安倍政権に「緊急事態」を任してはならない。
場当たり的なスタンドプレイの「要請」で国じゅうの人間が振り回されても、彼は自分の「権力」を行使することにしか関心がないのだろう。
責任を取りたくない、できる限りのことはやったことにしたい、ということだけではない。もともとこの「総理大臣」は、こういうことを、したかったのだ。
全国の一斉休校で、生徒たちの貴重な「3月」は奪われた。学業補償もされない。思い出も作れない。
それに対応する親達、学童保育等の負担を少しもわかっていない。挙げ句の果ては、世の中のことが何もわかっていない「有給休暇でなんとかしろ」発言である。
感染拡大を防ぎたいなら、「緊急事態」に対応する大胆な施策を実行するなら、1月の段階で動いているべきだ。
国民や自治体が最善の対応を現場で選べるよう、法を整備したり、情報を誤魔化さずに公開し、何より対策のための予算を計上するべきだ。自分は「命令」だけして「現場の判断」に責任を押しつけるのではなく。
そして何より、「満員の通勤電車」を解消することである。
一度に10分しか行わなかったという対策会議で具体的な課題が話されたとも思われない。
「クラスター」(感染者の集団)とか、専門的な新語みたいなものを表に出して、さも対策を取っている振りをするのもやめてほしい。無策であることの言い訳にしか聞こえない。そもそもクルーズ船という「感染集団」をきちんとさばくどころか、後処理さえ出来ていないではないか。
26日にスポーツ・文化イベントの今後2週間の開催自粛を要請したばかりだが、私たちの周辺で、どれだけの苦渋に満ちた決断が行われているか、想像も出来ないだろう。
そのくせ、縮小したとはいえ、東京マラソンやサッカーの国際親善試合はやるのである。選手を派遣しないとする外国に対して、「政府として問題ないことをしっかり発信し、同時に科学的に問題がないことを示すことも大変重要だ」と言う。科学的に問題がないなら、一斉休校は必要ないだろう。
せっかく申し出てくれているのだ。オリンピックはロンドンに譲ればいいだけである。
要請しただけで強制力はないという話であっても、「責任」論は出てくるし、街場では互いに監視しているような空気も生まれてきている。現場は悲惨である。
この政権は、「緊急事態」には、国民に負担を押しつけて良い、と考えているのだ。
それが明確になった以上、幕引きしかない。
もはや安倍政権のみの問題ではなく、それを許してしまうこの国の人間全体の問題なのだ。
安倍政権に「緊急事態」を任してはならない。
というか、「緊急事態」を作り出したのが、安倍政権そのものだからだ。
この政権は、国民の命には関心がない。
絶対にこの政権を、改悪前提のやり方で、現在の憲法に触れさせてはならない。
撮影・姫田蘭。
場当たり的なスタンドプレイの「要請」で国じゅうの人間が振り回されても、彼は自分の「権力」を行使することにしか関心がないのだろう。
責任を取りたくない、できる限りのことはやったことにしたい、ということだけではない。もともとこの「総理大臣」は、こういうことを、したかったのだ。
全国の一斉休校で、生徒たちの貴重な「3月」は奪われた。学業補償もされない。思い出も作れない。
それに対応する親達、学童保育等の負担を少しもわかっていない。挙げ句の果ては、世の中のことが何もわかっていない「有給休暇でなんとかしろ」発言である。
感染拡大を防ぎたいなら、「緊急事態」に対応する大胆な施策を実行するなら、1月の段階で動いているべきだ。
国民や自治体が最善の対応を現場で選べるよう、法を整備したり、情報を誤魔化さずに公開し、何より対策のための予算を計上するべきだ。自分は「命令」だけして「現場の判断」に責任を押しつけるのではなく。
そして何より、「満員の通勤電車」を解消することである。
一度に10分しか行わなかったという対策会議で具体的な課題が話されたとも思われない。
「クラスター」(感染者の集団)とか、専門的な新語みたいなものを表に出して、さも対策を取っている振りをするのもやめてほしい。無策であることの言い訳にしか聞こえない。そもそもクルーズ船という「感染集団」をきちんとさばくどころか、後処理さえ出来ていないではないか。
26日にスポーツ・文化イベントの今後2週間の開催自粛を要請したばかりだが、私たちの周辺で、どれだけの苦渋に満ちた決断が行われているか、想像も出来ないだろう。
そのくせ、縮小したとはいえ、東京マラソンやサッカーの国際親善試合はやるのである。選手を派遣しないとする外国に対して、「政府として問題ないことをしっかり発信し、同時に科学的に問題がないことを示すことも大変重要だ」と言う。科学的に問題がないなら、一斉休校は必要ないだろう。
せっかく申し出てくれているのだ。オリンピックはロンドンに譲ればいいだけである。
要請しただけで強制力はないという話であっても、「責任」論は出てくるし、街場では互いに監視しているような空気も生まれてきている。現場は悲惨である。
この政権は、「緊急事態」には、国民に負担を押しつけて良い、と考えているのだ。
それが明確になった以上、幕引きしかない。
もはや安倍政権のみの問題ではなく、それを許してしまうこの国の人間全体の問題なのだ。
安倍政権に「緊急事態」を任してはならない。
というか、「緊急事態」を作り出したのが、安倍政権そのものだからだ。
この政権は、国民の命には関心がない。
絶対にこの政権を、改悪前提のやり方で、現在の憲法に触れさせてはならない。
撮影・姫田蘭。