Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

岸田首相の「足を引っ張る」という言い方は、あてはまらない。これ以上日本語を壊さないでくれるかね。

2024-04-30 | Weblog

岸田総理は、全敗した28日の衆議院補欠選挙について「自民党の政治資金の問題が大きく足を引っ張り申し訳なく思っている」と陳謝した、そうだ。

いやいやいやいや。

これは、「本質」として「「自民党の政治資金の問題」が大きく影響しているという、ど真ん中の事実であり、それを「足を引っ張り」とかいって軽微に見せようとする根性が、さもしい。

で、「足を引っ張る」という日本語を、破壊しないで下さい。

岸田氏が真似してきた、今は亡き安倍総理という人も、散々日本語を壊してきた、酷い人だったが、それを真似しなくていい。

 

「足を引っ張る」という日本語は、「仲間の成功・勝利・前進などのじゃまをする。また,結果としてじゃまになる行動をする」とされていて、「仲間」=自民党、だろうから、国民は関係ないし、「本筋」の「政治家の信義として最も重要な問題」として「自民党の政治資金の問題」が存在するのだから、「じゃまをする」というような、周縁の問題ではない。

これ以上、日本語を壊さないでくれ。

 

 

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『夜明けへの道』の、あまりにも豪華なパンフレット

2024-04-30 | Weblog
ミャンマーのドキュメンタリー映画『夜明けへの道』の、あまりにも豪華なパンフレットが、届いた。
 
私もコメントしたので、送ってきてくれた。
 
かなりの部分をスマホで撮影した、相当荒っぽい、しかも食事シーンがむやみに多い、体裁としては、粗くて、素朴な、『オッペンハイマー』の一万分の一くらいの予算(たぶん)で撮られているはずの映画なのだが、パンフレットは『オッペンハイマー』に負けないくらい重厚だ(たぶん)。
 
関わる人々の、配給・太秦の、思いが詰まっている。
 
それは、映画にあらわれるミャンマーの人たちの生命のために、である。
 
 
 
この映画が、この監督が、ここに存在することじたいが、希望である。ウクライナ、パレスチナだけでなく、理不尽な武力に蹂躙される人たちのため、私たちに何ができるのか。インターネットやスマートフォンの時代になっても、生身の人間が抗うということの根源を、突きつけられる思いだ。
 
坂手洋二(劇作家・演出家)
 
 
 
4月27日 全国公開。
 
写真は、コ・パウ監督。
 
 
 
解説

かつてビルマと呼ばれたミャンマーで、2021年2月1日早朝、国軍によるクーデターが発生。ミャンマーの現代史においては3回目となるクーデターだ。1回目は初めての軍政時代を導入した1962年3月、2回目は第二軍政期のきっかけとなった1988年9月である。そして2011年、長きにわたる軍事政権から民主化に大きく舵を切った。その後の10年、市民は自由と民主主義への希望を抱き始めていた。しかし今回のクーデターにより、一夜にして世界は転覆した。軍は前年の総選挙での不正を口実に、アウンサンスーチー国家顧問ら民主派政権の幹部を拘束、非常事態を宣言して全権を掌握。反発した市民の抗議デモは武力闘争に発展し、人々の自由と平穏な暮らしは崩れていった。3年が経つ現在でも一部少数民族と連携し、国軍との戦闘が激化している。地元人権団体によるとクーデター後、4500人近い市民が国軍に殺害され、計約2万6000人が拘束、避難民は約230万人にのぼる。

