Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

振り返れば

2009-12-31 | Weblog
慌ただしい年だった。8本の作品に関わった。多すぎることはわかっていた。息切れし、もろもろ進行も遅れ、諸方面にご迷惑もおかけした。なんとか一年を終えられたのは本当に、支えてくださった皆様のおかげである。心より感謝いたします。まわりのことをしっかり見る余裕を取り戻したい。もう少し計画的かつ合理的に、コミュニケーションに割くことのできる時間を確保したいと思う。まあ、本当に今よりはやりたいようにやれるようにしたいものだ。……祖母がなくなり喪中のため、お正月の挨拶ができません。ともあれ来年もよろしくお願い致します。
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私は誰でしょう

2009-12-31 | Weblog
TSUTAYAで会員登録更新時期と言われる。本人確認が面倒。個人のアイデンティティを確かめる方法が限られている。海外在住体験者はIDナンバーに救われた体験もあると聞くが、国民総背番号制は嫌だ。……ところで、携帯電話が繋がる場所にいないと不安という人が多いのは、電話で繋がることで社会の中の自分というアイデンティティを確かめる無意識もあるからだろう。私のPHSは昔、いっさい電波が入らない地域があった。思い出すのは、アンテナがまったく立たないことから受けた不安と、裏腹の爽快感。ぎりぎりのアンテナが立ったり消えたりして苛々させられるよりは精神衛生には良いか。
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過去と現在を思う日

2009-12-30 | Weblog
朝九時過ぎ燐光群カーにピックアップしてもらい、次回美術担当の島次郎氏も一緒に関東近郊A市の劇団倉庫へ。次回に向け材料や素材を確認、廃棄する物も決める。切り妻屋根の明かり取り窓が壊れていて、青空が見え、コンパネで塞ぐことに。男五人の年の瀬ドライブを終え、久しぶり高井戸温泉でほっと一息。夜は渋谷でインドネシアから帰省中の通訳・翻訳家の野村羊子さん、七歳のぽんちゃん、tomoと会う。国際合作『南洋くじら部隊』から十年近く。懐かしい過去の体験を胸に、現在と未来の前向きな話。
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『アイ・アム・マイ・オウン・ワイフ』初読み合わせ

2009-12-29 | Weblog
午前中ぎりぎりまで事務連絡の嵐。仕事納めの会社が多いようだ。午後。梅ヶ丘BOX。前回公演が終わって四日後だというのにもう、二月公演『アイ・アム・マイ・オウン・ワイフ』初読み合わせ。松岡洋子初参加。さあ、このかなり独特の構造を持った戯曲をどう料理するか。ベルリンのアン・バーグマンさんからクリスマスプレゼントが届く。
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演出者協会年納め

2009-12-29 | Weblog
あれこれしているうちに午後。演出者協会の理事会。そして忘年会。盛会。久しぶりに恒例の流山児、宮田慶子両氏と司会トリオ。後半は小林七緒に任せてしまうが。二十年前は「忘年会のためにだけ集まる会」と陰口をたたかれていた協会だが、今はすごく活発になった。忘年会のときだけ来る人だって、いたっていい。
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今年最後の土曜日

2009-12-27 | Weblog
座・高円寺での、中国・上海の劇作家・喩栄軍さんを囲む昼食会は二十人の参加者で盛況のうちに終わる。『ちきゅう箱』観る。松井憲太郎、ジョー・クカサスさんと来年のマレーシアワークショップの打合せ。マクドナルドで原稿仕事。本多劇場で岩松了新作『マレーヒルの幻影』。『ハシムラ東郷』とほぼ同じ時代と題材、共通した困難さに向かっている。帰宅すると岸田戯曲賞の候補作がどっさり届いている。
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クリスマスだというが

2009-12-26 | Weblog
連絡魔・整理魔として過ごす。はずだったが、まだ整理魔にはなれない。原稿に必要と思い、図書館に取り寄せを頼んでいた本を取りに行く。ついでに書棚を覗くが、もはやインターネットの時代のせいということなのか、図書館はいつになくがらんとしている。夜も幾つかの電話連絡で過ごす。……閣議決定で日本の次年度文化予算は、総額1015億円から1020億円へと、5億円増額に落ち着いたとのこと。
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大千秋楽そして帰京

