ハロウィン。
日本人がお祭り好きだとかいうのは誤解。
制度依存症。
決められた日にみんなでやる。
自分で決めたわけではない。
みんながやってる。
みんなもやってる。
だからやる。
決められていないことをやる人を否定する。
決められていないことをやった人に何か起きたら自己責任だとか言う。
くだらん。
ハロウィン。
日本人がお祭り好きだとかいうのは誤解。
制度依存症。
決められた日にみんなでやる。
自分で決めたわけではない。
みんながやってる。
みんなもやってる。
だからやる。
決められていないことをやる人を否定する。
決められていないことをやった人に何か起きたら自己責任だとか言う。
くだらん。
新幹線で帰京中。
大阪で記者会見。
岡山で公共的な会議。
その後また取材受ける。
日帰り。
以上。
なかなか忖度できない。
それとは別に、
おのおの別な事情で娑婆(?)から離れていた三人、それぞれがくださった帰還報告が、同じ二十四時間内に届く。
なんしても、よかった。
写真は一昨年の大晦日のものだから今回は関係ないよ。今日は始発じゃないし。(惑わせて失礼)
写真は、テニアン・日本海軍司令部跡。
テニアンでは、1980年、日本政府による大平洋への放射性廃棄物投棄計画もあったという。
太平洋諸国の反発で、計画は棚上げとなった。
以前詳しく現地を見た徳之島もそうだったが、日本政府は放射性廃棄物を投棄するために南の島々に可能な地を探っていた時期がある。
困っていたのだ。困っていたくらいなら、放射性廃棄物が出てしまうような発電方法を、そのとき見直すべきだったのだ。
今、サイパンとテニアンの8キロという距離について思うと、複雑だ。
近いようで、遠い。
第二次世界大戦時、連合軍の攻撃を受けるタイミングにも、時差がある。
それぞれに離れて住む家族たちもいた。
過去の、想像上の、人の思い、のようなものに打ちのめされ、ぐらぐらと揺れてしまう瞬間がある。
『サイパンの約束』。
↓
http://rinkogun.com/Saipan_Tokyo.html
『五人の斥候兵』という映画がある。
昭和十三年日活多摩川映画製作。
監督は 田坂具隆。出演は、小杉勇/見明凡太郎/伊沢一郎/井染四郎/長尾敏之助、他。
脚本は荒牧芳郎。
昭和13年の中国大陸。直前の戦闘の被害で二百人が八十人になった部隊。前隊長が死んだため隊長に昇格した岡田が指揮を執る。前線の敵状偵察に出た五人の斥候兵は、敵に見つかり、なんとか逃走するが、木口一等兵だけが帰ってこない……。というのが、梗概。
作られたのは、日中戦争のさなか。公開は南京事件の直後。1938年のお正月映画。
なぜ私はこの映画を紹介したいのかというと、私が新作の演劇『サイパンの約束』の中でこの映画について触れるつもりだということもあるのだが、映画の中で新隊長が「戦中日誌」にこだわる件について、指摘してくれる人があって、あらためて思うところがあるからだ。
新隊長は直属の部下である軍曹にこう言われる。
「隊長殿は少しお休みにならないといけません。私は隊長殿がまだ寝ておられるのを見たことがありません。」
新隊長は答える。
「ありがとう、ふん、俺はな、陣中日誌が書けてないと、それが一番気になる。兵士たちの辛苦は、日誌だけは知っているんだ。日誌さえ書いてしまえば、俺はいつ死んでもいいと思う」
部下に「隊長殿、死なれてはたまるものですか」と言われて新隊長は笑い、
「俺は暇があると、日誌を繰り返して読むんだ。軍曹も読んでみるといい。……どんな苦しいときでも、勇気がわいてくるぞ。戦死した兵士たちの魂が自分に乗り移ってくるような気がするんだ。しかし「この戦いに於いて、誰々戦死す」と書くのは、本当に辛い」
ここで「戦中日誌」は、「戦死した兵士たちの魂」が記録されているものである。「兵士たちの辛苦」をその「戦中日誌」だけが知っている、つまり、兵士たちの生死をかけたアイデンティティーは、そうして「記録され、意義あるものとして人々に伝わる」ことによって証明されるということかもしれないのだ。
自衛隊のイラク派兵で、「日報」が処分されるということは、戦闘状態と隣り合わせにいたかもしれない彼らにとっての、「戦中日誌」が体現するもの同様の「生死をかけたアイデンティティー」を、消されてしまったに等しい。
死を賭してそこにいたのに、自分たちの活動や死の意味を、誰も正しく認識してくれない、ということになってしまう。
そう思うと、処分されてしまったという「自衛隊イラク日報」については、まずは必ず探し出して「開示」を迫ろうとするのが、当たり前なのではないか。
そして、安田純平さんが、拘束から解放された後、それまでに命がけで取材した記録類が返却されなかったことに怒っていると報道されたのだが、それは、当たり前だろう。
彼の「生死をかけたアイデンティティー」が、消されてしまったのだ。「真実」を伝えるという自身の存在証明たる職務を、果たせないのだ。
