ミン・スイさん。在日ビルマ市民労働者組合会長。
ミャンマー軍事政権の大使の「国葬」招待は、軍事政権の正当化に加担するものとして、「日本の民主主義」への失望を語った。
国会前の反「国葬」行動 ③。
安倍氏「国葬」に、「ミャンマー駐日大使」が参列。ミャンマーは昨年2月のクーデターで国軍が実権を掌握。その際、弾圧で多数の死者が出ている。欧米諸国等が「重大な懸念」を表明している現状での日本政府による招聘は、国軍に対して民間人に対する暴力の即時停止や被拘束者の解放、民主的な政治体制への早期回復を求める動きとは真逆の、「国軍が実権を握る現状での大使参列は、軍事政権にお墨付きを与える行為」「軍事政権がミャンマーを代表する正統な政府であるというプロパガンダ」である。
もちろん国葬に招いた日本政府に責任がある。日本が水面下でミャンマー国軍と繋がっていることは明白。
英エリザベス女王の国葬には、ロシア、ミャンマー、シリアなどは招かれていない。
国会前の反「国葬」行動に、参加。
小室等さんの歌を間近で聴けるという、思わぬ幸せ。
「誰かが風の中で」。
私が小学生の頃に流行っていた歌だ。半世紀を経て、すばらしい。
『木枯らし紋次郎』主題歌。主演の中村敦夫さんは議員として統一教会追及をした過去が再評価されている。
国会前の反「国葬」行動に、参加しました。
「国葬」をやっている武道館から二キロの距離。
あまりに狭苦しいところ(歩道の一部のみ)に1万5千人の人々が押し込められているので、アピールの最初に「道路を解放しろ」と言いました。
なるべくフランクに喋ろうと思っていましたが、やはり憤りがこみ上げてきてしまいました。
「韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.1(仮) 俳優オーディションのお知らせ」拡散司令が来たので、お伝え致します。
「韓国現代戯曲ドラマリーディング」は、10 回目・20 年の取り組みを終え、新たな 交流へと発展させることとなりました。日本の演劇人、またはそれに近い業界人に向け て、特に若い世代を対象とした交流へと展開していきます。20 年間の演劇交流のノウ ハウを使い、次世代の演劇人の育成と、韓国との演劇交流を進化させていこうと考えて おります。
今回は、例年通り演出家の公募に加えて、初の試みとして翻訳者の公募を行いました。 どちらも多数の応募をいただき、魅力的な方々に翻訳・演出としてご参加いただけるこ ととなりました。
つきましては、公演に向けて出演者を公募いたします。出演ご希望の方は下記要綱を 熟読のうえ、必要項目すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ一枚(PDF ファイルに )にまとめ、下記グーグルフォームにてご応募ください。 それでは、たくさんの皆様からのご応募をお待ちしております。
■上演2作品
・『晴れた日に』(仮)
【作家】ジョン・ギョンジン 【演出】藤原佳奈 【翻訳】村山哲也 【翻訳監修】沈 池娟
・『寂しい人、辛い人、悲しい人』(仮)
【作家】ユン・ソンホ 【演出】早坂彩 【翻訳】鄭世奈 【翻訳監修】青木鉄仁
■
・応募フォーム https://forms.gle/gZaajRFgxCCpM7Y8A
・応募フォームが利用できない場合
件名に「2023 日韓リーディング演出希望」を記載し、下記(1)〜(11)を A4 用紙 1 枚 以内で PDF ファイルにまとめファイル名をご自身の名前として、メールにてご応募くだ さい。
まとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください
応募方法 応募フォーム。
※応募フォームが利用できない場合、メール(japan.korea.tcc@gmail.com)でお送りください。
■応募用紙記載事項
A4サイズ一枚
PDF ファイルにまとめファイル名をご自身の名前にしてご応募ください。書式自由
(1)氏名/活動名
(2)所属(あれば)
(3)生年月日と年齢
