Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

牛窓の、ガレットを出す喫茶店

2025-01-04 | Weblog
昨日、「珈琲評論家でも何でもないが、昨年のベスト珈琲は、このお店」として挙げた店について、「この店ではある食べ物が中心メニューなのだが、それはまた、おいおい。」などと書いてしまった。「興味のある方は、個人的にお尋ね下さい。」とも記したが、まあ隠すことでもないので、記してしまうと、それは、「ガレット」である。
選んだのは、その日の日替わりの、キノコの入ったもの。
「いつかガレットの店を開きたい」と思っている友人も、ここを訪れたと聞いている。
味も素晴らしいが、見晴らしのいい窓際のカウンター席でいただくのは、なんとも贅沢である。
ここは、牛窓である。





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元日に蒸留した「白百合」

2025-01-03 | Weblog
石垣市の「白百合」酒造所(創業74年の「池原酒造」)では、元日に蒸留と瓶詰めをした数量限定の「泡盛」が販売されることになっているということで、今年もそのニュースを目にした。
今年の元旦新酒は264リットル。蒸留したての泡盛には独特の甘さがあると言われる。もともとクセのある酒として知られている「白百合」だが、私はすっきりと呑みやすいと思っている。(写真のボトルは新酒ではないです)

地元の酒として石垣の人たちが買うのである。
私は昨年1月に行ったので、昨年の新酒を買うことができた。
それだけではなく、ラベルに「がんばろう! 能登半島」と記してある。
おそらく、酒造関係者としては、誰よりも早く被災地支援に乗りだしたのだ。

年末くらいから、新年を「復興元年」とか言っているらしい石川県馳知事は、一年経っていることを忘れているのではないか。

「泡盛」を含む日本の「伝統的酒造り」は去年、ユネスコの無形文化遺産に登録されたが、まあ、変わらず続けてゆかれるのであろう。




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昨年のベスト珈琲

2025-01-03 | Weblog
昨年のベスト珈琲は、実家近くの、クルマ以外には交通手段のない、こんなところにお店が、という場所にあるカフェの珈琲であった。
この地に来た観光客の一部は、ここまで足を伸ばしてくるのだろう。
焙煎と抽出にこだわりがあるようで、見事に、香りたつ。
三杯分の珈琲が入ってくるという形。
マスターによれば、「多すぎる」と文句を言われるという。
というか、長居していい店、ということなのだろう。
なぜかアメリカ中心の音楽とイタリア中心の映画についてのことが配されている不思議なチョイス。
窓際のカウンター席の見晴らしは、すばらしい。

興味のある方は、個人的にお尋ね下さい。

この店ではある食べ物が中心メニューなのだが、それはまた、おいおい。
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ヤンバルクイナは「反戦」の象徴

2025-01-02 | Weblog
ヤンバルクイナが活躍する『沖縄戦と琉球泡盛』を昨年に上演した私たちであるが、
じつは私は生きているヤンバルクイナを見たことがある。


高江に座り込みをしているときに、「あ、今、ヤンバルクイナを見た」と言っている人がいたりしたが、私は見損ねたか遠過ぎたかで、印象がない。野生のヤンバルクイナは人の気配がするとすぐ姿を消してしまい、なかなか見ることができないことで有名だ。


ところが、沖縄北部・国頭村安田(あだ)にあるヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」では、ヤンバルクイナを間近で観察できる。
写真はそのときのもの。何年も前である。この子は、物怖じしない。人がいても隠れない。


野生のヤンバルクイナはかなりストレスを抱えていると思う。
鳥なのに飛ぶことができない。羽が小さいし、筋肉もついてない。空に逃げられないから道路を横断しているとクルマやバイクにはねられるロードキルが怖いし、逃げ足は速くないから、ノネコやヘビやマングースに襲われないように樹の上で寝るしかない。ある意味、沖縄北部(やんばる)で最も弱い生き物なのかもしれない。
今回、あらためてその「弱者」としてのヤンバルクイナのキャラクターを描くことにしたのは、ヤンバルクイナこそ「反戦」の象徴だという気がしたからなのである。
もちろん野生のヤンバルクイナは、厳しい生存競争をたたかって生きているのに違いないのだが。