ミャンマーでは半世紀にわたる軍事政権が終わりを迎えた2011年以降、言論の自由が拡大。映画監督コ・パウは自由な時代の映画製作に勤しむ一方、COVID-19により外出が困難になると、家族で製作したコメディ動画をSNSへ投稿。総フォロワー数は100万人を越え、厳しいロックダウンに苦しむ市民を元気づけた。そんな中、軍事クーデターが勃発。コ・パウら芸能人は街に出て抗議デモを先導したことで指名手配される。国軍の残虐行為は次第にエスカレートしていき、デモ隊を機関銃で一掃するなど容赦ない弾圧に乗り出す。国軍から追われる身となったコ・パウは、民主派勢力の支配地域に逃亡し、ジャングルでの潜伏中に短編映画『歩まなかった道』(2022)を製作。そして現在も潜伏生活を続ける中で、自らのリアルな姿を撮影したセルフドキュメンタリー映画『夜明けへの道』を製作した。
人間としての尊厳を失った市民が、常に監視され、自己表現が制限される社会。現在でもミャンマーの人々は毎日、人道に対する罪を目撃し続けている。増え続ける死者数と高まり続ける拘留者率は、まさにディストピアである。軍に都合が悪い情報を発信するものはすべて処罰の対象となるため、国内外に情勢を伝えることは困難だ。それでも、ミャンマーに目を向けてほしい、そして民主化の時計の針を巻き戻すまいと、命がけで公開する本作はコ・パウ監督の今なお続く闘いと決意の実録映画だ。

作の興行収入より映画館への配分と配給・宣伝経費を差し引いた配給収益の一部は支援金とし、
コ・パウ監督らを通じてミャンマー支援にあてられます。
[配給: 太秦株式会社]

 

コ・パウ(監督)

1975年1月5日、ミャンマー中部マグウェ生まれ。
ミャンマーを代表する俳優・映画監督。1998年に脚本家として映画界に入り、その後俳優としても活躍。悪役などを演じて有名になる。2007年にはビデオドラマの監督でデビュー。俳優としては400本近くに出演したほか、多くのビデオ映画を監督し、15本の長編映画を製作している。コメディ映画からアクションのほか、社会問題に切り込む作品も製作しており、作風は広い。僻地の小学校に赴任した熱血教師の奮闘をコミカルに描く『涙は山を流れる』(2019)で2019年のミャンマーアカデミー賞(監督賞)に選ばれ、主演俳優のミンミャッはこの映画でアカデミー賞を受賞した。2021年2月1日ミャンマーで軍事クーデターが勃発すると、仲間の芸能人とともに抗議デモに参加。2月17日には国軍から追われる身となり、民主派勢力の支配地域に逃亡。潜伏中のジャングルで短編映画『歩まなかった道』(2022)を制作、今回セルフドキュメンタリー映画『夜明けへの道』を制作した。現在も軍への抵抗活動を続けている。

「この映画の制作の動機は、私たちアーティストも独裁者の革命の中で、自らの人生、成功、家族全員の生活を代償に払ってきたことを知っていただきたいのです。
この革命は大きな成果を上げています。最後まで進むべきだと感じています。もう後戻りはできないということを理解していただきたい。」

 

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ゴールデンウィークだという

2024-04-30 | Weblog

ゴールデンウィークだという。

人が多いが、さすがは吉祥寺。インバウンドの皆様よりも、地元の人たちの方が圧倒的に多い。たぶん。

数時間にわたり、レクチャーを受ける感じ。

某国について。歴史について。現在について。戦争について。民族、宗教について。

彼と出会ったのはその某国で、もう五年前になる。

あ、まあ秘密にするようなことでもないけれど、一応ネタバレを避けるのだ。

 

ハモニカ横丁の二階のオープン席。窓に座る感じの不思議な感じ。

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衆院補選 「立憲」という政党が勝った、ということでは、ない。

2024-04-28 | Weblog

衆院補選。

言うまでもないが、「立憲」という政党が勝った、ということでは、ない。

 

投票率が、いったいどこまで低くなるのか。投票終わって瞬時に「当確」がでるのも、なんだかなあ。ゼロ打ち、という言葉が、嫌。

 

巷に噂される「六月に総選挙」は、個人的には面倒なので、勘弁してほしかったが。

 

こういう推移で、いろいろな問題が「終わった」感を持たれてしまうことにならないようにも、してほしい。

 