(4)性別と身長
(5)住所
(6)連絡先(連絡の取れる E メールアドレスと電話番号を明記)
(7)略歴
(8)志望理由(200 字程度)
(9)プロフィール写真(全身とバストアップ)
(10)希望作品(複数可)
(11)2次審査の日程で、現時点で NG の時間帯があればお知らせください
■オーディション(2次審査)日時
10月27日(木) ※会場は東京都内となります。書類選考通過の方にお知らせいたします。
■応募締め切り
10 月 13 日(木)18 時必着
(上記、Google フォーム。※Google フォームが利用できない場合メール)
■結果のお知らせ
書類選考通過の方に、10 月 20 日(木)までにメールにてご連絡いたします。 オーディション(2次審査)結果は、オーディション後 10 日ほどでお知らせいたします。
■オーディション参加条件
・韓国演劇に興味のある方で、20 歳以上で 1 年以上の俳優経験者、心身ともに健康の方
・出演料は 1 ステージ 15,000 円×3 ステージを予定(稽古手当・交通費込み)
・下記に記載の 1 月の稽古と本番にすべて参加できること(12 月に顔合わせの可能 性あり)
・公演中は他の作品も必ず観劇し、期間中の行事に必ず参加すること ・チケットノルマはありませんが、積極的にチケットを売っていただくこと ・応募書類は返却いたしません。 ※新型コロナ感染症対策に対応しながらの上演となりますので、予定が変更になるこ
とがありますので、その際にはご協力をお願いいたします。
■オーディション参加費 無料(会場までの交通費は自己負担となります)
■上演までのスケジュール
2022 年
12 月中に、顔合わせ・勉強会の可能性あり。
2023 年
稽古日程 1月13日(金)~24日(火)(10日ほど)座・高円寺稽古場ほか
■公演概要
2023 年 1 月 25 日(水)~29 日(日)
全 6 ステージ (各作品 3 ステージ) 予定
座・高円寺1
■お問い合わせ先
ご不明点は、下記にお問い合わせください。
必ず件名に「2023 日韓リーディング俳優オーディション」と記載してください。 japan.korea.tcc@gmail.com(日韓演劇交流センター事務局)
■作品について
『晴れた日に』(仮)
原題:푸르른 날에
(2009 年第 3 回車凡錫戯曲賞受賞、2011 年初演で大韓民国演劇大賞作品賞・演出賞受 賞)
【作家】 ジョン・ギョンジン 정경진
劇作家・作家。1965 年生、全羅南道木浦市出身、在住。
2004 年より小説、戯曲等の執筆を始める。2008 年、戯曲『黒い海のカモメ』で第 2 回 海洋文学賞・優秀賞を受賞。2009 年、戯曲『晴れた日に』(タイトル仮)で第 3 回車凡 錫戯曲賞を受賞。戯曲『ホンオ』が 2010 年ソウル演劇祭に公式参加、上演作は演出賞 を受賞。小説『北極星』(筆名チョン・ソハ)2007 年、小説版『晴れた日に』2014 年を 出版。2011 年の本作初演は大韓民国演劇大賞 作品賞・演出賞を受賞、以後 5 年連続で 上演され好評を博した。
【翻訳】 村山哲也(むらやま てつや) 東京都出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。公務員を経て、私立中学高校の社会 科教諭(現職)。演劇部の顧問を務めるとともに、地域で演劇鑑賞運動に携わる。教職 のかたわら、神田外語大学、語学学校等で韓国語と翻訳を学び、翻訳者を志す。『韓国 映画 100 選』(クオン、2019 年)に翻訳協力。韓国語の翻訳書に『誰でもかんたん!か わいいミニイラストの描き方』(翔泳社、2021 年)、『おしゃれなライフスタイル動画撮 影&編集術』(BNN、2021 年)がある。(2022 年にも出版予定あり)
【翻訳監修】 沈池娟(シム・ヂヨン)