しかしもちろん、苦労は多いだろうし映像等がないため間接的な描写になる部分もあるであろうが、これから安田さん自身が、自分の言葉でその内容を紡いでゆくことは、できるはずだ。安田さんの存在は、生きた「戦中日誌」、“Walking Action Report” であるからだ。
で、この話には続きがある。
「真実」を記録する自分の仕事に「生死をかけたアイデンティティー」を持つのは、戦場にいた者だけではない。
「森友問題」で近畿財務局の職員だった男性が自殺した。公文書の書き換えがあったことを財務省は認めている。そして、この問題で犠牲者が出たのである。彼は「改ざんを指示され悩んでいた」と書き残し、自ら命を絶った。
この件について求められている「真相究明」は、とうぜん安倍総理に向かう。「私や妻が関係していたということになれば、これはまさに、これはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」と、安倍総理自身が言っていたからである。
安倍総理の指示で国の土地を八億円引きの格安価格で売ったかどうかに関わる「学園との交渉記録」を、「廃棄した」と佐川宣寿元理財局長は国会で答弁した。
近畿財務局の職員だった男性が自殺したのは、その該当する「交渉記録」である公文書について、「改ざん」という、公務員である彼にとっては屈辱的な、自らのアイデンティティーを否定する行為に、加担させられたからである。
それは「日報」「陣中日誌」に虚偽を書けと強要されたに等しい。そしてその改ざん過程も含め、文書の存在自体が消されたのだ。
ほんらい「日報」も「公文書」も、「真実」が記されているはずだ。だからこそ、英霊も心安まり、隊長が繰り返し読んで士気を保つ価値がうまれる。「真実」に基づき正しく職務を果たしていれば、近畿財務局の職員も自らのアイデンティティーを保つことができたはずなのである。
そして、おそらく、『五人の斥候兵』に出てくる隊長は、もしもいまこの時代を生きていれば、「真実」を伝える安田さんの記録を、日本政府の事情で隠されねばならなかった自衛隊のイラク日報を、葛藤の末に虚偽であっても作り出すしかなかった近畿財務局の職員の報告を、必ず大切に聞くであろうと思う。
大切に受け取る者がいて、白日の下にさらされるときに、それが「真実」でなければならないという認識は、必ず再確認される。
近畿財務局の職員は、その力学に殉じたのだ。
安田純平さん、まぼろしのイラク日報に記された自衛隊員、「真実」を記録したかった近畿財務局の職員、それぞれの、「生死をかけたアイデンティティー」の希求を、思う。
安田純平さんが拘束されている期間中、一メートル五十センチのサイズの場所に八ヶ月のあいだ閉じ込められていた話には、かなり衝撃を受ける。
それはつらい。その状態でしかも身動きできないというのだ。フィジカルにつらい。どうしようもなくむごいことだ。
フィジカルには自由なつもりでも、精神的に身動きできない。そういうときもある。それは時として自己責任である。
とにかく動くしかない。拘束されている中、自由の貴重さを思ったという安田さんの話に、頷く。
こちらはまだまだ自由である。
写真は、今年1月、沖縄県国頭郡東村平良の浜に打ち上げられた、ザトウクジラ。
第24回 劇作家協会新人戯曲賞。
最終候補作が発表されました。 (応募戯曲到着順)
応募総数238本のうち、30本が一次審査を通過。さらに6本に絞り込まれました。
一次審査員以下の方々でした。
赤澤ムック、大田雄史、小川未玲、刈馬カオス、黒川陽子、杉浦久幸、
角ひろみ、象 千誠、高谷信之、嶽本あゆ美、棚瀬美幸、出口 明、
ナカヤマカズコ、原田ゆう、平塚直隆、南出謙吾、柳井祥緒、芳﨑洋子
………
第24回劇作家協会新人戯曲賞 最終審査会 「劇作家大会2019大分大会」
[日時] 2019年1月26日(土)
[会場] J:COM ホルトホール大分
劇作家大会特設サイト ⇒ https://jpac2019-oita.org
最終審査員
川村 毅、坂手洋二、佃 典彦、土田英生、永井 愛、平田オリザ、マキノノゾミ
審査会司会 瀬戸山美咲
賞 正賞は時計、副賞として50万円が贈呈されます。
(主催 一般社団法人 日本劇作家協会 / 後援 公益財団法人 一ツ橋綜合財団)
http://www.jpwa.org/main/activity/drama-award/prize
「劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ 」。
応募締切は31日(水)。
あと一週間あまりです。
劇作家と俳優の受講生を募集中です。
12月3日(月)・4日(火)・6日(木)・7日(金)の全4日間の開催です。
参加ご希望の方は、お急ぎ下さい。
詳細をご確認のうえ、ぜひご応募ください(書類選考あり)。
↓
http://www.jpwa.org/main/activity/serifu
