「せりふの読みかたワークショップ」、初日と最終日は、一般公開しています。
一般参加者による見学が可能です。
定員になるまで、まだまだ受け付けています。
劇作家協会によるこの企画、私も最後に講師をしたのは一昨年の秋ですが、見学の一般参加者の皆さんに、かなり愉しんでいただけたと思っています。
今回の「せりふの読みかたワークショップ」、講師は中津留章仁さんです。
最終日2月2日(日) 15:00〜のトークセッション「戯曲読解と俳優教育について」に登壇するのは、中津留章仁、中村ノブアキ、古川 健、横山拓也の四人。さいきん演劇界で話題をさらっている顔ぶれである。
今回は私は参加できませんが、きっといい話が聞けるのではないかと思っています。
⋯⋯⋯⋯⋯⋯
「せりふの読みかたワークショップ」の言い出しっぺは、私と中津留君である。継続性のある企画として考えている。私も二回講師をしたが、中津留君はもう三回目のはずである。
俳優と劇作家が出会う、貴重な機会である。
詳細は以下の通り。
↓
2020年
1月30日(木)・31日(金)・2月1日(土)2日(日)開催!
せりふを読んでみよう
── 劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ ──
第10回 講師:中津留章仁
実力のある俳優を目指そう!〜戯曲読解と発語を学ぶ
俳優訓練の場は数多く存在しますが、戯曲読解を学べる場は多くありません。戯曲を深く読み解くことができなければ、折角学んだ技術を生かすこともできないのです。この企画は、劇作家がどのように書いているか、その秘密を直接俳優に語りかけることで、戯曲を読み解くコツを学んでいただこうというワークショップです。戯曲読解が上手くなれば、せりふを発語する能力が増します。そうすることで、俳優たちはまた新たな地図を手に入れることができるでしょう。
中津留章仁
1973年生まれ。大分県出身。TRASHMASTERS主宰。日本劇作家協会理事。
2000年にTRASHMASTERSを旗揚げ。以降すべての作品の作・演出を手がける。主な作品に、12年『黄色い叫び』『背水の孤島』、18年『埋没』、19年『オルタリティ』など。青年劇場『みすてられた島』、劇団民藝『篦棒(べらぼう)』、劇団青年座『断罪』など外部への脚本提供も多い。千田是也賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、讀賣演劇大賞選考委員特別賞など受賞多数。
《次代を担う劇作家を育成するためのプロジェクト》
文化庁委託事業「2019年度 次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁、一般社団法人日本劇作家協会
制作:一般社団法人日本劇作家協会
せりふを通して出会う貴重さ ── 坂手洋二
劇作家と俳優は、せりふを通して出会います。俳優という未知の他者の解釈を経て、その肉声として発された「せりふ」と出会い直すことは、劇作家にとって貴重な経験です。また、劇作家自身がどのように「せりふ」を構築したかをじかに知ることは、俳優にとっても、意義があるはずです。両者のセッションを実現する、唯一無二の講座です。
戯曲の書き癖 ── 古川貴義
完璧な戯曲なんて、そうそうありません。粗さもあれば、それぞれ固有の“戯曲の書き癖”もあります。でも、その粗さや書き癖は、戯曲を読み解く糸口になり、時には戯曲の良さになることだってあります。俳優には、読解のヒントを。劇作家には、自作を振り返り次作に活かす機会を。さあ、せりふを読んでみよう。
来たれ! 劇作家とその志望者 ── 安坂駿一
俳優はせりふの発語について学ぶ。劇作家はその様子を“目撃”する、あるいは素材となるせりふを提供する。このワークショップに劇作家が参加する意味は、音声化・肉体化されるにふさわしいせりふについて、深く考えることにあります。生き生きしたせりふを書くための“発見”ができる機会です
▽ スケジュール
2020年1月30日(木)
*一般公開! 13:00―16:30=オリエンテーション・稽古
1月31日(金)
2月1日(土)
両日とも終日=稽古
2月2日(日)
10:30ー12:00=稽古
*一般公開!13:00ー16:30=リーディング・講評・トークセッション
▽ 会場
一般公開日(1/30および2/2)
芸能花伝舎 創造スペース(東京都新宿区西新宿6-12-30)
初日はA1、最終日はB1b
稽古日(1/31および2/1)
トム・プロジェクト稽古場 (東京都墨田区太平1-12-5)
▽ テキスト
中津留章仁『みすてられた島』
*受講の方は台本全編をお送りいたします。
2月2日(日) 15:00 トークセッション「戯曲読解と俳優教育について」
登壇:中津留章仁、中村ノブアキ、古川 健、横山拓也
お申込み
[受講] 俳優 応募受付期間=12月18日(水)〜1月15日(水) 終了しました
[聴講] 劇作家 応募受付期間=12月18日(水)〜1月21日(水) 21日まで延長して受付中
[見学] 一般 予約受付開始= 受付中!
