朝方には雨が上がった。今日は、屋久島に移住して8年目になるコンブさんと一緒に太忠岳(1497m)~石塚山(1589m)へ登る予定だった。ところが、濃いガス中の登山で展望がなかったので、太忠岳のみで下山した。
コンブさんは、10年ほど前まで帯広に住んでいた山女である。そのころから続いているブログ「コンブの日記」のお気に入りのトップに拙サイトを紹介してくれている。
結婚して屋久島へ移住する前に二人で北海道旅行に来て、拙宅に泊まって頂いたことはあるが、山への同行は初めてである。
太忠岳は、ヤクスギランドの北に位置し、山頂には天柱石という80mの巨岩が立っている。登山口は標高1000mのヤクスギランド入口にある。
石塚山は、さらにその奥にある山で、天気がよいと、宮之浦岳も含めた360度の大パノラマが魅力の山だという。
宿の近くから8:06のバスに乗り、8:35に安房合同庁舎前で下車。コンブさんの車で登山口を目指した。山は低い雲で覆われて姿は見えなかった。長いヤクスギランドまでの道を走る。
9:15、登山口をスタート。途中まではヤクスギランドの整備された遊歩道を進む。
吊り橋を渡り、ガス中の幽玄感満点の鬱蒼とした原生林の中を登る
途中の「ひげ長老」を見上げる
遊歩道と登山道の分岐の倒木の「蛇紋杉」
その後も名前のないが名前の付いたものにひけをとらない屋久杉や他の巨木が林立するガス中の鬱蒼とした原生林の中を進む。コケやジダ類もみごとだ。
大きな切り株のそばの江戸時代の屋久杉の切り出しや平木にして運び出すイラストが描かれた説明板。
1200mを超えてもアップダウンの激しい道で高度を稼げないもどかしさを感じる。
石塚山との分岐まで登ると、鬱蒼とした林を抜け、巨岩の間を縫う道となる。
ガス中で上まで見えない天柱石の基部に到着。日本庭園風の中でヤクシマシャクナゲが迎えてくれた。
11:30、岩壁に設置されたロープを頼りに、天柱石の基部にある広い岩のテラスの上に登る。実質的な頂上である。周りが垂直に切れ落ちているので非常に怖い。恐る恐る歩く姿をコンブさんに笑われた。
晴れていれば素晴らしい展望が広がるらしいが何も見えないので、下に下りた。
裏側に回ったら岩の下に祠があった。ほとんどの山に今でも続いている岳参りの祠があるという。
その下で昼食タイム。おにぎりやサツマイモやガスで沸かしたみそ汁までご馳走になった。石塚山は止めたのでゆっくり過ごした。
下山を始めるころにようやくうっすらと天柱石の上まで見えた。
ちょっと下った岩の上の天柱石の全貌が見える地点で他のグループと一緒に15分ほど粘ったが、諦めて下山の途に就いた。
途中の屋久杉の倒木を覗くコンブさん。
蛇紋杉まで下り、ヤクスギランドの登りとは違う150分コースの遊歩道を下る。
今まで見た中で一番高い天柱杉の前で。
上まで折れてないで葉を茂らせている母子杉。
14:45、登山口となっているヤクスギランド入口へ下山。
所要時間は、登り2時間20分、下り2時間15分。
登山口に居着いて人慣れしているヤクシカ。
下山後、6kmほど奥にある紀元杉まで走ってもらった。
結局頂上直下までのガス中の林は屋久島らしい趣きがあって良かったが、山頂部は展望がまったくなく、天柱石もはっきりみえなくて残念だった
素晴らしいという石塚山からの展望も含めてまた訪れたい思いの残った山だった。
帰りは、宮之浦で買い物をするとのことで、民宿まで送っていただいた。
◎気掛かりな台風6号
まさかこの時期に台風に遭うなどとは考えていなかった。予報では12日の午後に屋久島に近付くらしい。帰りの便が12日の9:55である。その便が欠航したら、それ以降の鹿児島と羽田での乗り継ぎがすべてパーになる。
今回お世話になったツアー会社に電話したら、空席があれば、明日の夕方の便に乗れるらしい。
明日は、4:51のバスで愛子岳へ登る予定なので、お昼までには宿に戻れそう。下山してからの対応にしようと考えている。
