
雲の平のチングルマの群生
黒岳はこれまでに残雪期の3回を含めて9回は登っているが、花の時期に登ったことがなかった。しかも、黒岳だけの登山は標高年の1984年に家族で登った切りで、それ以外はすべて他の山へ足を延ばしている。
今回は初めて花の時期の訪問なので、花の群落が広がっている雲の平をメインに、天候が良かったらお鉢平を周回する計画だった。
朝起きたら、雲が低いので諦めてのんびりしていた。6時半ごろになったら、雲が薄くなり黒岳も姿を見せた。慌ててバナナ1本口にして、準備をし、7:20のロープウェイに乗った。
まずは、黒岳へ

リフトを乗り継いで、7合目登山口へ。正面に黒岳が聳える。
7:50、7合目登山口をスタート。登山道沿いの花が予想以上に多いことに驚きながら登っていく。

モミジカラマツ

チシマノキンバイソウの群落

チシマフウロ

クロユリ

エゾヒメクワガタ

キバナノコマノツメ

エゾノレイジンソウ

紅葉時期のビューポイント、9.5合目のまねき岩。手前の黄色なウコンウツギ、奥の白はウラジロナナカマド。

エゾノホソバトリカブト

チシマアザミ

8:50、ちょうど1時間で黒岳到着。お鉢平周回コースの北海岳や間宮岳の稜線は濃いガスに覆われている。
見えている途中の雲の平がメインなので、ガスが取れなければお鉢平展望台で戻ることにして前進。
雲の平経由お鉢平展望台まで

キバナシャクナゲの群落

ヨツバシオガマ

ウラジロナナカマド。2ヶ月あとには見事な紅葉になる。
メインの雲の平の花々

チングルマの群生

手前はエゾノツガザクラ、後ろはキバナシャクナゲ

エゾコザクラとチングルマとエゾキンポウゲ

チングルマの塊

クロマメノキ

ミヤマリンドウ
なお、昨日画像にアップしたコマクサ、イワウメ、チシマキンレイカ、メアカンキンバイ、ミヤマキンバイ、イワヒゲ、マルバシモツケ、イワブクロ、エゾノイワツメクサなども多く見られた。

お鉢平から流れ出る北海沢

8:50、お鉢平展望台到着。周りの稜線がガスで覆われているお鉢平を見下ろしながら休憩。
お鉢平とは、中央部直径約2㎞の窪地で、約3万年前にあった新期大雪火山が爆発した跡(カルデラ)。
有毒ガスが出ているので立入禁止。熊が死んだこともある。
ガスの稜線歩きは嫌なので、お鉢平巡りはやめにして、ここで戻ることにした。なお、お鉢平周回は2回しているので無理することはない。
10:00下山開始。11:10黒岳へ戻る。12:00 7合目登山口到着。リフトとロープウェイを乗り継いで12:30下山。7合目から登り2時間、下り2時間。

ホテル大雪の7階展望風呂からの眺め
このあと、『Ho』の半額入浴クーポン(400円)が使えるホテル大雪の温泉に入り、のんびりブログを打つ。
次の予定は天人峡から化雲岳~五色ヶ原のロングコースなので、明日は天気の良し悪しに関わらず山は休養日。明後日は雨予報なので、21日以降に期待。