Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

雨が降るというので

2009-11-30 | Weblog
やることがいっぱいある。少しずつしか進められないので時間だけが経ってしまう感じ。……自転車ではなく電車で劇場へ。終演後、楽屋ロビーで宇沢美子さんにいただいたワインで皆で乾杯。東京千秋楽前打ち上げの感じ。いろいろとお話。確かに夜は雨が降る。……この時期にこの円高はまずい。日本経済はかなり不安だ。
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久しぶりに新宿

2009-11-29 | Weblog
迷うが自転車で劇場入りして、NOTE。劇作家協会勢藤事務局長と話。原稿。二時から劇場地下稽古場で、劇評を書こうとする人たちのための講座。昼の部を観てくださった渡辺美佐子さんと話。原稿。移動して新宿モリエール。名古屋の劇団あおきりみかん。アフタートークに出演。ゴールデン街に行ったことがないという鹿目主宰をガルガンチュアに拉致してズブロッカ一杯だけ。ライヴ帰りで元気そうな石橋幸さんと久々にお話。高円寺に戻り自転車をピックアップして帰宅。……新宿で劇場入り前のアップの場所がなくて困っているというあおきりみかんメンバーに有料なら至近に新宿御苑があるぞと教えた。アップというより紅葉見物になりそうだが。
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とんぼがえり

2009-11-28 | Weblog
大阪、名古屋で記者会見。帰京。夜の部には間に合う。終演後、二階のカフェ・アンリファーブルで観に来てくださった方々とお話。シェイクスピアふうなんとかという料理を頼んでみる。劇場の上にカフェがあると終演後すぐに上がってもらい待っていただけるので助かる。その後、大鷹明良さんらと焼酎。
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いつの時代の話だ

2009-11-27 | Weblog
情宣、記者会見のため各地を転々とする。まず盛岡、仙台。昼飯は煮干しダシの盛岡ラーメン。最終便の飛行機で東北から伊丹へ。精華小劇場で来月予定されている「現代演劇ポスター展」について大阪市が「裸の図案の展示は控えて」と注文を出したという珍事について小堀純さんに聞く。ヌードのあるポスターは青少年保護育成条例に触れるそうだ。ダムタイプのポスターとかが対象という。この劇場はもともと小学校の講堂だったわけだが、市によれば「元教育施設にふさわしくない」そうだ。それじゃ教育施設にルノアールの裸体画は飾れないことになるし、「元」って「今は違う」って意味ではないのか。
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2ステージ

2009-11-26 | Weblog
いっぱいNOTE(ダメ出しとは言わないようにしている)。この芝居、一日2ステージはなかなかハード。12月アジア劇作家会議の打合せや取材、旅の打合せ、次回公演の準備、インターン面接も入って、てんてこまい。斎藤憐さんとのアフタートーク。憐さんのアメリカへの視座についていろいろ聞く。それにしても、思いがけない事態があちこちで起きている。しっかりしなければ。
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久しぶりのちゃんとした睡眠

2009-11-25 | Weblog
きっちり寝床で6時間眠るのは久しぶりであった。蒲団とはいいものだ。昼間は溜まっていた仕事を消化してゆく。劇作家協会の社団法人化に向けたあれこれも。あっという間に時間が過ぎて劇場へ。今日は「原作者」宇沢美子さんを招いてのアフタートークあり。ぎっちり満席。我々二人を引き合わせた策士にして恩師?の巽孝之教授ら大勢のギャラリーのためか、素敵だけれど真面目なトークとなる。
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久しぶりの観劇

2009-11-24 | Weblog
前々から推薦されていたパラドックス定数を前夜に王子で観て、ほぼ徹夜で書き物二種を上げ、睡魔との格闘を予想しつつ午前十一時から新国立劇場『ヘンリー六世』通し上演。休憩入れ十一時間半、うとうとしかけたのは一瞬だけ。隣で演出の鵜山仁氏、前後でスタッフ陣が観ていたりするんだもの。島次郎氏の美術はこの劇場とのつきあい方の一つの結論というかお手本のように思える。周囲の照明が暗い時が多いのとヘンリー王は手足が見えなかったりするので、前田文子さんの衣裳は圧倒的な存在感。観客の視界に入っているのが五十%以上衣裳だったりするのだ。このお二人と第二部前半までを牽引する中嶋しゅうさん、第三部で活躍する浅野雅博さんとは来年3月俳優座劇場プロデュース『兵器のある風景』でご一緒する。第一部は木場勝己さんのかっこよさに痺れる。超大作、お疲れ様でした。
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結婚式の二次会のお流れ