チラシは上のサイトで御覧になれます。表裏のPDFが開きます。
初日(12/3)と最終日(12/7)は一般公開!一般見学のお申込みは、11月2日(金)より。
…………
せりふを読んでみよう
── 劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ ──
第7回 講師:坂手洋二
「俳優と劇作家の出会い」に期待する
「セリフを発する」に至る機能、「会話をする」という仕組み。
俳優であれ劇作家であれ、それぞれの人が自分なりに導き出した方法論をもとに、演劇の現場に向かっているのだろうと思います。
ただ、その方法論はいつでもどの演劇にでも、必ず当て嵌まるものでしょうか。
新しい作品に向かうということは、その内容に見合った、未知の方法論を発見することかもしれないのです。
そうした可能性の模索にこそ、新たな劇を上演する意義があるといえるかもしれません。
同時に、そのことが、相手がどのような作品であっても、踏まえておくべき原則を見つけ出すことに繋がるのではないかと思います。
新しい出会いの中で、演劇の面白さ、探索の楽しさを、共有してみたいと思います。
▽ スケジュール
12月3日(月) 13:00―16:30 オリエンテーション・稽古 *一般公開!
12月4日(火) 終日 稽古・研修 (おおむね13時30分〜21時頃の予定ですが、終日お時間をお空けおきください)
12月6日(木) 終日 稽古・研修 (同)
12月7日(金) 10:30ー12:00 稽古・研修/13:00ー16:30 リーディング&講評 *一般公開!
▽ 会場
3日 浜田山会館 ホール
東京都杉並区浜田山1-36-3
4日・6日 雑司が谷地域文化創造館 練習室1
東京都豊島区雑司が谷3-1-7 千登世橋教育文化センター内
7日 ノアスタジオ都立大学 5スタジオ
東京都目黒区中根1-7-23 STビル
12月7日(金) 15:00 トークセッション「せりふとの向き合い方」
登壇: 坂手洋二 中津留章仁 古川貴義 古川 健
お申込み
[受講] 劇作家・俳優 応募受付期間=10月1日(月)〜31日(水)
[見学] 一般 予約受付開始=11月2日(金)
募集要項
劇作家・俳優共通
[定員]
・劇作家:5〜10名程度/俳優:10名程度
[応募受付期間]
・2018年10月1日(月)0:00〜10月31日(水)23:59
[応募先]
[選考]
・応募後3日以内に受付確認メールをお送りします(土日祝はやや遅れる場合があります)。
・書類選考ののち、11月14日(水)夜までに参加の可否をメールでご連絡します。
・上記アドレスからのメールが受信できるようご設定ください。
劇作家
[受講料]
・無料 (テキスト代別途)
[応募条件]
・年齢不問
・1作以上の戯曲執筆経験がある方
・今後も書き続ける意志をお持ちの方、プロの劇作家を目指す方
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ劇作家応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(劇作家) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
俳優
[受講料]
・4日間 4,000円 (テキスト代別途)
・書類選考後、受講の決まった方に振込先をお知らせいたします。11月20日(火)までにお手続きください。
[応募条件]
・年齢20際以上
・舞台経験2年以上
・プロの俳優として生計を立てていくことを目標にしている方、特に戯曲の読解を学びたい方
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ俳優応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(俳優用) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
2)写真 バストアップと全身の2枚
[備考]
・オーディションなどで当日の予定がわからない方は、11月2日(金)までに参加可否が確定する場合のみ応募可。決定次第必ずご連絡ください。
*上記のWordファイルのダウンロード・添付ができない場合のみ、メール本文に下記の必要事項を記載のうえお送りください。
・氏名・ふりがな
・住所・電話番号・メールアドレス
・年齢・性別
・演劇歴(学校・劇団等への所属、ワークショップ・セミナー等への参加)
・執筆経験(劇作家)または舞台歴(俳優)
・自由記入・備考
《初日と最終日は一般公開!》
稽古見学/リーディング&トークセッション
11月2日(金) 15時受付開始! 予約フォームはそれ以降にご利用いただけます
予約フォーム
見学者も学べるワークショップ!
