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元山からの2つのピークを越え、笹山とのコル付近から八幡岳(左奥)と笹山(右)を眺める
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GPSトラックログ
例年この時期はニセコや増毛連峰で春山スキー登山を楽しむことが多いが、今年は、いろいろ所用が入っていて、遠征は無理である。仕方ないので、日帰りできる近郊の山を楽しむことにした。
今日は、Chiさんと一緒に、花が楽しめて、歩き応えのある江差の元山~笹山~八幡岳の循環縦走に8年ぶりにトライ。雪解けが早くて、春の花を楽しめるので、この時期に何度も訪れている山域である。
元山(522.0m)は非常に急な尖った山で、山頂からは江差の町並みや日本海の海岸線などの展望が広がる。
笹山(611m)は、江戸時代に開かれた道南五大霊場(ほかに太田神社、門昌庵、奥尻賽ノ河原、恵山賽ノ河原)のひとつである笹山稲荷神社が祀られている。道内では珍しい山岳信仰の山である。
八幡岳(664.6m)は、大千軒岳とともに道内最古の一等三角点が設置された山で、マナスル登山隊長でのちの日本山岳会会長の今西錦司氏も登っている山である。
なお、今日歩いた笹山の北の567ピーク~笹山の間は、江差町と厚沢部町の境界線稜線で、八幡岳への縦走路は、厚沢部町と上ノ国町の境界稜線である。
天気に恵まれて、花や芽ぶきの新緑も楽しめて、歩き応えもあって、素晴らしい山行だった。
8:35登山口~9:15元山~10:20笹山10:30~11:10八幡岳11:25~12:35登山口 [トータル4時間]
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登山口に着いたら、顔見知りの多い「北登会」という20人グループが先着していた。
その後に到着した、江差のHYML仲間のIさんご夫妻との初対面が叶った。
すぐあとにスタートしたIさんご夫妻とは元山で再び会ったが、元山~笹山と回ったようだ。
「北登会」は、逆に笹山~元山と回ったようで、こちらが笹山へ登っているときにすれ違った。
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元山までの登山道沿いに咲くテングスミレ フイリミヤマスミレ
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スミレサイシン シラネアオイ
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元山頂上直下
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元山頂上にて 遠く右側にまだ真っ白な遊楽部岳が見える。
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センボンヤリ オオサクラソウ
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オオバキスミレ
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元山から眺める越えなくてはならない笹山までの2つのピークと笹山を眺める。
8年ぶりの3回目の循環コースだったが、この3ピークへの登り、元山への登りすべてが急登で、結構応えた。
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笹山稲荷神社
古くから山岳信仰と結合、霊場として多くの信仰を集めていた。特に鰊漁業の守護神として松前藩の祈願所とされ、当時の藩の信仰も厚かったらしい。毎年6月1日がこの神社の例祭で、その日は一日中“大漁万作家業繁栄”を祈願する多くの信仰者で賑わっていたとのことだが、最近は参加者が少なくなったらしい。
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八幡岳への、まだ芽を吹き出したばかりの「笹山風景林」のブナ林の中を行く。
いつもこの時期に来ているので、新緑や黄葉のときは歩いたことがない。
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倒れていた山頂標識を立てての記念撮影。右下は一等三角点。
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高度を下げてくると、ブナが新緑の葉を広げていた。
下山してきたら、「北登会」のメンバーはまだ下りてきていなかった。
下山後、繁次郎温泉(大人300円、65歳以上150円)で疲れを癒して帰路に就いた。
もっと多くの写真と、詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
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