夕食。サケのフライとカニグラタンがメイン。カンパチの刺身は3日間同じだっが、小鉢料理は毎日違っている。
コンブさんは、10年ほど前まで帯広に住んでいた山女である。そのころから続いているブログ「コンブの日記」のお気に入りのトップに拙サイトを紹介してくれている。
結婚して屋久島へ移住する前に二人で北海道旅行に来て、拙宅に泊まって頂いたことはあるが、山への同行は初めてである。
太忠岳は、ヤクスギランドの北に位置し、山頂には天柱石という80mの巨岩が立っている。登山口は標高1000mのヤクスギランド入口にある。
石塚山は、さらにその奥にある山で、天気がよいと、宮之浦岳も含めた360度の大パノラマが魅力の山だという。
宿の近くから8:06のバスに乗り、8:35に安房合同庁舎前で下車。コンブさんの車で登山口を目指した。山は低い雲で覆われて姿は見えなかった。長いヤクスギランドまでの道を走る。
9:15、登山口をスタート。途中まではヤクスギランドの整備された遊歩道を進む。
吊り橋を渡り、ガス中の幽玄感満点の鬱蒼とした原生林の中を登る
途中の「ひげ長老」を見上げる
遊歩道と登山道の分岐の倒木の「蛇紋杉」
その後も名前のないが名前の付いたものにひけをとらない屋久杉や他の巨木が林立するガス中の鬱蒼とした原生林の中を進む。コケやジダ類もみごとだ。
大きな切り株のそばの江戸時代の屋久杉の切り出しや平木にして運び出すイラストが描かれた説明板。
1200mを超えてもアップダウンの激しい道で高度を稼げないもどかしさを感じる。
石塚山との分岐まで登ると、鬱蒼とした林を抜け、巨岩の間を縫う道となる。
ガス中で上まで見えない天柱石の基部に到着。日本庭園風の中でヤクシマシャクナゲが迎えてくれた。
11:30、岩壁に設置されたロープを頼りに、天柱石の基部にある広い岩のテラスの上に登る。実質的な頂上である。周りが垂直に切れ落ちているので非常に怖い。恐る恐る歩く姿をコンブさんに笑われた。
晴れていれば素晴らしい展望が広がるらしいが何も見えないので、下に下りた。
裏側に回ったら岩の下に祠があった。ほとんどの山に今でも続いている岳参りの祠があるという。
その下で昼食タイム。おにぎりやサツマイモやガスで沸かしたみそ汁までご馳走になった。石塚山は止めたのでゆっくり過ごした。
下山を始めるころにようやくうっすらと天柱石の上まで見えた。
ちょっと下った岩の上の天柱石の全貌が見える地点で他のグループと一緒に15分ほど粘ったが、諦めて下山の途に就いた。
途中の屋久杉の倒木を覗くコンブさん。
蛇紋杉まで下り、ヤクスギランドの登りとは違う150分コースの遊歩道を下る。
今まで見た中で一番高い天柱杉の前で。
上まで折れてないで葉を茂らせている母子杉。
14:45、登山口となっているヤクスギランド入口へ下山。
所要時間は、登り2時間20分、下り2時間15分。
登山口に居着いて人慣れしているヤクシカ。
下山後、6kmほど奥にある紀元杉まで走ってもらった。
結局頂上直下までのガス中の林は屋久島らしい趣きがあって良かったが、山頂部は展望がまったくなく、天柱石もはっきりみえなくて残念だった
素晴らしいという石塚山からの展望も含めてまた訪れたい思いの残った山だった。
帰りは、宮之浦で買い物をするとのことで、民宿まで送っていただいた。
◎気掛かりな台風6号
まさかこの時期に台風に遭うなどとは考えていなかった。予報では12日の午後に屋久島に近付くらしい。帰りの便が12日の9:55である。その便が欠航したら、それ以降の鹿児島と羽田での乗り継ぎがすべてパーになる。
今回お世話になったツアー会社に電話したら、空席があれば、明日の夕方の便に乗れるらしい。
明日は、4:51のバスで愛子岳へ登る予定なので、お昼までには宿に戻れそう。下山してからの対応にしようと考えている。
夕食。サケのフライとカニグラタンがメイン。カンパチの刺身は3日間同じだっが、小鉢料理は毎日違っている。