筆記用具をご持参のうえ、メモをご自由にお取りください。
俳優・劇作家はもちろん、劇作家の視点を知りたい演出家・演劇スタッフの方にもおすすめです。
[一般公開対象日] 両日来場の他、どちらか1日のみのご予約も承ります
・12月3日(月) 13:00ー16:15
劇作家によるせりふワークショップをなぜ行なうのか。その趣旨を語る
オリエンテーションと、稽古をご覧いただけます。
・12月7日(金) 13:00ー16:30
リーディングと講師による講評ののち、
休憩を挟んでトークセッションがございます。
初日と併せてご覧いただくと、俳優のせりふの発し方の変化を
知ることができます。
[入場料]
・無料
【担当委員】
中津留章仁 坂手洋二 奥山雄太 藤井ごう
古川貴義 古川 健 村野玲子 安坂駿一 吉田康一
【第7回運営担当】村野玲子
【お問合せ】
日本劇作家協会 「せりふを読んでみよう」担当
TEL: 03-5373-6923
MAIL: jpa.serifu@gmail.com (「せりふを読んでみよう」専用)
**お問合せはできるだけメールでお願いします
jpa.serifu@gmail.comからのメールが受信できるようご設定のうえお問合せください。
メール不着対応のためにお電話番号もお書き添えいただけると助かります。
那覇市長選、現職の城間幹子氏にあっさり当確、2期目に続くことになる。
先に県知事選になった玉城デニー氏、豊見城市長になった山川仁氏に続く、辺野古新基地建設反対のオール沖縄陣営の勝利が続く。
「辺野古新基地建設反対の圧倒的な民意」は、この三つの選挙結果で、しっかりと確認された。
そして、「民意に対する現在の政権の向き合い方があまりにも強権的である」ことは、もっと共有されるべきである。
当たり前のことを言う。
「辺野古移設が前提」という「リンク論」は、正当なものではない。
日本政府が約束したはずの「普天間基地5年以内の運用停止」は、「辺野古新基地建設」の問題よりも、優先されなければならないはずだ。
運用停止にしなければならないだけの、正当な理由があるからだ。
住民は、生命の危険にさらされ、生活を妨げられている。
「普天間基地5年以内の運用停止」が先である。期限は来年2月である。
安倍政権が「政府の立場は変わらない」と断言するなら、そのことについてであるべきだ。
日本政府は、「普天間基地5年以内の運用停止」を、あらゆる交換条件抜きで、アメリカ側に要求しなければならない。
二つの問題は別々にあると、何度も確認されてきた。
本来、そうでなければならなかったのだ。
私の手元に、先週、『法廷で裁かれる南洋戦・フィリピン戦』(瑞慶山茂・編著 高文研)が届いた。著者・瑞慶山弁護士のご厚意である。ありがたいことである。(写真)
この書の概要を紹介する。
第二次世界大戦当時、南洋諸島・フィリピン群島では約10万人の日本人のうち移民県・沖縄から約8万人の沖縄県人が生活していて、「沖縄県南洋諸島」と呼ばれていた。そして多くの民間人玉砕の戦場となったこの地域で、沖縄県出身者2万5千人以上が戦死したと推定されている。
その南洋・フィリピン戦で家族を亡くしたり、孤児となったり、負傷したにもかかわらず、放置されてきた民間人が国の責任を問う訴訟を起こした。
戦後70年以上経ったいまも、PTSDなど精神的、そして肉体的苦痛に苛まれ続けているのである。
本書は、その原告45名の陳述書による被害実態、戦争に起因する精神的被害を診断された28名の診断書・鑑定書から、今も続く戦争被害の重さを伝える裁判全記録の《被害編》である。
現在の私の仕事は、まさに南洋諸島・サイパンに移り住んだ人たちのことに、向かっている。
あまりにも資料が多く、この書もまだ全てを読み通すことが出来ていない。
ここに登場する人たち、戦争被害を受けた民間人にとって、「戦争」は、過去のものではない。
そして、生涯を通して「国家の欺瞞」を骨の髄まで思い知らされた人たちが、決して承服せず、国に対して裁判を起こそうとしているのだ。
これはそのたたかいを記録する本である。
今回、私が取材でじっさいに聞き書きをさせていただいた相手の多くは、サイパンから沖縄に戻った、あるいはサイパンで生まれた、豊見城の人たちである。
彼ら豊見城市民は、山川仁氏を、新市長に選んだ。
玉城デニー新知事同様に辺野古新基地建設に反対する人である。
圧倒的な得票率だった。