八年前、野党の一本化についていろいろと相談されて、魔が差して少しは動いたものだが、「立憲」が第二自民党化しているということでしかない、というか、そうなりたい「立憲」自身の一本勝ちイメージ創出は、どうなんだろう。「立憲」主導部は、国民民主以外の野党と組む気はいよいよなくなっているはずだ。

もちろん「立憲」にだって、まともな議員がいないわけではないのだが。

 

 

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映画 『ちゃわんやのはなし 四百年の旅人』

2024-04-28 | Weblog

映画 『ちゃわんやのはなし 四百年の旅人』。

1598年、豊臣秀吉の2度目の朝鮮出兵の際、主に西日本の諸大名は各藩に朝鮮人陶工を連れ帰ったという。それ以降、朝鮮をルーツに持つ薩摩焼、萩焼、上野焼などの陶工たちは、数々の苦難を乗り越えながら、その技術と伝統を現代に至るまで受け継いできた。

薩摩焼の十五代沈壽官、萩焼の十五代坂倉新兵衛、上野焼の十二代渡仁といった陶工たちをはじめ、関係者・専門家などへのインタビューを通して、日本と韓国の陶芸文化の交わりの歴史を見つめ直し、伝統の継承とは何かを浮き彫りにしていく。その十五代沈壽官が修行時代を過ごした韓国・利川にあるあるキムチ甕工房の家族が、十五代から学んだ伝統を守る意義を語る。

日本と韓国における陶芸文化の伝統の発展と継承とは何かを見直し、真正面から描く、ドキュメンタリー。

専門性の強い部分もあり、内容を把握しきれているかどうか自信がない面もありますが、伝承という、大きく、繊細なテーマが伝わってきました。

 

李鳳宇さんが、企画・プロデュース、

私は監督作のWOWOW「君のことを忘れない〜女優・渡辺美佐子の戦争と平和〜」(2013)の頃に知りあった松倉大夏さんが、長編初監督を果たした。彼は映画「やまぶき」(2022)のプロデュースなどでも活躍している。

ナレーションは小林薫さん。

宣伝美術は、燐光群の広報宣伝も何度か手掛けてくれている、李 潤希さん。

 

5月18日、.ポレポレ東中野等、で劇場公開。

 

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「青空図書室」を発見

2024-04-28 | Weblog

所用で近くだけれどふだん行かないところを通りかかると、「青空図書室」を発見。

確かに、外で本を読めるいい季節ではあるが、なかなかそれはできない。

「青空図書室」は、いいなあ。

駐車スペースらしきところに椅子をぐるり並べ、お薦めの本が椅子の上に置いてある。

天気のいい日にやるということらしい。

なるほど、通りかかった人に場所を開放するのか、と思ったら、一応百円の有料ではあり、小学生以下は十円、じつはカフェの表というか隣で、「注文してくれると嬉しいが強制ではないです」というのが、泣かせる。

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映画 『マリウポリの20日間』 は必見である

2024-04-27 | Weblog

この週末日本公開された『マリウポリの20日間』 は、必見の映画である。

どうしても観なければならないと思って、映画『マリウポリの20日間』を観た。

2022年2月、ロシアがウクライナ東部マリウポリへ侵攻開始。 壊滅までの20日間、包囲されたマリウポリ市内で、戦火に晒された人々の惨状を、AP通信のウクライナ人記者であるミスティスラフ・チェルノフが現地で記録し、世界に発信したものを、映画としてまとめた。

産院まで爆撃するロシア軍の無差別攻撃。断水、食料供給や通信の遮断、死にゆく子供たち、掘られた穴にまとめて埋葬される民間人の遺体の数々、戦火にさらされた人々の惨状を描いた、ウクライナのジャーナリストによるウクライナの映画である。本年のアカデミー賞・長編ドキュメンタリー賞を受賞している。

