
暑い。
「夏は暑いのは当たり前です」と言った歴史上の有名人が誰かについて、よくあるクイズでここで言うのはやめておくとして、
いや、暑いです。
共同通信によれば、東京電力は、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールで重さ約20トンもある最大のがれきを月内にも撤去すると言っているらしい。
クレーンでの引き上げ作業中にトラブルがあればプールの水位低下や燃料破損につながる恐れもあるため、構内の全作業を中断する厳戒態勢で臨む方針だそうな。
このがれきは、燃料を原子炉に出し入れする「燃料取扱機」で、プールをまたぐように設置されていたが、2011年3月の原発事故の際、水素爆発で壊れ、ひしゃげた形でプールに落下したものである。
東電は撤去のために専用の器具を開発。燃料取扱機の3カ所に器具を引っ掛けて2台のクレーンで引き上げる計画だそうな。
いや。
しかし。
こういう事が大きな新聞のニュースにならなくていいのか。
明確に「何日にやる」とも言っていないし。
いつなのかわからない……。
それを放っておくのか、マスコミの皆さまよ。
今月中ったって、あと4日だ。
もうやっているのかもしれない。
やってくれていいが、成功したのかどうか。
これ、失敗すると、つまり相当重量のものが、ひょっとしたら原子炉に、もう一回落ちる。
どん。
ありゃ落ちた。
で。
そうとう重い物が落ちれば、プール内の燃料を押しつぶして、またぞろ臨界爆発が起きる可能性があるかもしれないという指摘もある。
で、少しでも原発の構造を調べたことのある人なら、プールが損傷して穴が開き、冷却水が抜けてしまう可能性を想定するだろう。
使用済み燃料は大気に晒されれば過熱し炎上、高線量がそこから噴出するはずだ。
そんな原発で今後の修復作業はできるはずもない。福一に、いや、関東地方、いやいや、東日本に、人はいられなくなる。
大丈夫なのか。
「じつは今日がその〈もしもの日〉ですから、外出は控えましょう」とか、放送でアナウンスしなくていいのか。
………………
……鶴見俊輔さんが亡くなられた。
ご冥福をお祈りする。
拙著「私たちはこうして二十世紀を越えた」(新宿書房)を、年末回顧で評価してくださった恩もある。
他にも感謝の理由はあるのだが、私などが言うのは憚られる。
とにかく、今日この日の現実の中で、遥かに若い自分たちが何をやっているのかと問われてしまう、そういう気持ちだ。
安保関連法案は阻止できるといろんな人が言っている。
高校生たちがデモに立ち上がったそうな。
はい。
頼もしい。
いろんなことは思うけれど、今日も仕事三昧の一日。
なんだかんだ『屋根裏』今年のヨーロッパツアーの最中は、私自身は、今よりは、いくらかは余裕があった。
で、本年のヨーロッパツアー最初のトランジットで、ウィーン空港の、なんだかあり得ないほど居心地のいい傾斜長椅子に座っている自分自身の姿を、ブログにあげてみた。
いろいろ気になることは多い。
もう!
それどころじゃないんだよ。
と、今の私は思う。
はい。
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