癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

標高年の緑岳と小泉岳の花見山行

2019年07月17日 | 登山・旅行

 今日の予定は、今年が標高年の緑岳(2019m)とそこから小泉(2158m)までの大雪山系でもっとも高山植物の花の種類の多い稜線のピストンだった。

 花見山行なので雨さえ降らなければ、ガス中登山でも良いと思っていた。層雲峡公共駐車場で朝を迎えたら、雲間に青空が覗いている。嬉々として準備をし、登山口の高原温泉へ向かう。

 高原温泉ですでに標高1300mである。緑岳までは標高差700m強である。

まずは、緑岳へ


 5:00、登山口となる高原温泉をスタート


湯煙を上げる源泉地帯。ここから1500mまで急登が続く。


切り株に咲いているゴゼンタチバナ


見晴台から、天気予報からは考えられないみごとな青空の下の高根ヶ原の稜線を望む。下は高原沼地帯。


急登を登り切ると第一花畑。先に緑岳が見える。右奥の小泉岳はガスの中


登山道の左はキバナシャクナゲ、右はエゾノツガザクラ


チングルマの奥にアオノツガザクラとエゾノツガザクラ


エゾコザクラの群生


1株だけ目についた開花前のチシマノキンバイソウ

まもなく、第二花畑を通過。花はなかった。この先に15分くらいの長い雪渓歩きが続く。
雪渓を抜けて、平坦な道を進むと、緑岳山頂まで、露岩のジグザグ道の急登が続く。


メアカンキンバイ


イワブクロ(タルマイソウ)


マルバシモツケ。標高を上げると矮小になって可愛い。


エゾイワツメクサ


ヒメイワダデ


7:15、2時間15分で3回目の緑岳に到着。

花の稜線を小泉岳まで


このあと進む小泉岳までの花の稜線


頂上から少し下った地点からガスがまとわりつく裏旭岳~熊ヶ岳を眺める。

下って行き、白雲岳避難小屋分岐を越えて、登り返す辺りから花の競演帯が続く。


もう遅いと思っていた、ここでしか見られないチョウノスケソウはまだ残っていた。
今年は当たり年のようで、花も多く、花弁も大きかった。


まさに花の競演。手前はミヤマアズマギク


キバナシオガマ


ホソバウルップソウ


チシマキンレイカ(タカネオミナエシ)


高山植物の女王コマクサ


エゾタカネツメクサ


一面に広がるエゾタカネスミレ


オヤマノエンドウ


ミヤマキンバイ


イワウメ。ほとんど終わっていた。


レブンサイコ


エゾツツジ


イワヒゲ


ホソバイワベンケイ


8:15、3時間15分で、頂上感のない7回目の小泉岳山頂に到着。白雲岳はガスに巻かれている。
07年には、ここから赤岳と白雲岳を回って、麻雀の大三元(緑・赤・白)登山をしている。

 寒いので、5分ほどで下山開始。帰りも写真を撮りながら下る。


長い雪渓歩きを終えて第二花畑の上から振り返ったら、緑岳も小泉岳(すぐ右奥)も姿を見せていた。

 11:00ちょうど、登山口に到着。登り3時間15分、下り2時間40分の手頃な花見山行だった。このあと層雲峡に戻り、黒岳の湯に入り、休憩室でのんびりブログを打つ。

 明日は、黒岳からお鉢平一周の花見山行の予定だが、これも天気次第。

大雪方面の山旅へ

2019年07月16日 | 登山・旅行

 今日から26日まで空いていたので、大雪方面の山旅に出た。天気予報は、はっきりとした晴れもなければ雨もない。ほぼ連日曇りである。そんな中、花狙いの山をいくつか計画してきたが、まさにお天気任せである。天気の読みと山に登らない日の過ごし方に頭を悩ましそうな10日間となりそう。

 今日は、4年ぶりに登山道が整備された今金町のカニカン岳に登ってから、大雪方面へ移動するつもりだった。4時前に家を出て、美利河まで行ったが、霧雨が降っていた。諦めてそのまま北上。時間はたっぷりあるので、上富良野の富田ファームに寄った。

富田ファーム

 久しぶりに寄ってみたが、来る度に規模が大きくなり、東アジア系の観光客が多くなっている。

















 明日は今年が標高年の緑岳(2019m)~小泉岳の予定なので、層雲峡公共駐車場まで走った。今日も大雪山系はすべて姿を隠したままだった。まず展望は期待できそうもない。花狙いなので、雨さえ降ってなければ登るつもりだが、果して…?