一つ一つの出来事は、既に報道でご存じの方も多いとは思うが、一人の人間が「身を持って体験した」という20日間の出来事のリアリティーは、それが「映画」としてまとめられたことで、よりいっそう実感深く伝わってくる。淡々としていながら、この緊急事態に、人間は無意識に適応してしまう、その不条理も感じさせる。決して観察映画でなく、監督のナレーションがある「主観映画」のようになっているかといえば、そんなことはない。この映画では、監督自身が、「姿を見せない被写体」にも、なっているのである。それにしても理不尽な出来事が連続しすぎる。この映画に描かれた出来事の後に、マリウポリの鉄工所で、さらに悲惨な出来事が付いていたのも、報道された通りであろう。

ネタバレになっても言いたいのは、映画の中で取材者の目の前で亡くなってしまう生身の妊婦のことについて、ロシア側が「フェイクニュース」「ウクライナの女優が演じている」というでっち上げをする、残忍さだ。「情報戦争」等という言葉でまとめないでほしい。一方的な報道、インターネットの無責任な「利用」は、人間を、何度も殺すのだ。

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食べ物の書き込みをするとき

2024-04-27 | Weblog

先日、上田の馬肉うどんの書き込みをしたとき、

「あなたが食べ物の書き込みをするときは、書き仕事がうまく行かず悶々としているときなんですよね」と言われた。

あたりか、はずれか。

まあ、それはどうでもいい。

すみません。

考えていたら何もできなくなるときにそういうことをするのです。

私は。

たぶん。

 

写真は、どこかの沖縄そば。

ヤマトにいると、沖縄そばを食べたいと思ったことは、ほとんどない。

沖縄で食べるから、沖縄そば、なのではないかな。

いやいや、沖縄以外の沖縄そば店の皆様、ごめんなさい。

 

 

 

 

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『夜会行』

2024-04-26 | Weblog

高木登さんの『夜会行』を観に行った。

女性5人だけの芝居。

内容は、女性ならではの話題、ということになるのか。何を言ってもネタバレになりそう。

そういう内容を男性が書いたこと自体を、とやかく言われがちだったりするのだが、今回は、どうなのだろう。

演出は、小崎愛美理さん。

奥行きと間口、高さのバランスが独特で、じつはなかなか使いにくい劇場の特質を、舞台底面を高くすることによって、逆に魅力的に見せている。

出演者は、素直に観られる、適材適所で、誰ひとり、やり過ぎな感じはない。バランスがいいのである。

そして、私が戯曲講座などでいつも、できれば避けた方がいいという言い方をする要素というか方法の、二つが、入っている。それを否定的に捉えられないようにきちんと書いているのは、やはり高木さんの腕前である。腕前の中には、オリジナリティーに近い要素も入っている。それで「特別な話」にしてしまわないところが、今回の作り手のいいところである。

女性だけの芝居をやろうと思っている方は、きっと何かの刺激を受けるだろう。

そして、終わらせ方が、素敵でした。
 
劇場を間違えてしまって、冒頭部分を見逃してしまったのが、残念。
 
 
 
 

 

 

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うるま市での陸上自衛隊訓練場計画断念で、ぬか喜びしていては、いけない

2024-04-26 | Weblog

沖縄県うるま市石川での陸上自衛隊訓練場整備計画について、防衛省は11日までに予定地での整備を断念する方針を固めた。地元から反対と撤回を求める声が相次いでいた。土地の所有者も売却しない意向を周囲に伝えていた。木原稔防衛相は会見で、地元の理解を得るのは難しいとして断念を表明した。 政府が一度決めた基地政策を白紙に戻すのは極めて異例と言える。

ただ、「団結すれば大きな力を発揮できる」と評価する声も聞かれるが、予定されていた場所は閑静な住宅地や自然豊かな県立石川青少年の家が隣接していて、防衛省側も「周辺が住宅地であること」が理由での断念であり、陸自第15旅団(那覇市)をより規模の大きい師団に改編するのに伴い、追加の訓練が必要になるのは変わらないとしている。つまり、「沖縄県内に訓練場を整備する必要がある」という態度を変えず、本島内で別の場所を探す考えだ。先方は、住宅地以外に訓練場を作れば、それはそれでいいと考えているに過ぎないのだ。

