癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

癌春生活講話

2008年06月14日 | 大腸癌日記
          

 本日、午後2時から「道南 生と死を考える会」の6月例会で講話をしてきた。演題は「癌春生活を新たな生きがいとして・・・・」

 4月下旬に依頼された時点では、自分の拙い経験で何か役に立つのであればと思って引き受けたが、すっかり元通りになってしまった今では、果たしてその資格があるのだろうかと恐縮しながら1時間半話してきた。

 2日前の北海道新聞朝刊(全道版)や昨日の夕刊「みなみ風」のイベント紹介欄にも掲載されて、中には、札幌の友人から「坂口さんの講演があるよ」と電話をもらって参加したという人もいた。

 参加者に配布したレジュメは、下記から見られます。
 http://sakag.web.infoseek.co.jp/kouen-reju.jpg
 (現れた画像の右下のマークをクリックすれば、実物大で読むことができます) 

『山と渓谷』7月号に拙稿「三国山」掲載

2008年06月13日 | 登山・旅行
            

 ここ数年、『山と渓谷』の「全国隠れ名山」シリーズに、年2回のペースで、北海道の山の紹介記事を依頼されている。

 今年は、明日全国発売となる7月号に、東大雪の「三国山」が掲載されている。
さらに、8月号には、「徳舜瞥山とホロホロ山」が掲載予定で、すでに原稿や写真を提出済みである。



今日は、帯広から遠征してきて、昨夜拙宅に泊まって一緒に飲んだ岳友の山チャリさんの恵山と海向山に付き合う予定だったが、雨で中止。お陰で、日高遠征のHPの更新と明日の講演の準備がはかどった。彼は函館観光に切り換えて、明日の大千軒岳の予定で松前向かった。

朝靄

2008年06月12日 | 登山・旅行
            

              朝靄とは静寂のことか・・・・?
                 夜明け前に立ち込め、太陽が昇ってしまうと消えてしまう・・。

              今朝2時過ぎに帰路に就いた。
                 3時半過ぎには、夜が明け、4時前には太陽が昇った。
                    そのわずかな時間の間に、出会った光景。
            

            

            

            

ガスと雨の幌尻岳

2008年06月11日 | 登山・旅行
日高道の駅発信~

夜明け前は十勝側は晴れていたが、まもなく日高側からの濃いガスに覆われてしまう。途中で雨になったら戻ることにして、テントを畳んでデポして幌尻を目指す。

花は昨日のほかには、ミネズオウ、コメバツガザクラ、ミヤマキンレイカの蕾くらい。雪は少ないが花は遅いくらい?

ほとんど展望ない中をアップダウンの大きいいくつかのピークを越えて3時間ちょっと。戻り始めたら横殴りの雨。北戸に着いたら雨が止む。帰りもは3時間にお釣りが5分。

癌を宣告されたときには、果たして再びハイマツと岩の日高の稜線を歩けるようになるだろうかと不安だったので、悪天候でも歩けるだけ幸せというものだ。贅沢は言うまい。

11時、北戸から下山開始。リュックが重い。ヌカビラ岳まで来たらガスも取れて陽が差して来る。

それにしても、北戸のコースは沢も尾根も急で長くてきつい。雨上がりなので滑る滑る・・・。取水ダムまで4時間ちょっと。今日の行動時間10時間超え。病み上がりの64歳にはこれが限界。

沙流川温泉に入ったら、運転する元気なし。野菜チャーシュー味噌ラーメンをたべて、ビールを飲んで、車の中でバタンキュウ!

詳しい山行記録は下記からどうぞ!
http://sakag.web.infoseek.co.jp/porosiri08.htm

北戸蔦別岳山頂より

2008年06月10日 | 登山・旅行
(画像は、テントのバックに連なる戸蔦別岳と幌尻岳)


術後3ヶ月半で抗がん剤を飲みながらも縦走装備で日高の主稜線に立ち、テント泊ができる幸せに感謝・感激!

今朝早く穂別町と平取町の境界稜線上の宿弗山(867m)に登り、日高町に移動して北戸蔦別岳(1912m)へ。ゆっくりペースて取水ダムから5時間半。

天候も最高! やや霞みながらも北日高の山は全部見えている。そんな展望一人占め!