山川氏は「本当の平和とは、基地のない沖縄」だと述べ、「多くの県民の心の一つとして豊見城市も発信できるように進める」と表明している。
きょうは那覇市長選。玉城デニー、山川仁両氏に続いて、城間みきこさんも結果を出してくれると信じる。まあ、結果を出すのは市民なのだから、那覇市民を信じる。
全ては繋がって、「現在」である。
そしてそれは、私たち自身の話なのだ。
戦争を起こすのは国家である。
国家は国民に対して責任がある。
そして「国家の欺瞞」は戦時にこそ顕著だが、日常の中でも厳しく問われねばならない。
過去のことも、現在のことも。
シライケイタ氏が作・演出する劇団〈温泉ドラゴン〉が新作で「本庄事件」を扱った芝居をやると聞いて、最初は、おお、と思ったが、それは、私も1923年の「本庄事件」に繋がる芝居をやったばかりだからである。『九月、東京の路上で』に出てくる「本庄事件」は、関東大震災に端を発した朝鮮人虐殺事件の一つである。私は同作で、本庄よりも近隣の寄居、熊谷の事件を描いた。
残念ながら観に行く時間がないのだが、そのシライ氏の新作『THE DARK CITY』は、たいへん好評のようである。ただ、こちらは、1948年、本庄市で、新聞と市民が連帯して町から暴力を一掃したほうの「本庄事件」を扱っているのだという。別な事件なのだ。
シライ氏はこの新作のために本庄市を歩いたという。じつは私も『九月、東京の路上で』のための取材で、本庄市を少しは歩いた。そのさい同市の歴史民俗資料館に行き(写真)、その「反暴力のほう」の「本庄事件」の展示も見た。……この時代、この背景である。取材時のことを思い出すと、私なら、こちらの「本庄事件」であれば、初めから事件に関わり全てを見守り采配していた可能性のある「GHQ」との関わりを描くことを中心に置いたのではないかと思う。拙作『天皇と接吻』と同じ時代背景だからだ。「反暴力のほう」の「本庄事件」のキーパーソンは、「GHQ」のヘイワード中佐である。シライ氏がどのようなアプローチをしたのかは知らない。
『九月、東京の路上で』の内容では、「街道沿いの街」という意味では、私は本庄の近くの寄居の方に惹かれた。『九月、東京の路上で』には、寄居という街の成り立ちに言及する場面は出てくる。本庄も寄居も、どこか過去の時代の臭いが残っている。
同時代の、自分より若い作家が熱意の籠もった作品をつくって評価を得ているらしいのだ。自分も頑張らねば、と思う。
ちなみに、『九月、東京の路上で』は、来年春に再演する予定である。
「常夏の島」サイパンは、年中通して二十七度。
ほんとかどうかは知らないが「世界一、年間平均気温が変わらない島」ってことで、ギネスブックにも認定されているそうだ。
沖縄の十月のような気候、と、沖縄出身者は言う。
『サイパンの約束』
↓
http://rinkogun.com/Saipan_Tokyo.html
サイパン、ガラパンから臨む、海。
西太平洋。
五年前。
この向こうに、沖縄も、ヤマトも、フィリピンも、ある。
いや、きっと、過去も、かつての人々の場所も、どこかにある。
『サイパンの約束』
↓
http://rinkogun.com/Saipan_Tokyo.html
「劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ 」、チラシ裏面です。
検索めんどうとかネット内で辿るのが億劫とかいう人がいるので仕方ないのです。
Facebook やらない人も多いしね。
俳優だけでなく劇作家も参加できるのが私の前回枠との違いです。
12月3日(月)・4日(火)・6日(木)・7日(金)の全4日間の開催です。
ただいま劇作家と俳優の受講生を募集中です。
応募締切は10月31日(水)です。参加ご希望の方は、お急ぎ下さい。
詳細をご確認のうえ、ぜひご応募ください(書類選考あり)。
↓
http://www.jpwa.org/main/activity/serifu
チラシは上のサイトで御覧になれます。表裏のPDFが開きます。
初日(12/3)と最終日(12/7)は一般公開!一般見学のお申込みは、11月2日(金)より。
…………
せりふを読んでみよう
── 劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ ──
第7回 講師:坂手洋二
「俳優と劇作家の出会い」に期待する
