現在、道立函館美術館で開催されている特別展「鴨居玲展」を鑑賞してきた。
美術にそれほど関心がないせいか、恥ずかしながら初めて知る画家だった。招待券が手に入ったので、観に行ってきたという次第。
1928年に金沢で生まれ、日本のみならず、南米やパリ、スペインなどを渡り歩いては絵を描き続けた洋画家。没後30年を記念して、全国で巡回展をしているようだ。
美術館の説明によると、「鴨居玲(1928-85)が描いたのは、酔っ払いの男、しわに埋もれた老婆など、醜怪ともいえる人間像でした。それらの姿は、いのちとは何か、見る者に問いかけてきます。没後30年をむかえ、初期自画像から、スペイン時代、最晩年の神戸時代の作品まで、鴨居玲の生きた各時代の代表作を中心に、油彩、水彩、素描およそ100点を一堂に展示し、稀有な鴨居芸術の全体像を浮彫にします。」とのこと。
第1章:初期から安井章受章まで、第2章:スペイン・パリ時代、 第3章:神戸時代、 第4章:デッサンの4部構成で展示されていた。
パンフレットの裏側からコピー
絵のことはよくわからないが、暗い感じで、孤独感に苛まされるような何か異様な迫力に圧倒されながらの鑑賞だった。
北海道立函館美術館