ヌカビラ岳の下の岩場でしか見られないカムイコザクラがちょうどピーク。たくさん咲いていて、しっかりと捕まってしまう。実はこの花と幌尻再訪が今回の狙いだった。幌尻は明日ピストン。

それにしても残雪は少ない。2年前に10日後に伏美から縦走したときよりかなり少ない。夏道が消えて分からなくなることはないのでアイゼンは途中にデポ。しかし、花は例年並み。キバナシャクナゲもほとんど蕾。ウラシマツツジは満開。今日はそんなものだった。

検診、そして、日高の山へ

2008年06月09日 | 大腸癌日記
 今日は、量を2/3に減らして2週間服用し続けた抗ガン剤の副作用の有無を血液検査で調べた。その結果、4週間前のような肝機能への副作用は見られなかった。

 2週間禁酒してしたこともあり、γGTPも正常値内には戻っていなかったが、2週前よりはかなり減っていた・・・ということで、今の量で抗ガン剤をさらにひと月間服用することになった。途中で、体調に変化があったら、いつでも来て欲しいとのことだった。

 医者からOKも出たので、今日の午後から、天候の安定している4日間を利用して、日高の北戸蔦別~幌尻岳へ出掛けることにする。術後初のテント泊の挑戦である。今日は移動のみ、明日の朝の内に穂別の宿弗山に登り、その後、日高町から北戸蔦別岳へ登ってテント泊。明後日に幌尻岳ピストンして下山の予定。

初夏

2008年06月07日 | 日常生活・つぶやき
        昼から晴れ間が広がったので、MTBに跨り、五稜郭公園へ・・・・。
          目的は、1週間ほど前のジョギング時に目にしたカルガモの親子と咲き始めたハマナス・・・。

            

        1週間前に初めて目にしたときは、まだ、親の直ぐ後ろにピッタリくっついて固まって泳いでいた。
          しかし、今日はもう大きくなって、勝手に親の前を泳ぎ回っている。
            やはり、後ろを付いて泳いでいる方が可愛い。

            

             そして、ハマナスもすでに多くの花を咲かせていた。
               この花を見ると、昔から、なぜか夏の到来を感じるのである。

 
 その後、サイクリング宜しく、四季の杜へ向かい、桔梗高台経由で帰ってきたが、登りがきつくてサイクリングではなく、しっかりとトレーニングとなった。

朝風呂~谷地頭温泉

2008年06月06日 | 日常生活・つぶやき
 朝から雨・・・本日の予定だった「函館ライフスポーツ」の大千軒岳登山会は、昨日の内に中止決定。車8台を連ねての33名のメンバーを案内する予定だった。それだけに残念ではあったが、来年の楽しみということで・・・。

 そんなわけで、予定が空いてしまった・・・朝7時過ぎに、妻の用事で東川町へ出掛けたついでに、二人で久しぶりの谷地頭温泉で朝風呂を楽しむことにした。いつもは、函館山登山の帰りに入ることが多いのだが、好きな温泉の一つだ。

            

 この谷地頭には、明治15年(1882年)開業の旅館や料亭、遊郭などを併設した勝田温泉があり賑わっていたらしい。昭和50年代前半にこの勝田温泉に入った記憶があるのだが、いつなくなったか分からない。とにかく熱いお湯だった。

 さて、この市営谷地頭温泉は、昭和26年(1951年)、函館市水道局がボーリングを実施して開業したのが始まり。さらに、平成10年(1998年)にリニューアルされて、広々とした施設になり、今日に至っている。長い間市民の憩いの場所として親しまれている温泉である。

 建物はたいへん立派なこともあり、ほかの土地から来た人は、銭湯と同じ390円という入浴料にはビックリするようだ。函館市の温泉に対する思い入れがよくわかるというものだ。

            

 浴室は小さな体育館のような雰囲気でかなり広い。壁際にずらりとカランが並んでいるのは壮観だ。浴槽は高温、中温、気泡の3つある。お湯はタオルが茶色になってしまうほど赤茶色に濁っていてかなり熱い。浴槽の端に丸い給湯口があるが湧き出すお湯は濁りは少ない。空気に触れて赤くなるらしい。