「セリフを発する」に至る機能、「会話をする」という仕組み。
俳優であれ劇作家であれ、それぞれの人が自分なりに導き出した方法論をもとに、演劇の現場に向かっているのだろうと思います。
ただ、その方法論はいつでもどの演劇にでも、必ず当て嵌まるものでしょうか。
新しい作品に向かうということは、その内容に見合った、未知の方法論を発見することかもしれないのです。
そうした可能性の模索にこそ、新たな劇を上演する意義があるといえるかもしれません。
同時に、そのことが、相手がどのような作品であっても、踏まえておくべき原則を見つけ出すことに繋がるのではないかと思います。
新しい出会いの中で、演劇の面白さ、探索の楽しさを、共有してみたいと思います。
▽ スケジュール
12月3日(月) 13:00―16:30 オリエンテーション・稽古 *一般公開!
12月4日(火) 終日 稽古・研修 (おおむね13時30分〜21時頃の予定ですが、終日お時間をお空けおきください)
12月6日(木) 終日 稽古・研修 (同)
12月7日(金) 10:30ー12:00 稽古・研修/13:00ー16:30 リーディング&講評 *一般公開!
▽ 会場
3日 浜田山会館 ホール
東京都杉並区浜田山1-36-3
4日・6日 雑司が谷地域文化創造館 練習室1
東京都豊島区雑司が谷3-1-7 千登世橋教育文化センター内
7日 ノアスタジオ都立大学 5スタジオ
東京都目黒区中根1-7-23 STビル
12月7日(金) 15:00 トークセッション「せりふとの向き合い方」
登壇: 坂手洋二 中津留章仁 古川貴義 古川 健
お申込み
[受講] 劇作家・俳優 応募受付期間=10月1日(月)〜31日(水)
[見学] 一般 予約受付開始=11月2日(金)
募集要項
劇作家・俳優共通
[定員]
・劇作家:5〜10名程度/俳優:10名程度
[応募受付期間]
・2018年10月1日(月)0:00〜10月31日(水)23:59
[応募先]
[選考]
・応募後3日以内に受付確認メールをお送りします(土日祝はやや遅れる場合があります)。
・書類選考ののち、11月14日(水)夜までに参加の可否をメールでご連絡します。
・上記アドレスからのメールが受信できるようご設定ください。
劇作家
[受講料]
・無料 (テキスト代別途)
[応募条件]
・年齢不問
・1作以上の戯曲執筆経験がある方
・今後も書き続ける意志をお持ちの方、プロの劇作家を目指す方
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ劇作家応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(劇作家) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
俳優
[受講料]
・4日間 4,000円 (テキスト代別途)
・書類選考後、受講の決まった方に振込先をお知らせいたします。11月20日(火)までにお手続きください。
[応募条件]
・年齢20際以上
・舞台経験2年以上
・プロの俳優として生計を立てていくことを目標にしている方、特に戯曲の読解を学びたい方
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ俳優応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(俳優用) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
2)写真 バストアップと全身の2枚
[備考]
・オーディションなどで当日の予定がわからない方は、11月2日(金)までに参加可否が確定する場合のみ応募可。決定次第必ずご連絡ください。
*上記のWordファイルのダウンロード・添付ができない場合のみ、メール本文に下記の必要事項を記載のうえお送りください。
・氏名・ふりがな
・住所・電話番号・メールアドレス
・年齢・性別
・演劇歴(学校・劇団等への所属、ワークショップ・セミナー等への参加)
・執筆経験(劇作家)または舞台歴(俳優)
・自由記入・備考
《初日と最終日は一般公開!》
稽古見学/リーディング&トークセッション
11月2日(金) 15時受付開始! 予約フォームはそれ以降にご利用いただけます
予約フォーム
見学者も学べるワークショップ!