2009-11-23 | Weblog
開幕翌日、一年間だけいた演劇研究会の同期加藤和夫君の結婚式があり、いろいろ知り合いを集める手伝いを頼まれていたがあまり手伝えず申し訳なかった。劇研での一年最後の私の初演出の舞台にも出てくれた。彼は東映Vシネマの仕掛け人。式には行けなかったが、夜、新宿の居酒屋に合流。お似合いの新婦は十四歳年下、見るからにきりりとしていて、しっかりものだという。四半世紀以上ぶりに会う人もいて浦島太郎なかんじも。二次会仕切りはやはり同期の太田愛仁君。私の書き下ろした劇研版『黄色犬』と、燐光群『処刑空港』初演に出ている。相変わらず渋い声の二枚目。
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追われ続ける

2009-11-23 | Weblog
いろいろな締切が重なり、とにかく劇場にいる以外の時間も机に向かいつづけていた。椅子やら床やらで眠ることも多く、初日があいてやっと人心地着いたと思ったが、まだまだやることが多く、追われている。何もないよりはいい。
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初日

2009-11-22 | Weblog
ついに開く。「ハシムラ東郷 イエローフェイスの異人伝」の著者・宇沢美子さんご本人がいらっしゃる。どんな内容かはお伝えしていなかった。いきなり見ていただいて何よりご本人に驚いていただきたかったのである。じゅうぶん驚いていただけたようだ。どういうことに驚かれたかは、これからご覧になるお客様のためにあえて秘すのだが。
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初日前

2009-11-22 | Weblog
まあじたばたしてもしかたがないのだ。やれることをやろう。
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「事業仕分け」に関する意見提出

2009-11-19 | Weblog
文化庁予算は約千億、その半分が文化財保護に使われるため、実質は五百億。今回の事業仕分けを額面通り受け止めると最大百億近い削減となるらしい。予算の五分の一がカットされるわけである。文化行政は国がやるものではないといった乱暴な仕分け人もいるという。……私は本番直前で何もできなかったが、国際演劇協会は<行政刷新会議「事業仕分け」に関する意見>を提出した。日本の国際的なプレゼンスに直結する文化芸術政策を重視せよ、文化芸術振興は、国民全 体の生活を豊かにする、安易な地方への責任転移を見直せ、といった内容。
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ビジュアルというより

2009-11-18 | Weblog
劇場に通う日々。自転車通いで高円寺までの道はずいぶん慣れた。梅ヶ丘へよりも近い気がする。手袋なしでもつのはあと数日か。……初日間近である。島次郎さんの美術、宮本宣子さんの衣裳、ビジュアルというより「劇の空気」のようなものがしっかりと決まってゆく。苦労しながらやっと全体を見通せたという、初めてムービングライトを使う竹林功マスターの照明も、いままでにない色合いが見られるような気がする。優れたデザイナー諸氏に同伴して頂ける幸福。                             
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詳細は明かせませんが

2009-11-17 | Weblog
ある昔ながらの友達が、世間の話題をさらう公共の仕事の重い立場を担わされることになった。世の動きに沿いながら、じつはかなり違う斬新なことを考えているという。本気の「計画」を詰めて世に問えるまでまだ暫く時間はかかるだろうし、政治的な論争も起ころうし、まして全て完成まで50年くらいかかりそうだという。「自分が鵺を討たんとして鵺になってしまった」という境地、のようだ。他の誰でもない、お前さんがやるのだからとことんやってくれ。
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さようなら、大浦みずきさん 

2009-11-16 | Weblog
あまりにもショックでどうしていいかわからない。大浦みずきさんが肺ガンで亡くなられたという。様子がいろいろたいへんな感じはうかがっていたのだが……。三年前燐光群のイプセン『民衆の敵』にメインロールで出ていただいた。男役を女役に代えたのだ。ノルウェーの関係者も喜んでくださった。わくわくとしたまま本番を続け、幸せな芝居だった。本当に素敵な方で、大好きでした。才能はもちろん、「現場」を感じ受け取る能力がすごかった。必ずまたご一緒し、今度は彼女に当て書きさせていただきたいと思って約束していた。悔しい。ああ。
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