昨夜は、ビールを飲んで夕食を食べたら眠たくなったので、歯磨きしてすぐに寝た。涼しかったこともあり、トイレには何度か起きたが、12時間も爆睡することができた。
久しぶりの2日連続登山だったが、筋肉痛もなく、それほど疲れもないのがうれしい。
今日の午前中は雨が降ったり止んだりだったが、午後には青空も広がって、30℃越えの真夏日だった。どう過ごすか、ネットで調べていたら、湯沢市街に武家屋敷の面影を残す通りや3軒の酒造メーカー、古い商家や民家などがあることが分かった。3日前は主に郊外の観光地を巡ったが、今日は市街地の歴史探訪を中心に街中を走り回った。
まずは、2連泊した道の駅おがち・小町の郷のすぐそばにある小町堂へ。
この小町堂は、世界三大美女の一人「小野小町」の生誕地に小野小町を偲んで建立された朱色のお堂。小町が愛したと伝えられる芍薬が植えられていたことから「芍薬塚」とも呼ばれていた。
市街地に入ってまもなくの地点に残る愛宕町の一里塚。五街道の歩き旅でも、これほど見事な槻ノ木(ケヤキ)は見たことがない。ここは、羽洲街道だが、樹齢400年というから、この一里塚が設置されたときに植えられたものであろう。昭和38年に秋田県文化財に指定。
湯沢市街は、佐竹南藩の城下町として、さらには、羽洲街道の宿場町として栄えた町である。
武家屋敷の面影を残す通り・佐竹南藩の墓所
羽洲街道の1本山側の内町は、武家屋敷通りだった。角館のように武家屋敷が残っているわけではないが、黒い塀を回した屋敷や、それぞれの屋敷森や生垣にその面影を感じることができる。
最後の写真の山内家の門は、江戸時代末期建立の薬医門といわれる。
この武家屋敷通りの中央に、湯沢城正門があり、その通りに佐竹南藩の菩提寺である清涼寺と墓所があった。
3軒の酒造メーカー
秋田県は酒どころで、酒造メーカーも多い。ここ湯沢にも多くの酒蔵があったらしいが、現在でも3軒が営業を続けている。
明治7年創業の両関酒造第一工場~両関大吟醸雪月花が有名。
両関酒造第二工場
創業400年の木村酒造~福小町が有名。秋田県でも最も古い酒蔵のひとつ。
美酒爛漫で有名な秋田銘醸は、近代的な工場だった。大正11年設立。
町並みや商家・古民家等
羽洲街道湯沢宿の中心地だった柳町本通り。この通りに宿場の本陣や脇本陣があった。
その交差点に建つ藏造りの桐谷呉服店
羽洲街道に面して建つひときわ目につく、元呉服商の山内家。重厚な切妻形のやねをもつ本住宅主屋のほか、敷地内には軽快な意匠でまとめられた裏座敷の他、文庫蔵、道具蔵、商品蔵、穀蔵といった土蔵群が立ち並び、それらは、国指定の重要文化財になっている。
こんな洒落た個人住宅も目についた。
あちこちに古い黒塀を残す民家が多く目につく。
清水も目につく
「力水」~この辺りに佐竹南藩の屋敷があり、この「飲めば力が湧く」ということから名付けられた清水を愛飲していたという。今は、市民に愛飲されている。
羽洲街道沿いにある「犬っこ清水」
湯沢城址までは、車では行けず、往復で1時間以上も掛かるという。上に登っても何もないそうだ。暑いのでパス。
その代わりに、湯沢市街が一望できる前森公園展望広場へ。
このあと、避暑できる図書館へとも思ったが、たまたま通りかかった市役所の広いロビーが、休庁日にもかかわらず開放されていた。クーラーのも効いているので、ここで避暑しながらブログアップをした。その後、やはり、クーラーの効いたコインランドリーで洗濯をしながら持参した本を読んだ。
昼食は、3日前に買った、インスタント稲庭うどんを賞味。インスタントものとは思えないほど、麺の腰もあり、出汁も美味しく、全部飲み干すほどだった。
夕方には、4泊5日お世話になった湯沢市と別れて、明日予定の丁岳に近い由利本荘市の道の駅清水の里・鳥海郷へ移動した、