2018年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「災」に決まり、日本漢字能力検定協会が昨日、京都市の清水寺で発表した。
我が家でも、妻が「今年の一字は災だろうね?」と話していて、自分もそれ以外に思いつかなかった。案の定、そうなった・・・確かに、2月の北陸や福井での豪雪災害、6月の大阪北部地震発生、7月の西日本豪雨災害(死者200名)、7月~8月の1946年の統計開始以来の猛暑、さらには8~9月の台風21号、24号の直撃、極め付きは、身近な9月の北海道の胆振東部地震での被災とブラックアウトなどなど、平成最後の今年は、豪雪、地震、台風、猛暑、豪雨などの自然災害の脅威を痛感した1年だった。また、人災といわれるパワハラ騒動も多かった。
「災」は、前にもあったような気がして調べてみたら、2004年もそうだった。この年も、観測史上最多の10個の台風、新潟中越地震、浅間山の21年ぶり爆発噴火、夏は記録的な猛暑の年で。今年と同じような年だった。
この「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会が一年の世相を表す漢字を一般投票で決める企画で、12月12日の発表される。12月12日というのは「漢字の日」なのだそうだ。 「いいじいちじ」と読み、1いい 2字 1いち 2字という語呂合わせのようだ。毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしいという願いを込め、日本漢字能力検定協会が1995年に制定している。しかし、これまでを見ても、「いい字」だけでなく「良くない字」が多いのも気に掛かる。
新しい年号を迎える2019年は、「災い転じて福となる」年になってほしいものである。
今朝、我が家のベランダの窓に飛び込んできた久しぶりの朝日
ちなみに、自分の今年の漢字は「歩」だったと思う。3~4月に43日間続けて歩いた「四国遍路」(逆打ち、88ヶ所+別格20ヶ所、1400km)と、11月に10日間歩いた「旧奥州街道」(三厩~盛岡)を合わせると53日にもなる。
同じ歩きではあるが、山行日数は天候にも恵まれなかったこともあり、退職後15年間で最少の59日だった。だんだん登りたい山がなくなってきて、山だけで100日を超えることがここ数年難しくなっている。そこで、2015年から歩き旅と山旅を足して100日突破を目標にするようになった。
山旅から歩き旅にシフトチェンジした感じになった年でもある。しかし、山旅は車中泊で歩けるが、歩き旅は宿代が掛るのが難点である。いつまで続けられるか・・・?