 露天風呂は函館五稜郭にちなんで5角形の星型になっている。湯船の縁は太いヒノキでなかなかよい。谷地頭温泉は住宅街にあるので塀が高くあまり景色は楽しめないが、函館山の緑は見える。

 この温泉は、非常に温まるのが特徴である・・・のんびりと入ったので、朝から一日中ポカポカと気持ちよく過ごすことができた。

            

 上記の絵は、リニュアルされる前の姿である。自分にとっては、今より印象が強い。天井も今より高く、暗くて反対側がよく見えない広い体育館のような浴室の真ん中に楕円形のプールのような大きな浴槽。深くて赤茶けたお湯なので、底が見えず、恐る恐る入ったことが思い出として残っている。お湯も昔の方が赤かったような気がする。


 実は、この温泉の敷地内に18歳未満お断りの隠れたる名所?があるのは、意外と知られていない。
 その名も、ズバリ「御珍宝神社」・・・れっきとした市立神社である。

            

 昭和27年にこの温泉の整地をしたときに、このままの合体状態で出土したそうである。当時の市長が命名して、子孫繁栄の神社として祀ったそうである。

 なお、ネーミングに際しての逸話(眉唾ものだが)も文献『北海道ゆかいゆかい物語』で紹介されている。御珍宝神社ではなく、平等に(笑)御珍宝御万長神社にすべきだとの意見もあったが、当時の函館市の女性職員の「御珍宝あっての御万長ではありませんか。」との謙虚きわまる意見で討議がまとまったとか・・・。

函館市内の最高峰

2008年06月04日 | 登山・旅行
 ずっと悪天候と寒い日が続き、いささかうんざりしていた。しかし、今日は、久しぶりの好天。4時半過ぎにもう朝日が昇る・・・日の長くなったことを実感。ようやく気温も上がり、初夏らしい天候になった。

 天気予報も良くなかったのと夕方に会合があるので、山の計画は立てないでいた。しかし、久しぶりの好天がもったいないので、気軽に登れる函館市内最高峰・袴腰岳(1108m)に向かった。

 10日ぶりの山・・・すっかり緑も濃くなり、気持ちの良い汗と歩きを楽しむ。ポカポカ陽気の下、珍しく頂上で下界を眺めながら1時間近くもくつろいだ。平日にもかかわらず、横津岳から縦走してきた人が3名、同じ新中野ダムコースから登ってきた人が3名もいた。みんな、久しぶりの好天に誘われて来たようだ・・・。

 登り 1:35,下り1:10

 詳しい山行記録は、下記からどうぞ!(明日アップ予定)
 http://sakag.web.infoseek.co.jp/hakama08.htm

医者、用水路を拓く

2008年06月02日 | イベント鑑賞・参加
 昨夜、芸術ホールで開催された、拙サイトのトップページでも「講演会のお知らせ」として紹介してきた中村哲氏の講演会に参加してきた・・・演題は、「医者、用水路を拓く」。 

http://www.geocities.jp/hymlweb/nakamura-kouen.jpg

 800名収容の芸術ホールが満杯で、特に高校生の参加も多かったのが印象的であった。実行委員会のメンバーによると、前売り券が直ぐに売れ切れたらしい。5年前にも函館で講演会があったらしいが、恥ずかしいかな私は今回の講演会を友人から紹介されるまで、氏のことは全く知らなかった。

 演題から、「なぜ、医者が用水路を?」という率直な疑問を抱いての参加であった・・・。

 要するに、パキスタンとアフガニスタンの国境付近で、1984年からの貧困層や難民の診療に携わり、当初は、診療所や病院の建設に取り組んだが、水がないために、また干魃のために幼い命がどんどん奪われていく。井戸や用水路の確保が、結果的に診療で命を救うより多くの命を救い、生活基盤としての農業の振興にも繋がる・・・・「百の診療所より一本の用水路を!」ということで、2000年以降はアフガニスタンを襲った大干魃対策で水源の確保事業、03年からは灌漑水利計画に取り組んだ経過と苦労が中心のお話であった。