2009-12-25 | Weblog
『ハシムラ東郷』終わる。公演じたいは終わりだが残務処理はまだまだ。いろいろなことを思うが、多くは次のステップの中で示してゆきたい。皆さま、ご来場ありがとうございました。関係者の皆さま、ほんとうにお疲れ様でした。……佐藤信さんと電話で話す。40日近くぶりか。来年早々には劇場でいろいろお話できそうだ。……急遽26日、中国・上海の劇作家・喩栄軍さんを囲む昼食会のコーディネートをすることになり、新幹線移動前は連絡魔と化す。
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伊丹公演佳境

2009-12-24 | Weblog
『ハシムラ東郷』は大丈夫であろうと、びわ湖ホールへ。松本市民芸術館制作『エドワード・ボンドのリア』。蔭山君、市来さんらと話す。演劇の状況はいよいよ変わってきている。夜は開演前にアイホールに戻る。みなさん些か疲れが見える。いよいよ明日は大千秋楽だ。……川村毅が五十歳になったという。お互い学生時代からのつきあいなので、卒業は同じタイミングだが少し若い自分としても、なんだか時の過ぎる速さに茫然。
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伊丹公演開始

2009-12-24 | Weblog
既に渡してあるNOTEに幾つか付け加え。場当たり。アイホール公演開始。細かいチェックのたまものか、芝居は見違えるほど生命力を持つ。初日乾杯。賑やかな顔ぶれ。ありがたく、すばらしい仲間たち。
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東京に戻ったが

2009-12-24 | Weblog
原稿をなんとか半分上げて、劇団文芸部新人村松みさきプロデュース公演を観るため王子小劇場へ。夕方、呼ばれたので予定していた会議の話がナシとなる。そのため東京に戻ることにしたのだが。……急遽、「こゆび侍」の佐藤嬢にも行ければ行くと言ったので、トラムにて「ひょっとこ乱舞」を観る。演出広田君は数年前の新人演出家コンクールのとき以来。ずいぶん実力をつけたな。そして下北沢で某先輩たちと来年の相談。慌ただしい一日。
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高円寺から博多へ

2009-12-21 | Weblog
早朝、空港に向かう松葉杖のグエンとジョネッドを見送る。朝の自転車はやはり寒い。アジア会議は終わったが、私は1月にマレーシアでワークショップをすることが決まった。大塚ムネト作・演出のギンギラ太陽s『翼をください さらぱYS-11』のDVDを大慌てで観て、スカイマークでぎりぎり博多へ。久々の『ハシムラ東郷』。大塚君とアフタートーク。
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アジア劇作家会議 終了

2009-12-20 | Weblog
午前から海外劇作家たちと会議。インドネシアのジョネッド・スリャトモコ『3P』、大爆笑のリーディングとセッション。またミーティング。そして夜はクロージング・セッション、いささかアクロバットだが、なんとか着地。キメるべき所はキメた。打ち上げ。グェンとやっと話ができた。いろいろな人と友達になれた。過去からの宿題の荷を降ろした気分だが、同時に新たな課題が見えてきた。
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アジア劇作家会議 フル稼動

2009-12-19 | Weblog
朝九時から海外劇作家たちと杉並区長訪問。その後、打合せ。2時から鄭義信『杏仁豆腐のココロ』、終えて地下稽古場で劇作家たちとミーティング。7時からベトナムのグエン・トゥー・フォン『三姉妹の家』。さすがにぐったり。……流山児★事務所が、『ユーリンタウン』『ハイライフ』『田園に死す』の舞台成果で紀伊國屋演劇賞団体賞受賞とのこと。めでたい。
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アジア劇作家会議 好調

2009-12-18 | Weblog
2日目はフィリピンのラエタ・プリゾン・ブコイ作『ドクター・レスレクション:町を治療します』リーディング。燐光群でかつて上演した『ドゥルセの胸に千の詩を』に続く彼女の新作は、やはりダイナミックで良くできている。トークセッションも密度の濃いものになった。会場の一体感はこの種のイベントでは最近にないものといえるだろう。リーディング演出の三条会・関美能留君と話す。あまり知られていないが、じつは関君は彼が二十歳の頃、燐光群にいたのである。『ブレスレス ゴミ袋を呼吸する夜の物語』で私と共演していたりする。
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