木原防衛相は計画ありきで訓練場の建設を進めようとしてきたことを反省している態で、「うるま市はじめ地元の皆さまにおわびする」と陳謝したが、そもそもこの間自衛隊基地づくりを強行した宮古島だって、「周辺が住宅地であること」は変わらないのに、断念しなかったじゃないか。本島なら反対する者の言うことを聞くが、離島では譲らない、というのでは、差別ではないか。

「防衛省が住民説明会で、当初想定していたヘリの離着陸や空包射撃は行わないと態度を変えたことも、逆に不信を高めました(赤旗)」という声もあるが、宮古島・石垣島・与那国島、自衛隊施設設置を強行し部隊が新設してきたどの島でも、武器類の運び込み含めて、じっさい、なし崩し的に運用を拡大し、約束を破りまくっている。

宮古島に新設された陸自駐屯地には小銃の弾や発煙筒の「保管庫」を造ると説明していたのに、実際には、誘導弾(ミサイル)や迫撃砲弾などを貯蔵した弾薬庫が建設されていたことが分かり、大問題になったし、与那国島でも、陸自沿岸監視隊の配備を認めたら、その後、ミサイル部隊を置く計画が明らかになり、自衛隊誘致に初めは賛成していた住民からも「だまされた」と批判の声が上がっていた。

続けて赤旗によれば、木原氏は12日の記者会見で「全国各地を見渡した時に、人口が比較的多い地域に所在し、住宅地等に近接する訓練場は複数ある」などとし、「沖縄本島においても、住民生活と調和をしながら訓練所要を満たすことは不可能とは考えていない」と強弁したという。人口が多く、住宅地などに隣接する場所での訓練場建設を否定していないのである。

 

沖縄県の玉城知事は11日午前9時すぎに「大歓迎だ。政府は住民の声に真摯に向き合うという姿勢をこれからも堅持していただきたい。おそらく沖縄県内どこにも訓練施設は要らないという声もあるはずなので、引き続き我々もそういう住民の声、民意を尊重していただくよう要望していきたい」と述べたという。

既に沖縄には、面積で在日米軍専用基地の7割が集中している。周辺地域の軍事緊張を一層高め、戦時になれば攻撃の標的になる基地はなくさなければならない。デニー知事の時代にこれだけ自衛隊施設が増えたのだ。「声もあるはずなので」じゃなくて、ご自身がしっかりと、「沖縄県内どこにも訓練施設は要らない」と、言っていただきたい。

 

写真は、沖縄県・与那国島の自衛隊基地にある、グラウンド施設。

 

 

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ドキュメンタリー映画 『おらが町のツチノコ騒動記』

2024-04-25 | Weblog

ドキュメンタリー映画 『おらが町のツチノコ騒動記』。

関係者多数なので、試写を見せていただくことに。

 

「探さないでください、 私はどこかにいますから・・・」というキャッチコピーは、いい。

 

感想はいろいろあるが、珍しい、コメディーのドキュメンタリーであることは、突筆しておきたい。

できれば、もっともっと笑いたい。

 

まあ、オカルトや神秘、マスコミの狂騒というよりは、民俗学的な、柳田国男以降的な集落の伝説のあり方の歴史とその分布を思わせられるところアリ。

「妹の力」的なところは出て来ないけれど、ツチノコ発見の伝承は、「山姥伝説」とは、重なるのだ。

 

そして、科学というか生物学というか、蛇博士、トカゲ博士の件りが、とくに笑えます。

 

私がツチノコを見た話は、内緒。

どうやらツチノコを見たことを人に言うと、祟りがあるらしいので。

 

公開は5月18日より、ポレポレ東中野 他で。

 

https://studio-garret.com/tsuchinoko/

 