【演出】 藤原佳奈(ふじわら かな) 身体の“態”を手掛かりに、わたしたちのはたらきを見つめる。2013 年~2021 年まで 演劇創作ユニット mizhen の代表を務め、作家・演出を担当。『夜明けに、月の手触りを』 が第 21 回劇作家協会新人戯曲賞最終選考ノミネート。一人芝居音楽劇『S の唄』が平
成 28 年度北海道戯曲賞優秀賞受賞。演劇×動画の祭典クォータースターコンテストで 『マルイチ』(脚本・監督)グランプリ受賞。とよはし芸術劇場主催 高校生と創る演劇 『Yに浮かぶ』脚本・演出(2020)。神奈川県主催 分身ロボット OriHime プロジェクト 『星の王子さま』脚色・演出(2022)。2022 年より、“踊り”が世界を編みなおす起点 になると直感し、知念大地と共に踊りを公共にひらく活動《しんしんし》を始動。
【あらすじ】 茶畑を見渡す庵で修業中の僧ヨサン(俗名オ・ミンホ)。愛し続けたミンホに贈る韓服 を自室で縫うジョンヘ。舞台は 2 人の回想で過去と現在を行き来する。ミンホは光州で 大学生だった時に伝統茶屋を営むジョンヘと恋仲になり、彼女の弟ギジュンとも親しく なる。だが彼らは光州民衆抗争の渦中の人となり、ギジュンは命を落とす。ミンホは戒 厳軍に捕まり激しい拷問の末、仲間を裏切る。死なずに済んだが、後遺症と罪悪感から 廃人同然になる。そんなミンホを支えようとするジョンヘ。弟を失いミンホを恨みもす るが彼への愛は変わらない。だがそんなジョンヘをミンホは拒み、襲う。ミンホの子を 身籠るジョンヘ。それを知らぬまま出家するミンホ。家業の製茶会社を継いだ兄ジンホ (養子)は、ミンホとジョンヘのことを思い、事情を知った上でジョンヘに求婚し、娘 ウンファを我が子として育てるが、ウンファが 4 歳の時に事故死する。ミンホは僧イル ジョンと出会い僧侶として生きることに光明を見いだす。やがて成長した娘ウンファの 結婚式に参列する僧ヨサン。娘と心を通わす。ジョンヘとも久しぶりに言葉を交わし打 ち解ける。式を終え僧服に戻り、仲間たちが眠る光州の墓地を訪れる。
『寂しい人、辛い人、悲しい人』(仮)
原題:외로운 사람, 힘든 사람, 슬픈 사람
(2013 年初演、2018 年韓国演劇評論家協会「今年の演劇ベスト 3」選定 )
【作家】ユン・ソンホ 윤성호
1983 年生まれ。 同時代を生きる人々の矛盾と不条理な姿について探求する劇作家であり演出家。 特に人間関係の脆さや弱さに着目している。 誰もが共感できる日常的な素材を通じて、淡々としながらも奥深い物語を独特の言葉で 繊細に解いていく。
DAC Artist(DOOSAN Art Center Artist)
2018 年韓国演劇評論家協会「今年の演劇ベスト 3」選定 『寂しい人、辛い人、悲しい 人』(仮)
2020 年ソウル演劇祭演出賞・戯曲賞受賞 『死の家』
【翻訳】鄭世奈(정세나/ちょん せな)
俳優。翻訳は今回が初となる。1994 年 4 月 3 日生まれの在日コリアン 4 世。東京朝鮮 高級学校卒業後、舞台芸術学院入学。2 年間の勉強を経て劇団青年座に入団。2019 年度 劇団青年座中台賞受賞。主な出演作として、日本劇団協議会『フィルメーナ•マルトゥ ラーノ』(作:エドゥアルド•デ•フィリッポ/翻訳:二宮大輔/演出:高橋正徳)、劇団青年 座『横濱短篇ホテル』(作:マキノノゾミ/演出:宮田慶子)、劇団青年座『からゆきさん』 (作:宮本研/演出:伊藤大)、劇団青年座『安楽病棟』(原作:帚木蓬生/作:シライケイタ/ 演出:磯村純)、NHK FM シアター『埋める女』(作:丸山智/音楽:栗山和樹/演出:真銅健 嗣)
【翻訳監修】 青木鉄仁
【演出】 早坂彩(はやさか あや)
トレモロ主宰。青年団演出部所属。 早稲田大学文学部演劇映像コース演劇系、同大学院にて、ポストドラマ演劇を学ぶ。 2010 年、トレモロ結成。全作品で演出を務める。翻訳劇から、現代口語、SF、ミュージ カルまで幅広く演出を行う。
2015 年、利賀演劇人コンクール 2015 上演作品『イワーノフ』にて、優秀演出家賞、観 客賞を受賞。テキストレジの能力と「空間のレイヤーを巧みに使った演出」を評価され る。