筆記用具をご持参のうえ、メモをご自由にお取りください。
俳優・劇作家はもちろん、劇作家の視点を知りたい演出家・演劇スタッフの方にもおすすめです。
[一般公開対象日] 両日来場の他、どちらか1日のみのご予約も承ります
・12月3日(月) 13:00ー16:15
劇作家によるせりふワークショップをなぜ行なうのか。その趣旨を語る
オリエンテーションと、稽古をご覧いただけます。
・12月7日(金) 13:00ー16:30
リーディングと講師による講評ののち、
休憩を挟んでトークセッションがございます。
初日と併せてご覧いただくと、俳優のせりふの発し方の変化を
知ることができます。
[入場料]
・無料
【担当委員】
中津留章仁 坂手洋二 奥山雄太 藤井ごう
古川貴義 古川 健 村野玲子 安坂駿一 吉田康一
【第7回運営担当】村野玲子
【お問合せ】
日本劇作家協会 「せりふを読んでみよう」担当
TEL: 03-5373-6923
MAIL: jpa.serifu@gmail.com (「せりふを読んでみよう」専用)
**お問合せはできるだけメールでお願いします
jpa.serifu@gmail.comからのメールが受信できるようご設定のうえお問合せください。
メール不着対応のためにお電話番号もお書き添えいただけると助かります。
「劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ 」、チラシができました。
12月3日(月)・4日(火)・6日(木)・7日(金)の全4日間の開催です。
ただいま劇作家と俳優の受講生を募集中です。
応募締切は10月31日(水)です。参加ご希望の方は、お急ぎ下さい。
詳細をご確認のうえ、ぜひご応募ください(書類選考あり)。
↓
http://www.jpwa.org/main/activity/serifu
チラシは上のサイトで御覧になれます。表裏のPDFが開きます。
初日(12/3)と最終日(12/7)は一般公開!一般見学のお申込みは、11月2日(金)より。
…………
せりふを読んでみよう
── 劇作家と俳優のためのせりふの読みかたワークショップ ──
第7回 講師:坂手洋二
「俳優と劇作家の出会い」に期待する
「セリフを発する」に至る機能、「会話をする」という仕組み。
俳優であれ劇作家であれ、それぞれの人が自分なりに導き出した方法論をもとに、演劇の現場に向かっているのだろうと思います。
ただ、その方法論はいつでもどの演劇にでも、必ず当て嵌まるものでしょうか。
新しい作品に向かうということは、その内容に見合った、未知の方法論を発見することかもしれないのです。
そうした可能性の模索にこそ、新たな劇を上演する意義があるといえるかもしれません。
同時に、そのことが、相手がどのような作品であっても、踏まえておくべき原則を見つけ出すことに繋がるのではないかと思います。
新しい出会いの中で、演劇の面白さ、探索の楽しさを、共有してみたいと思います。
▽ スケジュール
12月3日(月) 13:00―16:30 オリエンテーション・稽古 *一般公開!
12月4日(火) 終日 稽古・研修 (おおむね13時30分〜21時頃の予定ですが、終日お時間をお空けおきください)
12月6日(木) 終日 稽古・研修 (同)
12月7日(金) 10:30ー12:00 稽古・研修/13:00ー16:30 リーディング&講評 *一般公開!