劇でヤンバルクイナを演じる武山尚史は、そのへんのことはしっかりわかっているし、人形を操るというよりも、ヤンバルクイナと一体化した形でキャラクターを引き受けてくれた。
人形を操るといっても、そのやり方は、多岐に渡るのである。

※  ※  ※

最初に挙げた写真、鳥類の中に混じっていてヤンバルクイナじゃないものを挙げてしまったので、挙げなおしました。写真欄が小さくて失敗しました。上原小百里さん、ご指摘ありがとうございます。

コメント (1)
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黒麹菌で作られるのは「泡盛」だけではない

2025-01-02 | Weblog
『沖縄戦と琉球泡盛』劇中でも言及されているが、
「黒麹菌」で作られるのが「泡盛」ということになっているが、じつは「こうじ」の段階で「黒麹菌」を使用しているのは、「泡盛」だけではない。

芋焼酎も、麹に「黒麹菌」を使用している場合がある。
銘柄に「黒」が入っているものは、たいていそうである。

「黒霧島」、「黒白波」(これはちょっと命名に問題があるという気がする、白黒はっきりさせてくれという気になる)、「黒伊佐錦」、「佐藤」の「黒」、等々である。

芋焼酎も、「黒麹菌」で作ると、切れ味のよい深い味になるということのようだ。
なるほど、だとすると「黒麹」のもろみだけで作った「泡盛」が、スペシャルで純粋なものだ、という印象が出てくる。

ところで、「残波」という泡盛には、「白」と「黒」がある。もちろんどちらも黒麹菌を使っているのだが、この命名の分け方は、はたして。

芋焼酎も、麹に「黒麹菌」を使用しているほうがうまいのではないかという気がしてしまう、今日この頃である。
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今年は「ヘビ年」 

2025-01-01 | Weblog
2025年の干支は乙巳(きのとみ)。ヘビ年ということだ。

十日前に公演を終えたばかりの燐光群『沖縄戦と琉球泡盛』ですが、劇中、ヘビが出てくるので、写真、上げます。
青ヘビ人形は、青山友香。
ヘビの後ろにはヤンバルクイナ(武山尚史)、そしてカラス的な南洋鳥(高木愛香)がついてきていて、まあ、与那国島の樽舞湿原の設定です。貴重生物の宝庫というか。
人形製作・秋葉ヨリエ。撮影・姫田蘭。

ヘビは金運アップの象徴という話もあれば、脱皮を繰り返すことから生命力や再生のシンボルとも考えられる、そうだ。縁起がいいとされるのはそこら辺からだろうと思うが、ヘビ年には大異変が起きるという説もあるので、油断はできない。
竜頭蛇尾にはならぬようにしたいし、やぶ蛇をおそれず迷わず前進しても、ゆきたい。

とはいえ、思いがけない酷い出来事が続くと「蛇に睨まれた蛙」にしかならないのだが。
以上、蛇足でした。
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本年もよろしくお願い致します

2025-01-01 | Weblog
本年もよろしくお願い致します。
 
共に生きる人たちに感謝です。
 
辛いことも多いですが、生きてゆきましょう。


燐光群は、6月末から、最新イギリス演劇の翻訳版を日本初演します。
「え! あれをやるのか!」という超問題作です。
情報解禁まで、もう少しお待ち下さい。
 
秋の新作は、坂手洋二書き下ろし新作。
数年来、複数の人たちから「これを演劇にしてほしい」と言われていました。
ついに、実現します。

他にも、まだ発表できない企画があります。

御期待ください。
 
 
写真は、泡盛の甕を抱いてご挨拶、ということのようでもありますが、
『沖縄戦と琉球泡盛』。泡盛の「仕注ぎ」の場面。
高木愛香、猪熊恒和、樋尾麻衣子、三浦知之。  
撮影・姫田蘭。
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年越し沖縄そば

2025-01-01 | Weblog
年越し沖縄そば。

泡盛はまだ呑んでいない。
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