2020 年、コロナ禍より、Zoom で戯曲研究会(シェイクスピア戯曲を読む会)を開始。 30 回以上継続開催している。
2022 年、SCOT サマー・シーズン 2022、豊岡演劇祭 2022 の両演劇祭にて、太宰治の小説 『新ハムレット』を演出した。
【あらすじ】
舞台は韓国ソウルのとある雑誌社。 移りゆく時代の変化についていけず休刊の危機が迫る、人文社会科学季刊誌「時代批評」。 そこへ新しく編集長としてやって来たのは広告界出身のソ・サンウォン。 “待っていて下さい、必ずここを救ってみせます” 歓迎する職員たちの中で、一人浮かない様子のキム・ナムゴンチーム長。 彼はこの「時代批評」に若い頃から全てを尽くしてきた。誰よりも真っ直ぐで頑固者の 彼にとって、口を開けば“トレンディー、トレンディー”と世の中の流行ばかり優先す る新任編集長は不満の種であった。
どうしたら変われるのか。
変わるべきなのか。 どんどん時代に取り残されていく「時代批評」をめぐり、登場人物 7 人の可笑しくも切 ない人間模様が交錯する。
ナムゴンの親友で化学哲学者のパク・ヨンウ。
一見クールな会計係りカン・スヘ。 グラフィックデザイナーでサンウォンと内縁の関係にあるペン・ヂイン。 お調子者の記者、チョ・ヒョンレ。
ヨンウに恋心を抱く最年少記者のチャン・セミ。 チェーホフの「ワーニャおじさん」をモチーフに再創作されたこの作品は、今の時代を 生きる私たちの姿をリアルに描き出す。
■ 留意事項 ・応募された方の個人情報は厳重に管理し、今回の公募以外の目的に利用いたしま せん
・選考に関する問い合わせには、一切応じる事はできません。予めご了承ください |
当事業は、ハラスメント防止対策に必要な措置を講じて進行いたします。 参加者の方から、進行に関してご意見をいただいた場合には運営スタッフが責任をも って対応いたします。 |
一般社団法人 日韓演劇交流センター お問い合わせ japan.korea.tcc@gmail.com
第28回 劇作家協会新人戯曲賞 最終候補作発表 !
最終候補作 (5作品・応募戯曲到着順/2022年9月26日発表)
『妄膜/剥離』 川津羊太郎 (熊本県)
『ガンダーラ、愛の国』 田中浩之 (京都府)
『僕らの城』 八木橋努 (東京都)
『わたしのそばの、ゆれる木馬』仁科久美 (広島県)
赤澤ムック 鹿目由紀 黒川陽子 中屋敷法仁 成井 豊 畑澤聖悟 ピンク地底人3号 マキノノゾミ わかぎゑふ 渡辺えり
新しい才能を、世界へ ── 。 一次審査から最終審査まで、審査員はすべて劇作家。劇作家協会新人戯曲賞は、劇作家が運営し、劇作家が選ぶ戯曲賞です。 今年は応募総数182作のうち、37作品が一次審査を通過しました。二次審査を経て選出された最終候補作5作品です。
最終審査と受賞作の発表について
・受賞作の発表:10月末〜11月上旬予定
・選評公開: 2022年12月中旬予定
・受賞作紹介リーディング・授賞式:YouTubeで12月中旬公開予定
**昨年まで実施していた最終審査会の一般公開は行ないません
最終審査員
鹿目由紀 川村 毅 坂手洋二 瀬戸山美咲 中屋敷法仁 平田オリザ 渡辺えり
審査会司会:関根信一
第28回 劇作家協会新人戯曲賞
[主催] 一般社団法人 日本劇作家協会
[後援] 公益財団法人 一ツ橋綜合財団
http://www.jpwa.org/main/activity/drama-award/prize
報道特集、金平茂紀さんレギュラー最後の登壇。
報道特集が入手した旧統一教会の内部文書によると、旧統一教会は2020年までに教団が「国民の宗教」となるようにして、連携する国会議員を362名に増やし、そこから総理大臣や閣僚を選出 。そして最終的には「国を動かす」、支配体制を確立する目的があった、予定表の形で明らかにそう記されている。
安倍国葬は、はっきりと、その目的に沿った開催である。ほんとにやるのだろうか。
