
26年ぶりに目にできた1株だけのエゾルリソウ
旭川の道の駅で雨上がりの朝を迎える。雨の心配はなさそうだが、雲は低い。もし登れたら、富良野岳をメインに、これまでとは逆回りで、かみふらの岳から三峰山を経由して周回するつもりだった。
ダメでも、登山口の十勝岳温泉の上ホロ荘は、7:00から入浴も休憩もできるので、そこで1日過ごしても良いと思い、そちらへ向かう。途中雨に降られたが、向かっているうちに雲が切れて、山肌も見えるようになった。
稜線のガスが晴れることを期待してスタートしたが、結局最後まで1600m以上は、濃いガスに覆われたままだった。それでも、風もなく、多くの花を見ることができた。また、土曜日なので、登山者も非常に多かった。
まずは、かみふらの岳を目指す

7:00、雨上がりの十勝岳温泉駐車場をスパイク長靴でスタート。

安政火口を見ながら進む。

登山道沿いにミヤマリンドウの群生を目にする。

安政火口分岐を越え、さらに登ると、荒々しい安政火口壁が見えてくる。
その上で、上ホロ分岐からかみふらの岳を目指す。
このコースは前回は下っているが、富良野岳へのコースより距離は短いが非常に急な登りが続く。

ウコンウツギの花のアップ

いろいろな花の咲く花畑。エゾノツガザクラ、エゾコザクラ、ミヤマキンバイ、チシマフウロなど。
1600mを越えた辺りで濃いガスの中に入る。濡れるのでカッパを着た。

あちこちに見られたイワヒゲの群生

8:55、約2時間でかみふらの岳に到着。天気が良ければ上ホロカメットク山へも寄りたかったが、そのまま三峰山を目指す。
次の三峰山へ

なにも見えないガレ場の稜線を進む。

やがて、両側一面のチングルマの群生の中を進む。いろいろな花が多くなってくる。

エゾノアキノキリンソウ(コガネギク)

イワブクロの群生

9:30、三峰山(1866m)を通過。
いよいよメインの富良野岳へ

エゾツツジとマルバシモツケ

斜面を覆うチシマフウロ

ウサギギク

下山口分岐のヨツバシオガマの群生

ミヤマオグルマとホソバイワベンケイ

ガスの水滴で頭を下げるコマクサ

斜面一面を覆い尽くすエゾノハクサンイチゲ

頂上手前のチシマフウロとチシマノキンバイソウの斜面

ミヤマアズマギク

10:40、6回目(3回は原始ヶ原から)の富良野岳(1912m)山頂に到着。
展望もないので、簡単に腹ごしらえをして、10分後に下山開始。

1600mより下になると、視界が開け、雲の下に下界が見える。
13:00、ちょうど6時間で登山口到着。着替えてすぐ下の上ホロ荘へ。
1000円でラーメンと入浴セットを利用。いつのまにか外は雨になっている。16:00にはブログをアップすることができた。しかし、編集し直そうとしているうちに、なぜか、記事のほとんどが消えてしまった。充電をしながらの作業でスマホが熱を持ち過ぎておかしくなったようだ。
テレビの相撲を見ながら充電をして、気を取り直して書き直した。
稜線は濃いガスで展望には恵まれなかったが、すでに2回歩いた稜線なので、風もなく、花が見られただげでも大満足だった。でも、山はやはり晴れた方が良い。
残りの天人峡からの化雲岳~五色ヶ原は、なんとしても晴れたときに登りたい。明日は無理みたいだが、明後日は、予報では最近で一番良い予報である。その後はまた雨絡みの予報が続いている。