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麺と丼のセット

2024-04-23 | Weblog

なにを食べたかをいちいちSNS、Facebookに披露する年長の先輩が、蕎麦屋で「麺と丼のセット」を食したということを、またまた上げていた。

そうか、と思った。

考えてみれば私は、久しく「麺と丼のセット」をいただいていない。

「ラーメンと炒飯のセット」も、いただいていない。

悲しいことだが、そんな年齢になってしまったのだ。

と、思ったが、「待てよ」となった。

じつは、信州・上田には御縁があって、何度か行き、何日か滞在し、その都度、駅前の「馬肉うどん」の店に通っていた。

なかむら、という店だ。

で、三回に一回は、「馬肉うどんとミニ天丼のセット」を、いただいていた。

そして、私は、もしも上田に行って、また、なかむら、に行ったら、三回に一回は、「馬肉うどんとミニ天丼のセット」をいただくことが予想できた。

たぶん、そうなのだ。

「カツ丼ともりそば」「天丼とかけそば」は、もうしんどいのだが、そして、どうやら、ご飯も全部食べられる気はしないが、そういうセットは、麺類が余計な気がするのだ。

しかし、なかむら、という店の、馬肉うどんは、食べたいのだ。

しっかりと、麺類の方がメインだからであろう。

もちろん、このセットに冷や奴がついていることも、忘れてはならない。

 

ああ、上田には、三年くらい行けていない。

 

まあ、何しろ、外食をしなくなった。

コロナ禍のせいであろう。

物価が上がりすぎたためであろう。

 

そんなやくたいもないことを考えながら、机に一日中向かっていた、本日の私であった。

ええ。

ずっと机に向かっているのは精神衛生上良くないので、こんなことも書き飛ばして、自分の不安定さを鎮めるのである。

 

 

 

これは上田のソウルフード 馬肉うどんについて、昔書いた記事

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/a059377325f92be397b5e45a8c99be70

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b1a40399ac90fadd9bb0b410ddd3352a

 

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納豆とキムチ

2024-04-23 | Weblog

「長生きするために納豆とキムチを食べている」と聞かされても、ぽかんとしてしまう。

最近よく言われるのだ。

発酵食品が長寿に貢献するとか、キムチの乳酸菌は、ヨーグルトよりも強力で大腸ガン予防するとか、キムチの乳酸菌と納豆菌が相乗効果がいいとか。

私はおいしいと思うから、納豆とキムチを食べている。

冷蔵庫に入っていれば、食べる。

それだけである。

とくに、冷や奴にかけていただくのが、いい。

そして、そこに海苔をかけることがある。

そうすると、「のりは水溶性で、水に溶ける栄養素なので、 納豆とキムチの組合わせに加えて頂くとバランスがいい」という。

いや、そんなこと言われても。

 

納豆とキムチに海苔を載せた冷や奴は、焼酎に合う。

これは私の中での、事実である。

 

 

 

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新作のためのオーディション・ワークショップ

2024-04-22 | Weblog

新作『地の塩、海の根』。

追加出演者を募集するためのオープン・ワークショップを、一通り、終えた。

新しい出会いは、わくわくする。

演劇で自分が何ができるか、模索し始めている人。

二十歳になりたての若者も参加した。

キャリアがあっても、私とは初めて出会う人も。

以前ご一緒したこともあるが、久しぶりの再会という方も。

そのときの顔ぶれの組み合わせは偶然だが、出会いは楽しい。

 

それぞれの出会い。発見。

一人一人の個性が交錯するワークショップは、楽しい。

時間は、あっという間に過ぎてしまう。

 

さて、いよいよ本格体制だ。

 

 

 

新作『地の塩、海の根』

6月21日(金)〜7月7日(日)

下北沢ザ・スズナリ

 

 

 

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ミャンマー映画 『夜明けへの道』へのコメント

2024-04-21 | Weblog
ミャンマーのドキュメンタリー映画『夜明けへの道』へのコメント
 
この映画が、この監督が、ここに存在することじたいが、希望である。ウクライナ、パレスチナだけでなく、理不尽な武力に蹂躙される人たちのため、私たちに何ができるのか。インターネットやスマートフォンの時代になっても、生身の人間が抗うということの根源を、突きつけられる思いだ。
 
坂手洋二(劇作家・演出家)
 
 
 