学生さんを連れて芝居を観に来てくれた筑紫哲也さんも、「憲法くん」を観るためにわざわざ名古屋まで追いかけてきてくださった金平茂紀さんも、演劇に関心を持ってくれるジャーナリスト。金平さんは「CVR」のときも番組の中で大きく時間を割いてくれた。
さすがに三十年以上のつきあいだから宮沢章夫さんにはいろいろと思い出がある。
かなり前だったけど、心臓の手術をされて、そのときは首尾よくいっていたはずだったが……。
三十年前だと宮沢さんも私も三十代前半ということになる。
相当若かったはずなのだが、宮沢さんのことを思い出すとき、思い浮かべる顔は、若かった記憶の姿ではなく、「宮沢さんのあの顔」なのである。同時代だと、「若いときの顔」というものが、お互いになかったような気がするのかもしれない。
なんだか折に触れて、いろいろな話をした。運転免許を取られたのはけっこうな年齢になってからだった。誰を乗せたときにこうだった、などという話もいろいろ聞いた気がする。そんなことを不意に思い出す。記憶がランダムに出てくる。
盛岡での「劇作家大会」で、なんとアトラクションの「わんこそば大会」があり、なぜか「静かな演劇チーム」で参加していた宮沢さんが「しまった。寸前に〈わらじカツ定食〉を食べてきてしまった」と言いつつ、健闘したことも、なぜか思い出してしまった。
数年間、岸田戯曲賞の審査員でご一緒したこともある。ある年、私が強く推した戯曲を、宮沢さんも気に入っているはずだと思っていたら、意外な言葉が返ってきたことも、思い出した。具体的なその感想の言葉も。
訃報が届いてから世の中に公表されるまでが長かったせいもあるのか、どんどん思い出してしまうので、キリがない。
昨年暮れに、宮沢さんと、梅ヶ丘BOXで、長く話した。
そのとき、三十年前、宮沢さんの書き下ろし戯曲『蟹は横に歩く』初演(出演・宮城聰 演出・平田オリザ)の稽古も、同じ梅ヶ丘BOXで行われたことを、思い出した。
三十年前なのである。
いろいろ言葉にならない。
宮沢さんについては、「テアトロ誌」の次号でも触れているので、お目にとまれば読んでいただければと思う。
中国が台湾侵攻なら「米軍が防衛」とバイデン米大統領が発言したことを、いいことのように報じているマスコミがある。
「自由で開かれたインド太平洋」構想なるもので安倍総理の「外交」を讃える向きがあるが、そんなのアメリカに迎合しただけだ。なぜ日本がそれを言う? 言葉だけで言ったところで実体が伴っていない。岸田首相もそれを踏襲しているわけだが、ただ文句として繰り返すだけで、中身が何もない。
政府が、台湾海峡や南西諸島での有事を想定し、先島諸島などで住民用の避難シェルターの整備を検討していると明らかになった。石垣島の中山市長も宮古島の座喜美市長も「歓迎」しているのだそうだ。
戦時に軍が住民を守らないということは、先の沖縄戦でなまなましい記憶として残っている。武力攻撃時の「住民保護」は、避難が不可能である。自衛隊制服組幹部は「自衛隊に住民を避難させる余力はないだろう。自治体にやってもらうしかない」と発言している。だいたいミサイルが来るとわかってシェルターに逃げ込む時間があるとは思えない。
写真は、米軍北部基地のある、やんばる・高江(撮影は一昨年)。この「ジャングル基地」で自衛隊も訓練を始めている。
そもそも自衛隊も米軍も、基地を設置することが間違っているのだ。
あと十日だし、もう無理だろう、などと言ってはいけない。
「国葬」は中止だ。
それが正しいことだ。
内閣支持率さらに急落、国葬も反対が賛成の倍以上(ダブルスコア)、ということで、どのみち岸田政権は崩壊だろう、などということで満足している輩がいるらしい。
そうではない。
「国葬」は、あってはならない。
シンプルに、そのことだけだ。
招待状をネットに挙げて「招かれたが行かない」と明示する者がいるのを「礼儀に反する」と考える人たちがいるようだが、とんでもない。
安倍氏の個人的な葬儀はすんでいる。
「国葬」は別問題だ。
「招かれたが行かない」の中には、「国葬」じたいに問題があるから行かない、というメッセージが込められている。
「国葬」は、認めない。
それでいい。
