癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

医者、用水路を拓く

2008年06月02日 | イベント鑑賞・参加
 昨夜、芸術ホールで開催された、拙サイトのトップページでも「講演会のお知らせ」として紹介してきた中村哲氏の講演会に参加してきた・・・演題は、「医者、用水路を拓く」。 

http://www.geocities.jp/hymlweb/nakamura-kouen.jpg

 800名収容の芸術ホールが満杯で、特に高校生の参加も多かったのが印象的であった。実行委員会のメンバーによると、前売り券が直ぐに売れ切れたらしい。5年前にも函館で講演会があったらしいが、恥ずかしいかな私は今回の講演会を友人から紹介されるまで、氏のことは全く知らなかった。

 演題から、「なぜ、医者が用水路を?」という率直な疑問を抱いての参加であった・・・。

 要するに、パキスタンとアフガニスタンの国境付近で、1984年からの貧困層や難民の診療に携わり、当初は、診療所や病院の建設に取り組んだが、水がないために、また干魃のために幼い命がどんどん奪われていく。井戸や用水路の確保が、結果的に診療で命を救うより多くの命を救い、生活基盤としての農業の振興にも繋がる・・・・「百の診療所より一本の用水路を!」ということで、2000年以降はアフガニスタンを襲った大干魃対策で水源の確保事業、03年からは灌漑水利計画に取り組んだ経過と苦労が中心のお話であった。

 戦乱と大干魃の中、先頭に立ち、現地の人たちを動かして、1500本の井戸を掘り、13kmの用水路を拓いた。診療所や病院の建設も含めて、それらを支えたのが日本からの寄付金によって賄われている「ペシャワール会」という団体である。

 詳しくは、氏が代表を務める「ペシャワール会」のサイトに記されているので、下記をご覧いただきたい。
↓ 
 http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/

 わずか150cmほどしかない小さな体で、力味のない淡々とした静かな語り口・・・それだけに余計内に秘められた情熱とバイタリティの偉大さに感動しながら会場を後にした。 

五稜郭公園のツツジとフジ

2008年06月02日 | 花・紅葉だより
             
             ようやく、連日の雨も上がり、少し暖かくなったので、
                 ちょうど見頃の五稜郭公園のツツジとフジ目当ての散策に出掛けた。

             

             

             

             

             

             

             


       しかし、本命は、「花より団子」にあった・・・・
         公園のすぐそばにあるトンカツ屋の老舗「とんき」の創業35周年記念感謝フェア
           今日から3日間限定のワンコイン(500円)定食・・・手前がヒレカツ定食、奧がエビフライ定食