10日前の森町駒ヶ岳の「高原食堂」初訪問記

2019年07月15日 | 食べ物

 国道5号線の駒ケ岳付近には、営業を止めたり、廃屋になったりしているドライブインの建物が多い。その中で、ここの国道5号線が新しく整備され、まだ未舗装だった50年ほど前から営業を続けているのが、この「高原食堂」と隣の「御食事処水嶋」である。
 ちなみに、旧国道5号線は、森町の姫川から駒ケ岳神社の前を通り今の大沼IC出口手前までは鉄道の東側を通っていた。今でもその道路は残っている。

 2軒とも見た目には、果たして営業しているのか?と思うような古い建物である。もっとその感の強い「御食事処水嶋」には昨年の12月に初訪問している。
 これらの店構えで長い間営業を続けているのには、それなりの理由があるのだろう。「御食事処水嶋」は外観からは想像もできないような本格的な美味しい洋食が売りだった。
 たびたびTVでも取り上げられているこの「高原食堂」は、いつも大型トラックが多く停まっている。昔から長距離トラックが多く停まっている店は美味しいと言われている。きっと味も良くボリュームもあるに違いないと思っていた。

 10日前の7/5の夕方、「八雲山車行列」を観に行くときに、初訪問が叶った。


 店内は広い小上がりになっていて、まさに昭和チックな雰囲気がプンプンである。
 壁には先代が集めたという古い時計がたくさん掛けられ、漫画本も豊富に置かれている。


厨房側の壁には多くのメニューが掲げられている。メニューはテーブルにも置かれている。
その端には昔の女将であったであろう?おばあちゃんが座って、注文の取り次ぎをしていた。

 ネット上でいろいろ調べたら、何を食べても美味しいらしい。メニューを見るとすべて1000円以下のリーズナブルな価格である。その中で、ボリュームもあり味の評判の良い、ここ駒ケ岳特産のひこま豚の肉を使った「焼肉定食」と「カツ定食」を注文した。どちらも900円。

 なお、ひこま豚は、生産者「日浅」が「駒ヶ岳」の麓にある森町で作っているSPF豚であることから「ひ(日)こま(駒)豚」と名付けられた。


カツ定食。ご飯はどんぶりで、汁椀も大きいが、カツも大きい。


焼肉定食。こちらも肉の量が非常に多かった。
 どちらも評判通り、特に肉そのものが非常に美味しかった。

 気になるメニューに「新ちゃんカレー」(750円)というのがあった。これは、いつもこのお店に訪れる「新ちゃん」というドライバーが毎回食べていたことからレギュラーメニューへと昇格したものらしい。
 ほかのサイトでその写真を見たら、大盛りご飯の上にカレーがだだだーっと掛けてあり、なおかついい具合に半熟の目玉焼きが2個乗っけられている。

 このようなことからしても、昔から長距離トラックのドラーバーさんたちとともに栄えて来た店なのであろう。いつまでも長く営業してほしいものである。 

市民の森アジサイ園

2019年07月14日 | 花・紅葉だより

 朝のうちにペテガリ岳の山行記録を「一人歩きの北海道山紀行」にアップし終えた。
 午後から雨予報だったが、雨が降らなかったので、妻も一緒に市民の森まで車を走らせた。
 このアジサイ園には21種類があり、今咲いているものだけをカメラに収めて来た。名称は省略。
























最後は花より団子ならぬソフトクリーム


7/21にはアジサイフェスタが開催される

ぺテガリ山行の余韻の中での墓参りと古民家カフェ「のらいぬ」再訪

2019年07月13日 | 登山・旅行

Yaさんに送るA4判でプリントアウトした山頂記念写真、昨年発刊のテツさんの著書、画像を送るUSBメモリ

 アップダウンの激しいハードなロングコースで有名な「遥かなる山」ぺテガリ岳は、12年ぶり4回目の登頂だった。
 今回は、Yaさんの日本二百名山完登達成のサポートがミッションの山だった。やはり初登頂ながらも気心の知れている『北海道夏山ガイド』の執筆者でもあるテツさんが取材を兼ねて同行してくださったのも心強かった。

 単独では無理だと思っていたYaさんは本当にうれしかったらしい。自分も日本三百名山踏破をしているので、その喜びは良く分かる。こちらとしても自分の山が他人のために役に立てたことは光栄極まりないことである。