▽ 会場
3日 浜田山会館 ホール
東京都杉並区浜田山1-36-3
4日・6日 雑司が谷地域文化創造館 練習室1
東京都豊島区雑司が谷3-1-7 千登世橋教育文化センター内
7日 ノアスタジオ都立大学 5スタジオ
東京都目黒区中根1-7-23 STビル
12月7日(金) 15:00 トークセッション「せりふとの向き合い方」
登壇: 坂手洋二 中津留章仁 古川貴義 古川 健
お申込み
[受講] 劇作家・俳優 応募受付期間=10月1日(月)〜31日(水)
[見学] 一般 予約受付開始=11月2日(金)
募集要項
劇作家・俳優共通
[定員]
・劇作家:5〜10名程度/俳優:10名程度
[応募受付期間]
・2018年10月1日(月)0:00〜10月31日(水)23:59
[応募先]
[選考]
・応募後3日以内に受付確認メールをお送りします(土日祝はやや遅れる場合があります)。
・書類選考ののち、11月14日(水)夜までに参加の可否をメールでご連絡します。
・上記アドレスからのメールが受信できるようご設定ください。
劇作家
[受講料]
・無料 (テキスト代別途)
[応募条件]
・年齢不問
・1作以上の戯曲執筆経験がある方
・今後も書き続ける意志をお持ちの方、プロの劇作家を目指す方
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ劇作家応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(劇作家) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
俳優
[受講料]
・4日間 4,000円 (テキスト代別途)
・書類選考後、受講の決まった方に振込先をお知らせいたします。11月20日(火)までにお手続きください。
[応募条件]
・年齢20際以上
・舞台経験2年以上
・プロの俳優として生計を立てていくことを目標にしている方、特に戯曲の読解を学びたい方
・全4日間の参加が確実に可能な方。遅刻・早退不可。
[応募方法]
・件名を「せりふワークショップ俳優応募」とし、以下の書類を添付してメールでお送りください。
1)経歴書(俳優用) Word ⇐ ダウンロードのうえご使用ください
2)写真 バストアップと全身の2枚
[備考]
・オーディションなどで当日の予定がわからない方は、11月2日(金)までに参加可否が確定する場合のみ応募可。決定次第必ずご連絡ください。
*上記のWordファイルのダウンロード・添付ができない場合のみ、メール本文に下記の必要事項を記載のうえお送りください。
・氏名・ふりがな
・住所・電話番号・メールアドレス
・年齢・性別
・演劇歴(学校・劇団等への所属、ワークショップ・セミナー等への参加)
・執筆経験(劇作家)または舞台歴(俳優)
・自由記入・備考
《初日と最終日は一般公開!》
稽古見学/リーディング&トークセッション
11月2日(金) 15時受付開始! 予約フォームはそれ以降にご利用いただけます
予約フォーム
見学者も学べるワークショップ!
筆記用具をご持参のうえ、メモをご自由にお取りください。
俳優・劇作家はもちろん、劇作家の視点を知りたい演出家・演劇スタッフの方にもおすすめです。
[一般公開対象日] 両日来場の他、どちらか1日のみのご予約も承ります
・12月3日(月) 13:00ー16:15
劇作家によるせりふワークショップをなぜ行なうのか。その趣旨を語る
オリエンテーションと、稽古をご覧いただけます。
・12月7日(金) 13:00ー16:30
リーディングと講師による講評ののち、
休憩を挟んでトークセッションがございます。
初日と併せてご覧いただくと、俳優のせりふの発し方の変化を
知ることができます。
[入場料]
・無料
【担当委員】
中津留章仁 坂手洋二 奥山雄太 藤井ごう
古川貴義 古川 健 村野玲子 安坂駿一 吉田康一
【第7回運営担当】村野玲子
【お問合せ】
日本劇作家協会 「せりふを読んでみよう」担当
TEL: 03-5373-6923
MAIL: jpa.serifu@gmail.com (「せりふを読んでみよう」専用)
**お問合せはできるだけメールでお願いします
jpa.serifu@gmail.comからのメールが受信できるようご設定のうえお問合せください。
メール不着対応のためにお電話番号もお書き添えいただけると助かります。