「十日前」でも、「国葬」は、中止すべきだ。
その判断を下せば、この国は、民意と民主主義を尊重する国として、これまでの迷走から抜け出した英断を讃えられ、世界からの賛同と信頼を得られるだろう。
ピンク地底人3号さんの新作 『燐光のイルカたち』。
何を言ってもネタバレになりそうなので何も言いませんが、ともかく今秋の話題作。
作者が第24回劇作家協会新人戯曲賞受賞作『鎖骨に天使が眠っている』で描いたテーマが、さらに深められています。
青年座、宮田慶子さん演出で、9月23日(金)〜 10月2日(日)、中野ザ・ポケット。
http://seinenza.com/performance/public/249.html
燐光だけど燐光群とは関係ありません。
クジラ・イルカ関係は私の関心事ですが、そちら方面とは違う狙いのイルカのようです。
香港の若い人たちが今月末から私の戯曲「屋根裏」を上演する。
香港芸術センターで、9月29日から。
香港製作の「屋根裏」が上演されるのは何度目かだが、現在の香港の閉塞感と、超極小の密室空間の劇である「屋根裏」が、どこか呼応しているのかもしれない。
会場は「McAulay Studio」(Hong Kong Arts Centre, 2Harbour Road, Wan Chai, Hong Kong)。
あくまで一般論としてである。Zoomの画面に写っている状態で話者が「頭を掻いている」という行為に対して、時として視聴している人から、その「頭を掻いている」人が、「相手を否定しているように見える」「尊大に見える」「神経質に見える」という指摘が、為されることがある。私の知っている限りでも一度や二度ではない。その後、時折り、そのことをどう考えたものかと思っていた。
で、つい最近、とあるZoom会議の画面内で、「ずっと頭を掻いている」というか、「両手で頭を触り続けている」人に遭遇し、ああ、これはこの人の癖なんだ、と、理解し、ああ、本人はこのように見えているという自覚がないのだろうな、とも思い、この人がこうすることをまあ他の参加者もそんなに違和感なく受け止めているのだろうな、という状態であるとも感じられた。ただ、その人の人柄をよく知らない未知の、初見の人が見たときには、どうなんだろう、とも思ったのは、確かである。なにしろ両手なので、片手の時よりも盛大である。倍である以上に、頭の上が両の腕で埋まっている、ということになってしまう。
Zoomの画面では、たいてい、人物の胸から上のバストサイズか、人によっては鎖骨から上の首から上だけ、という感じで姿が写る。顔というか頭中心で、全身ではないのである。その頭に対して、上やら横やらで盛大に手を動かして「頭を触り続けている」状態だと、たいへんなアピールになっているというか、目立つし、万が一にそれが意図的かどうかは明確にではないにせよ「ある種のメッセージ」として捉えられたとき、誤解を受けることもあるのだろうなと思った。
だが、「頭を掻いている」という行為じたいは、たんに「頭を掻いている」だけである。それでも頭に触れられることがたいへんな侮辱恥辱であると受け止める慣習の独自の社会文化世界というものがあるとしたら、そこで育った人は、また感じ方が違うだろうし、語られている内容と相手に対する態度によってコンテキストは変わってくるのかもしれない。
まあ私は、とりあえず両手は避けたいと肝に銘じるが、きっとこれからも無意識に頭は掻いてしまうのだろうな。だって自分ではそうしていないつもりだが、私もきっとZoomの画面内で頭を掻いたことがあるはずだからだ。
「国葬」についての8日の閉会中審査での岸田首相の「説明」は、今までの言い方を繰り返すだけだし、論理が破綻している、というか、理屈にも何にもなっていない。
マスコミも、この国の人たちも、これを許容して「国葬」強行を許すのか?
閉会中審査を行ったといっても、きちんと国会を開いたわけではない。開かなかったことが憲法違反であることは変わらない。それ以前に、「閣議決定の決定が国会に優越する」という安倍政権以来の現状じたいが、憲法違反である。