 Yaさんのペースに合わせて歩いたので、余裕があったと思っていたが、昨夜から足にむくみと軽い筋肉痛があった。今朝は顔や手にもむくみが出ていた。これは、ハードな縦走登山のあとに良く出る症状である。それだけハードな山だったということなのだろう。

 山荘では熟睡できなかったこともあり、11時間も爆睡して朝を迎えた。予定通り帰宅できたので、今日のお盆に間に合うことができた。朝のうちにスーパーで仏壇と墓に備える花と供物を購入。
 その足で、カメラのキタムラで山頂記念写真をA4版でプリントアウトしてもらい、額も買って収めた。さらに、昨年発刊したテツさんの著書『北海道夏山ガイド特選34コース』と自分が撮った画像を収めるUSBメモリを購入。これらは、すべてYaさんに贈るためのものである。テツさんからも10枚ほどの画像がメールで送られてきた。

 11時過ぎに自分の家の墓と妻の実家の墓のお参りに行った。立待岬の墓地の中でわずか30mほどしか離れていないので、いつも何かの度に両家の墓参りをすることができるので便利だ。妻の叔父のご家族にも会うことができた。


 墓参りの後、妻の希望で入舟町にある古民家「のらいぬ」を再訪。12時開店なのでその少し前に行ったらすでに8人が並んでいた。さすが人気店だ。果たして座れるかどうか心配しながら開店をまった。


 前回は冬だったが、今回は店の前に花が咲いていた。

 店内は夏バージョンで、ストーブが取り外されてテーブルが増えていた。ちょうど10人分のテーブルでぎりぎり座ることができた。その後も次々客がやって来ては、外で待っていた。


2人ともポークソテーランチを注文。肉がとても柔らかくて美味しかった。


デザートに注文した7月のパフェ「さくらんぼパフェ」。さくらんぼは北斗市の紅秀峰。
いろいろなものが層になっていて楽しみながら食べることができる。



猫には目がない妻が写した飼い猫。このほかに数匹いるらしい。さらに飼い犬も2匹いるようだ。
しかし、さすがに、のらいぬの唐揚げメニューはなかった。

 帰宅後に、今回の詳しい山行記録のホームページアップに取り組んだ。しかし、疲れもあり、今日中のアップは無理だった。明日は何も予定がないので、のんびり取り組むつもりだ。 

ペテガリ岳(3日目)・ペテガリ山荘から下山~帰宅

2019年07月12日 | 登山・旅行

2泊お世話になったペテカリ山荘をあとにする

 昨日は、無事感激の登頂を終えて5時間40分を要して山荘まで下山。今日は山荘から峠越えをして、入山口へ下山し、無事帰宅することができた。

 3:30起床、朝食を食べてパッキングを終えて掃除をして、5:00スタート。長い林道歩き~沢の遡行~峠越え~沢下り~登山口のコースを3時間50分でゴール。


 快適な山荘の中央部。両側手前に広いスペースがあり、2階も快適な部屋になっている。


ペッピリガイ沢川沿いの4.8kmの快適なペテガリ林道を歩く


伏流しているペッピリガイ沢川を渡る地点に「神威山荘→  ←ペテガり山荘」の標識。
その先に続く植林帯の林道跡を進む。


枯れ木全体を覆うツルアジサイ


小沢を遡行


小沢の源頭部の急な泥壁を登る


浦河町と新ひだか町の境界稜線上の峠に到着。


その反対側(浦河町)の小沢を下る。


落差6mほどの滝の横を下る


最後は、ニシュオマナイ川を渡渉してゴール。


8:50、実質的なペテガリ岳の登山口である駐車場に到着。

 その後、神威岳の沢沿いの登山道を偵察・取材をしてから帰るというテツさんとはそこで別れ、函館にある奥さんの実家に寄ると言うYaさんと帰路に就く。
 国道に出て、三石道の駅の温泉に入り、昼食を食べて一路函館へ。18:00、Yaさんをホテルに送って、18:30無事に帰宅。

 Yaさんの日本二百名山完登に、どちらも2泊3日が必要な難関の一昨年のカムイエクウチ山と今回の完登ゴールとなったペテガリ岳の2山を案内することができた。とても喜んでいただけ、思い出に残る山行となった。しかも、ペテガリ岳は昨年2回の予定を組んだが、天候に恵まれず中止となっただけに2年越しの完登ゴールだった。それだけに喜びは大きかったし、自分も肩の荷を下ろした感じだった。