 戦乱と大干魃の中、先頭に立ち、現地の人たちを動かして、1500本の井戸を掘り、13kmの用水路を拓いた。診療所や病院の建設も含めて、それらを支えたのが日本からの寄付金によって賄われている「ペシャワール会」という団体である。

 詳しくは、氏が代表を務める「ペシャワール会」のサイトに記されているので、下記をご覧いただきたい。
↓ 
 http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/

 わずか150cmほどしかない小さな体で、力味のない淡々とした静かな語り口・・・それだけに余計内に秘められた情熱とバイタリティの偉大さに感動しながら会場を後にした。 

五稜郭公園のツツジとフジ

2008年06月02日 | 花・紅葉だより
             
             ようやく、連日の雨も上がり、少し暖かくなったので、
                 ちょうど見頃の五稜郭公園のツツジとフジ目当ての散策に出掛けた。

             

             

             

             

             

             

             


       しかし、本命は、「花より団子」にあった・・・・
         公園のすぐそばにあるトンカツ屋の老舗「とんき」の創業35周年記念感謝フェア
           今日から3日間限定のワンコイン(500円)定食・・・手前がヒレカツ定食、奧がエビフライ定食

           

連日の悪天候でPC漬け

2008年06月01日 | PC・HP・ブログ
             (今がちょうど見頃の五稜郭公園のフジとツツジ・・・昨年の画像)

 ここ1週間は、連日異常な寒さと悪天候が続いている。先週の日曜日も今日の日曜日も、ともに朝から一日中冷たい雨・・・この2週に集中している小学校の運動会がどちらも流れて可哀想。また、連日、ポータブルストーブのお世話にもなっている・・・・今年の天候は、異常に暑くなったり、寒くなったりとメチャクチャな感じだ。

 寝袋にくるまって本を読んだり、TVを見たり、思い出したようにエアロバイクに跨ったりもするが、「山とPCがなければただの人」と妻にバカにされている私としては、当然、PCの前に座る時間が長くなる。

 そこで、ここ数日間で、時間の掛かるHPの一部引っ越作業に取り組んだ。今利用しているHPのサーバーは有料のinfseek(300MB)である。しかし、1年ほど前に全容量が300MBギリギリになったので、一部引っ越しの必要を感じた。そこで、無料のサーバーを探したら、なんと1GBも可能なFC2がみつかった。

 本当は、全てを無料で容量の多いFC2に引っ越したいところであるが、引っ越しに莫大な時間と手間が掛かるし、トップページのURLの変更も面倒くさい。そこで、暇な時に少しずつ引っ越しをしてきた。これまでに、「四国遍路」と「海外トレッキング」を引っ越したが、今回は「本州・四国・九州の山」に取り組んだ。お陰で、現在のinfoseekの方は230MBにまで減った。これで、暫くは心配ない状態になった。

 さらに、開設して2年半になるこのブログ「癌春日記」のカテゴリーの細分化にも取り組んだ。「気まぐれ日記」時代は、カテゴリー分けはしなかったが、この2月に「癌春日記」に変更してからは、「一般日記」と「大腸癌日記」と2つに分けて来た。

 今回は、それを「登山・旅行」「大腸癌日記」「花・紅葉だより」「スキー・クロカン」「PC・HP・ブログ」「日常生活・つぶやき」「オフミ・飲み会」「イベント鑑賞・参加」「街並み・歴史探訪・ドライブ」「食べ物」の10項目に細分化してみた。

 しかも、これまでアップしてきた全部で529もの記事の全てに適用したために、これまた時間を要した。しかし、この2年半の出来事をずっと振り返ることができて、結構楽しかった。

 今週1週間の長期予報をみても、パッとしない天候が続きそうだ。しかし、なんだかんだと連日所用が入っていて、30人以上を案内することになっている6/6(金)のライフスポーツの大千軒岳登山会以外の山はしばらくお預けになりそう・・・。
 
 そんなときに、またガソリンが1㍑10円ほどの値上げだとか・・・昨日、慌てて満タンにしてきた。悪天候をいいことに、少しガソリンの消費量を抑えることにしよう・・・。