好きな香辛料のひとつです。パクチーはタイ語なのだとか。


こんな花が咲くのですね。セリ科なのでキアゲハが来るかも!
この蜂はドロバチの仲間でしょうか。

駐車場の壁に巣作りしている蜂もいました。


フタモンアシナガバチのようです。
女王単独で一生懸命卵と幼虫の世話をしていました。

芋虫が嫌いな方はご注意ください☆




ひとつの部屋にひとつの卵。成長した幼虫に部屋はぴったりサイズ。


すでに羽化間近のものもいるようです。
お手伝いできる子供たちが増えればお母さんは出産に集中できますね。

巣は駐車場の端のほうにあったので発見されずにすむかな?
どのくらい大きくなるのか、また機会があれば確かめたいと思います。


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めったに休まない戦士

2016年06月03日 | 自然

今日は6月第一週目の金曜日ですがお教室はお休みです。
グループ彩雲の皆さま、どうぞお間違えのないように☆

少し前に歩いた横浜自然観察の森で出会ったトンボたちを並べてみました。


朝には飛行機雲が見られた日。正午には気温が上がりました。

ホタルの池に行くと、パシッ パシッ!
縄張りを主張するトンボの雄たちが翅をぶつけながら戦っていました。


クロスジギンヤンマです!
ぶんぶん飛び回っている姿をようやく捉えることができました。
あてずっぽうに撮りつづけてやっと一枚。方向転換がかっこいい!


突然高い枝にぶつかるようにとまりました。めったにない機会です。
空と森が一緒になったようで美しい・・・見とれました~♪

クロスジギンヤンマと戦っていたのは同じクロスジギンヤンマと


このオオシオカラトンボです。体は普通サイズですが気が強い!


戦いには参加せず、近くで休んでいたのはシオヤトンボ


我関せずのカワトンボ
ホタル池からは離れたところにいました。


このサナエはいつも水辺からは遠く離れたところにいて、この日も
草の上でじっとしていました。ヤマサナエなのかフタスジサナエなのか
はっきりせず。やっぱりトンボの図鑑がほしいな・・。
いやいやその前にパソコンかなぁ。

まだショウジョウトンボは見られませんでしたが、今頃羽化しているかも。
今年も羽化シーンに遭遇できますように!これから楽しみです。


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暗い森に響くアオゲラの声

2016年06月02日 | 生き物

時間ができたので家を飛び出して夕暮れの森へ行きました。
6月からは駐車場の門限が2時間のびたので安心です。


緑のなかは気持ちいい~!でも17時近くともなればさすがに暗い。
軽く歩いて早く帰ろう、と思ったら

キョッ キョッ キョッ
どこからか甲高いさえずりが。穴だらけのあやしい木を探すと


やっぱり!アオゲラがいました。


暗くて手ブレが・・ちょっと遠いですが美しい体色はわかります。

短い動画を録ってみました。このさえずりは地鳴きのようです。

地鳴きは警戒や仲間とのコミュニケーションで使われるのだそうです。
近くに車道があるのでその音も入ってしまいました。


鳴きながら少しずつ上に上がっていき


とうとう木のてっぺんへ。
近くの木へ飛びまたさえずりだしましたが葉に隠れて見えなくなりました。

まわりを見回すと


こんな種がぶら下がっていました。
昨年までは何だろう?と思っていましたが今年は春の花を覚えていました。

この種は


5月はじめに咲いていたこのミツバウツギのものでした。スッキリ!

この森へ行ったのはカイツブリの子育てが見られるかもと思ったから
ですが、姿さえ拝めませんでした。時間が遅すぎたかな?
生き物に会うにはやはり朝の方がよいですね。


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華やかさはないけれど

2016年06月01日 | 生き物

カラスアゲハやオニヤンマのような目立つ姿ではないけれど
じっくり見れば味わい深い、という最近出会った生き物を並べてみました。


コジャノメのカップルです。
近所で普段見かけるのはヒメジャノメなので喜んでいたら

ガサッ!
上から大きなものが落ちてきました。


おお!カミキリムシの王様、シロスジカミキリです。
近くのクヌギから落ちてきたようです。

この巨大カミキリムシが産卵するために傷つけた木は樹液を出して
夏場多くの昆虫たちを集めることになります。
シロスジカミキリの幼虫が入ってしまった樹は弱ってしまうでしょうね・・。


このサトキマダラヒカゲも地味な色合いですが、とても凝ったデザインの
蝶です。ヤマキマダラヒカゲにはなかなか会う機会がありません。


そろそろ数が少なくなってきたヒゲナガガの仲間
小さくても存在感があります。

今の時期、よく飛んでいて地味でちょっと不気味な昆虫といえば・・

ヤマトシリアゲです。とても変わった頭部をしています。

何度見ても好きだな~と思える映画のひとつ、「フィフス・エレメント」が
少し前に放映されていましたが、冒頭に出てくるモンドシャワン人の
頭部がシリアゲの頭部に似ているなと思いました。

シリアゲも恋の季節☆

むかって右がメス、左がオス。


腹部先端がくるりと丸まっている右側がオス、
左側の腹部先端がすこし反っているのがメスです。

食事に夢中なメスの周りをオスがせわしなく動き回っています。


カワセミのように、意中の相手に食べ物をプレゼントして求愛する
求愛給餌という習性がシリアゲムシにもあるそうなのですが
この時はたまたま食べ物に夢中なメスに出会った、というところ。
それとも食べ物があるところでオスが待ち構えていたのでしょうか。

粒々したものは種に見える・・・何を食べているのだろう?
近づいてみると


わ~、ぎっしりまとめて産みつけられた昆虫の卵のようです。
中身を吸っているのでしょうか?
ヤマトシリアゲはよく昆虫の死がいや鳥のフンに来ているのを見ますが
花粉なども食べるそう。

ほの暗いところを飛び交う昆虫はあやしい魅力があります☆

コメント (4)
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