 1日目と2日目の詳しい山行記録は、明日、このブログの親サイトである「一人歩きの北海道山紀行」にアップ予定。

ペテガリ岳(1日目)・ペテカリ山荘まで

2019年07月10日 | 登山・旅行

 東京から始発便に乗ったYaさんが千歳空港に8:05到着。
 カムイエクウチカウシ山以来2年ぶりの再会だが、まったく歳を取っていない。つやつやしてとても79歳には見えない。

 高速道路に乗り、テツさんと待ち合わせる三石道の駅まで走った。10:30に到着。


 Yaさんとテツさんは初対面。


道の駅でつぶそばを食べる。

 これから先は電波が届かないので、今日はここまでの報告。
 このあとは、浦河町荻伏から元浦川林道を走る。神威山荘手前の入山口から、沢沿いの峠越えをして、ペテガリ林道を歩いて、16:00ペテカリ山荘到着予定。

 明日は、電波の届く頂上からの報告になる予定・・・無事登頂の様子を届けられることを願っている。

4回目のペテガリ岳へ

2019年07月09日 | 登山・旅行

 一昨年、カムイエクウチカウシ山へ案内した神奈川県藤沢市のYaさんは、日本二百名山踏破に挑戦していた。「日高のカムエクとペテガリは単独では自信がない」とのことだったので、同行を申し出た次第である。
 実は、昨年の夏にはペテガリ岳を残してリーチを掛けていた。9月に2回の計画を立てたが、天候に恵まれず、今年に延期となり、今回の計画となった。

 計画は10日~12日の2泊3日の予定である。10日と11日は雨の心配がなさそうなので、2年越しの決行となった。時折閉鎖される元浦川林道も開通している。
 大まかな計画は下記の通りである。
 明日10日は、朝一番の飛行機でやってくるYaさんと千歳空港で待ち合わせて、三石道の駅で、取材方々同行してくださる『北海道夏山ガイド』の執筆者である江別のテツさんと合流。元浦川林道を入り、神威山荘手前入山口から峠越えでペテカリ山荘泊。
 11日は、ペテカリ山荘から西尾根コースの日帰りアタック ペテカリ山荘泊
 12日は、ペテカリ山荘から1日目のコースを戻って、その日のうちに函館まで。
 ※地元では、ペテガリでなくペテカリを用いているので、山小屋も山頂標識もそのようになっている。

 Yaさんは79歳になるが、まだ現役で仕事をしている年齢不相応の体力の持ち主である。案内するこちらは75歳・・・。そこへお付き合いいただく55歳のテツさんの存在は心強い。なんとしても、Yaさんの「日本二百名山完登ゴール」を実現させてあげたいものだ。

 ペテガリ岳は、カムイエクウチカウシ山に比べて、テントは必要ないし、川の渡渉を繰り返したり、連続する滝のそばを登ったりする危険個所もない。アップダウンを繰り返す長い尾根の体力勝負の山である。
 1995年まではペテカリ山荘まで直接車で入れたので、日帰りで登れた山だった。しかし、今では神威山荘手前から沢沿いの峠越えをしてペテガリ山荘へ入らなくてはならなくなった。若くて健脚の人の日帰りの記録はあるが、普通はペテカリ山荘2泊の行程になっている。

 ペテガリ岳はこれで4回目になる。最初は、まだペテカリ山荘まで車で入れた94年6月の西尾根コース日帰り登山。2回目は04年7月の東尾根コース~西尾根コース縦走(2泊3日)。3回目はペテガリ岳~ルベツネ岳~コイカクシュサツナイ岳の縦走(3泊4日)である。多分、これが最後となるに違いない。

 カムイエクウチシ山同様、Yaさんと自分の食糧はこちらで用意して、自分が背負う。その買い物を昨日終えてパッキングをした。天気予報からは予備日は必要なさそうだが、その日の分も用意した。

前回同様、軽量化のためにフリーズドライやインスタントものがほとんど。
しかし、缶ビールとペットボトルに移し替えたウィスキーもつまみもしっかり背負う。


スタートしてまもなく渡渉があり、長靴でスタートするので、登山靴もリュックに詰めた。
このリュックもすっかり年季が入ってきた。そろそろ最後のお勤めか?総重量18.2kg