4月27日 全国公開。
 
写真は、コ・パウ監督。
 
 
 
解説

かつてビルマと呼ばれたミャンマーで、2021年2月1日早朝、国軍によるクーデターが発生。ミャンマーの現代史においては3回目となるクーデターだ。1回目は初めての軍政時代を導入した1962年3月、2回目は第二軍政期のきっかけとなった1988年9月である。そして2011年、長きにわたる軍事政権から民主化に大きく舵を切った。その後の10年、市民は自由と民主主義への希望を抱き始めていた。しかし今回のクーデターにより、一夜にして世界は転覆した。軍は前年の総選挙での不正を口実に、アウンサンスーチー国家顧問ら民主派政権の幹部を拘束、非常事態を宣言して全権を掌握。反発した市民の抗議デモは武力闘争に発展し、人々の自由と平穏な暮らしは崩れていった。3年が経つ現在でも一部少数民族と連携し、国軍との戦闘が激化している。地元人権団体によるとクーデター後、4500人近い市民が国軍に殺害され、計約2万6000人が拘束、避難民は約230万人にのぼる。

ミャンマーでは半世紀にわたる軍事政権が終わりを迎えた2011年以降、言論の自由が拡大。映画監督コ・パウは自由な時代の映画製作に勤しむ一方、COVID-19により外出が困難になると、家族で製作したコメディ動画をSNSへ投稿。総フォロワー数は100万人を越え、厳しいロックダウンに苦しむ市民を元気づけた。そんな中、軍事クーデターが勃発。コ・パウら芸能人は街に出て抗議デモを先導したことで指名手配される。国軍の残虐行為は次第にエスカレートしていき、デモ隊を機関銃で一掃するなど容赦ない弾圧に乗り出す。国軍から追われる身となったコ・パウは、民主派勢力の支配地域に逃亡し、ジャングルでの潜伏中に短編映画『歩まなかった道』(2022)を製作。そして現在も潜伏生活を続ける中で、自らのリアルな姿を撮影したセルフドキュメンタリー映画『夜明けへの道』を製作した。
人間としての尊厳を失った市民が、常に監視され、自己表現が制限される社会。現在でもミャンマーの人々は毎日、人道に対する罪を目撃し続けている。増え続ける死者数と高まり続ける拘留者率は、まさにディストピアである。軍に都合が悪い情報を発信するものはすべて処罰の対象となるため、国内外に情勢を伝えることは困難だ。それでも、ミャンマーに目を向けてほしい、そして民主化の時計の針を巻き戻すまいと、命がけで公開する本作はコ・パウ監督の今なお続く闘いと決意の実録映画だ。

作の興行収入より映画館への配分と配給・宣伝経費を差し引いた配給収益の一部は支援金とし、
コ・パウ監督らを通じてミャンマー支援にあてられます。
[配給: 太秦株式会社]

 

コ・パウ(監督)

1975年1月5日、ミャンマー中部マグウェ生まれ。
ミャンマーを代表する俳優・映画監督。1998年に脚本家として映画界に入り、その後俳優としても活躍。悪役などを演じて有名になる。2007年にはビデオドラマの監督でデビュー。俳優としては400本近くに出演したほか、多くのビデオ映画を監督し、15本の長編映画を製作している。コメディ映画からアクションのほか、社会問題に切り込む作品も製作しており、作風は広い。僻地の小学校に赴任した熱血教師の奮闘をコミカルに描く『涙は山を流れる』(2019)で2019年のミャンマーアカデミー賞(監督賞)に選ばれ、主演俳優のミンミャッはこの映画でアカデミー賞を受賞した。2021年2月1日ミャンマーで軍事クーデターが勃発すると、仲間の芸能人とともに抗議デモに参加。2月17日には国軍から追われる身となり、民主派勢力の支配地域に逃亡。潜伏中のジャングルで短編映画『歩まなかった道』(2022)を制作、今回セルフドキュメンタリー映画『夜明けへの道』を制作した。現在も軍への抵抗活動を続けている。

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