募集要項
俳優・劇作家共通
[定員]
・俳優:10名程度/劇作家:5名程度
[応募受付期間]
・2019年12月18日(水)0:00〜1月15日(水)23:59
[応募先]
・ jpa.serifu@gmail.com
[選考]
・応募後3日以内に受付確認メールをお送りします(土日祝はやや遅れる場合があります)。
・書類選考ののち、1月20日(月)夜までに参加の可否をメールでご連絡します。
・上記アドレスからのメールが受信できるようご設定ください。
俳優
[受講料]
・4日間 4,000円 (別途テキスト代がかかる場合があります)
・書類選考後、受講の決まった方に振込先をお知らせいたします。
[応募条件]
・年齢20歳以上
・舞台経験2年以上
・プロの俳優として生計を立てていくことを目標にしている方、特に戯曲の読解を学びたい方。
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ俳優応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(俳優用) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
2)写真 バストアップと全身の2枚
[備考]
・オーディションなどで当日の予定がわからない方はご応募はお控えください。
劇作家
[参加費]
・無料 (別途テキスト代がかかる場合があります)
[応募条件]
・年齢不問
・1作以上の戯曲執筆経験がある方
・今後も書き続ける意志をお持ちの方、プロの劇作家を目指す方。
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ劇作家応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(劇作家) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
*上記のWordファイルのダウンロード・添付ができない場合のみ、メール本文に下記の必要事項を記載のうえお送りください。
・氏名・ふりがな
・住所・電話番号・メールアドレス
・年齢・性別
・演劇歴(学校・劇団等への所属、ワークショップ・セミナー等への参加)
・執筆経験(劇作家)または舞台歴(俳優)
・自由記入
・備考
《初日と最終日は一般公開!》
稽古見学/リーディング&トークセッション
見学者も学べるワークショップ!
筆記用具をご持参のうえ、メモをご自由にお取りください。
俳優・劇作家はもちろん演出家・演劇スタッフの方にもおすすめです。
ご予約受付中!
見学予約フォーム
[一般公開対象日] 両日来場の他、どちらか1日のみのご予約も承ります
・1月30日(木) 13:00ー16:30
劇作家によるせりふワークショップをなぜ行なうのか。
その趣旨を語るオリエンテーションと、稽古をご覧いただけます。
・2月2日(日) 13:00ー16:30
リーディングと講師による講評ののち、休憩を挟んでトークセッションがございます。
初日と併せてご覧いただくと、俳優のせりふの発し方の変化を知ることができます。
[入場料]
・無料
【担当委員】
中津留章仁 坂手洋二 藤井ごう 古川貴義
古川 健 村野玲子 安坂駿一 矢内文章 吉田康一
【お問合せ】
日本劇作家協会 「せりふを読んでみよう」
TEL: 080-9380-4025(担当:久保田)
MAIL: jpa.serifu@gmail.com (「せりふを読んでみよう」専用)
**お問合せはできるだけメールでお願いします
jpa.serifu@gmail.comからのメールが受信できるようご設定のうえお問合せください。
メール不着対応のためにお電話番号もお書き添えいただけると助かります。
http://www.jpwa.org/main/activity/serifu