 今日は、これから15:00に家を出て、千歳道の駅まで走って車中泊。明朝千歳空港へ到着するYaさんを迎える予定。 

猫額庭の花々

2019年07月09日 | 花・紅葉だより
 7月になったが、例年より涼しい夏を迎えている。しかし、我が家の猫額庭にも夏の花が今を盛りと咲きだしている。


10年ほど前に富良野のラベンダー園で小さな1株を買ってきたのが、今では2m×1.5mの大きな株になっている。
 

マルハナバチが毎日数匹やって来ては蜜を吸っている。


手前がなぜか紫色にはならないアジサイで奥がガクアジサイ。


アジサイのアップ


ガクアジサイのアップ。本格的に開花はこれから。


階段手すりに絡んで咲くテッセン。ずっと上まで延びていた枝があったが、風で折れてしまった。


名前の分からない花

マラソン大会卒業

2019年07月08日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

北海道新聞朝刊

 不本意だった函館マラソンから一夜明けたが、不思議なことに筋肉痛が全くない。真剣に走らなかったからか・・・?

 大会となれば、どうしてもタイムや順位が気になるものである。再出場した66歳から昨年までは、6分/kmイーブンで走ることを目標として参加してきたし、練習もそれを目標としてきた。
 今年で10年目を迎えたが、練習でも思うように走ることができないまま本番を迎えて、これまで通りの走りは無理だとは思っていた。トイレ駆け込みというハプニングはあったが、それがなくても昨年までとは同じペースやタイムで走ることはできなかったはずである。

 これまでも不本意なレースはあったが、練習も本番もそれなりに楽しく走ることができた。しかし、今年は練習段階から思うように走れないこともあり、目標タイムを意識すると辛いだけで楽しさを感じることはなかった。

 そもそも走ることは単調で、楽しいと思うよりは辛さを感じる方が多く、あまり好きになれなかった。それでも続けてこれたのは、登山やスキーマラソンのトレーニングになると思うことと、練習や大会で走り終えた時の満足感と充実感が支えだった。
 
 完走狙いだけならタイム的にも体力的にもまだまだ余裕はあるので大会参加を続けることは可能である。しかし、大会へ向けての練習となるとまた辛いものがあるだろう。また、6月中旬から7月上旬は山の花の時期だが、これまでもマラソン大会に備えて自粛してきた経緯もある。
 
 ちょうど再出場10年目を区切りに大会参加は卒業して、これからは、体力づくりのために気の向いたときのスロージョグにシフトチェンジしたい。やはりワーストタイムだった妻も夏場の大会は必ず頭痛を起こすので、もうこれで止めにしたいと話している。

 そこで、不本意ながらの完走祝いとマラソン大会卒業祝いで居酒屋へ出掛けた。

戦意喪失ランに終わった函館マラソン

2019年07月07日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

スタート20分前の会場

 練習効果を実感できないまま迎えた函館マラソン(ハーフの部)。朝から気温も低く、曇天でスタート前には霧雨も舞う絶好のマラソン日和だった。
 アドレナリン効果を期待してスタート。2kmまでは昨年と同じく6分を切るペースで走れていた。それほど辛くないので、このペースで行けるところまで行ってみようと思っていた。
 ところがその後、ないことに便意を催す。中島廉売のローソンに掛け込む。4分近いアルバイトをしてしまい、ここで目標としていた昨年のタイムも新聞に掲載される年代別20位以内の順位も夢と終わり、すっかり戦意喪失。しかし、ある意味「もう頑張らなくても良い」とホッとした部分もあった。
 その後3.5km付近で妻に追い付き、17km過ぎまでは妻のペースで並走。しかし、それ以降は気持ちが切れてしまい、3度ほど歩いてしまった。妻より2分遅れのゴール。


スタート前の2人


昨年より17分以上も遅い抜群のワーストタイム。
5kmごとのラップは、昨年はすべて29分台だったのに・・・。


3km付近


3.5km付近で妻に追い付く。この後17km過ぎまではずっと妻のペースで並走した。


漁火通りへ出て湯の川温泉街を走る


最初のフード(ホワイトチョコレート)。ハーフはこの後2ヶ所しかないので、しっかり食べた。


よさこい新撰組の応援団


SHOさん提供~11km付近の妻と一緒に写っている貴重な画像


漁火通りの啄木小公園付近


五勝手屋羊羹のフード


市役所裏付近のすずめ踊りの応援


折り返しとなる青柳町電停手前に停まっていたレトロ市電・箱館ハイカラ號


新川沿いのフード(バナナとミニトマト)。写真を撮っただけで食べるのを忘れた。


ゴール後のメロン~しっかりと3切れいただいた


ゴール後芝生の上でくつろぐランナー


完走タオル手に


おもてなしコーナーへ(ゴール後にいろいろなフードの提供があった)


おにぎりとカールレイモンのソーセージのセット  ガゴメ汁。このほかに函館牛乳も飲んだ。

 帰宅後、妻は恒例の頭痛を起こし、家のシャワーを浴びて間もなくダウン。自分は昭和温泉へ行ってまったりして帰宅。まずはビールで不本意な完走祝い。

 トイレに寄った後は、完走狙いの義務感だけで走ったので、辛いだけで楽しさはなかった。これで、マラソン大会への参加は卒業することになるかも・・・?

