発足以来10周年を迎えたスキーを中心としたシニアスポーツクラブ「函館ライフスポーツ」の春の登山会で、一応リーダーとして、これまでの最高の43名のメンバーとともに、汐首岬の上の汐首山(三等三角点名)(290m)に登った。
天候は良かったが、風が強かった。しかし、山肌を覆うエゾヤマツツジと麓に咲くタニウツギがちょうど見ごろで、展望にもまあまあ恵まれた。ただし、下北半島は見えなかった。登り約3kmのNTT管理道路をたっぷり時間を掛けて登り下りした。
微かに見える函館山と戸井地区の海岸線をバックに登る
山肌を覆うエゾヤマツツジと海岸線と微かに見える函館山
強い東風を避けて昼食タイム・・・ポカポカして暖かかった。
野生馬の群れ
南面を彩るエゾヤマツツジ
津軽海峡を眺めながら何を語っているのか・・・?
山肌を覆うエゾヤマツツジを眺めながらの下山
初めて目にして、みんなで不思議がった道端のカシワの幼木にできたナラメリンゴフシ。
もちろんカシワの果実ではない。この直径4cmほどのリンゴのようなものは、その名もナラメリンゴフシ(楢芽林檎五倍子)と言って、ナラメリンゴタマバチという、極小さな蜂の虫嬰(虫こぶ)。
秋に交尾を終えたナラメリンゴタマバチの雌は木の根元に虫嬰を作り産卵を行う。この時に根元にできる虫嬰のことをナラネタマフシ(楢根玉五倍子)と言う。その後、この根元の虫嬰で育った雌の幼虫は冬に羽化し、枝先の冬芽に産卵を行うことによって、このリンゴのような形のナラメリンゴフシが形成される。
外国でも同じような例があるようで、英語ではオークアップル(oak apple)と呼んでいる。
帰りに寄った戸井ふれあい湯遊館。函館市民の65歳以上は50円といううれしい入浴料にみんな大喜び。