函館マラソン前日

2019年07月06日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

明日の服装スタイル。
黒いのは寒さ対策の腕カバーと疲労軽減効果と筋肉サポート効果のあるふくらはぎサポーター

 いよいよハーフの部にエントリーしている函館マラソンが明日に迫った。今年の参加申し込みは、フルとハーフ合わせて約8600人とのこと。
 自分がエントリーしたハーフ70歳以上男子の部は、昨年より少し減って114人。


ハーフは黄色のコース

 この函館マラソンは2016年からフルとハーフ同時開催となり、それまではハーフだけだった。自分の初出場は57歳から。当時の4年間は、5分/kmペースを目標に1時間47分前後で走っていた。その後5年間は参加せず、再出場するようになったのは66歳からなので、今年で再出場10年目を迎える。

 昨年までの9年間は、6分/kmイーブンで走ることを目標にして来た。とくに昨年と一昨年はそれを切って1時間05分前後のベストタイムで、なおかつ楽しく走れた。しかし、ここへ来て、今年は練習でもそれが難しくなっている。
 
 明日は、とりあえず6分前後のペースでスタートしてみるが、無理なようなら、思い切ってペースダウンをせざるを得ないだろう。果して、どんなレース運びになるやら?
 明日の予報は、くもり時々晴れ予報だが、最高気温が20℃までしか上がらないようだ。やはり、暑いよりは涼しい方が助かる。


 今日引き換えてきた開催要項と記念品のキャップとさいころキャラメル
 

八雲山車行列

2019年07月05日 | イベント鑑賞・参加

 「八雲山車行列」は、毎年7月の第1金曜・土曜日に開催されている恒例のイベントである。沼田町、斜里町で開催されるものとともに「北海道三大あんどん祭り」と称されている。
 すでに37回を数えるので、自分が八雲町に勤めていたころにはすでに始まっていたらしい。これまで観に行ったことがないので、今回初めて出掛けてみた。

 八雲山車行列のはじまりは、1982年の「若人の集い」前夜祭とのこと。それが、現在では町民の心をつなぐ地域の新たな文化創造へと発展したようだ。
 その後、弘前扇ねぷたの特別参加、おはやしの創作、札幌市や名古屋市、小牧市などへの山車の参加をとおして規模も大きくなり、約30台のあんどん山車には踊りやお囃子がつき、幼児からお年寄りまで各年代層の自己表現の場となっているという。
 
 読売教育賞(1988年)、地域づくり優良事例知事表彰(1993年)、国土庁長官賞(1998年)、北海道地域文化選奨(2004年)等を受賞している。

 19:00に図書館前をスタートし、市街地の中心街を通り、ゴールの役場まで、最後が到着するのは22:00の予定。


19:00に駅前で踊りが始まる


 19:00に図書館前からスタートした山車の先頭はチコちゃん






















一番最後の山車

穴澗海岸の花々

2019年07月04日 | 花・紅葉だより

ハマベンケイソウ

 そろそろ夏の海浜植物が咲きだすころである。昨日の午後に晴れて来たので、函館山の北端の穴澗海岸へ向かった。
 特に好きな瑠璃色の花を付けるハマベンケイソウがお目当てだった。




海浜植物の代表格ハマヒルガオ




このハマベンケイソウの葉の色と花の色が大好き


ハマツメクサ


カワラマツバ


ミヤコグサ


クサフジ


カワラナデシコ


初めて知った花を付ける前のラセイイタソウ(羅背板草)~たくさん目に付いた

 海岸の岩場に生息するため水分の確保が難しいことから、葉は縮緬状で厚みを持つことで葉表面積を最大限にしているらしい。北海道では南部にしか分布しないらしい。


穴澗海岸の突端から当別丸山~桂岳を望む


この穴を潜って、海辺の平らに削られた岩の上を進む


穴澗洞窟の入口に架かっていた昔の吊り橋の跡


穴澗洞窟入口


廃屋になっている最終家屋前のゲートまで戻る