共同通信の報道によれば、川崎市は、川崎市で開催中のKAWASAKIしんゆり映画祭での映画「主戦場」上映中止の根拠として「裁判で上映差し止めを訴えられている」としていたが、その原告の皆さんに、自分のところである「市役所で」、記者会見をさせたのだという。
市役所で、だ。
公正中立どころか、「そちら側」であることを、公共の立場たるべき川崎市が、自ら示したに等しい。
これは大問題である。
それ以前に、言いたい。
恥を知れ、川崎市。しんゆり映画祭での映画「主戦場」上映中止を決めた加担者たち。
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ふつうはそう思う。
そう思ってもしかたないような報道を、共同通信はした。
しかし、じっさいに会見をしたのは、市役所内の記者クラブなのだという。
共同通信は「川崎市役所で記者会見を開いた」としか記していない。
それは報道としておかしいだろう。
「原告の皆さん」が川崎まで出向いてくる必要があるかどうかもよくわからないのだが、「川崎市役所で記者会見を開いた」とだけ記せば、川崎市がそのために公式に場を提供しているようにしか読めない。
うんざりする混沌だ。
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https://this.kiji.is/562578144908493921?c=39550187727945729&fbclid=IwAR1rYy6Zkd3XkSBB_r3wBuEdApcFLg1D71M3H1mhYWDJ40jeEy-u5Ac8gkc
「上映中止は当然」出演の原告
慰安婦テーマの「主戦場」、川崎
川崎市で開催中のKAWASAKIしんゆり映画祭が従軍慰安婦問題をテーマにした映画「主戦場」(ミキ・デザキ監督)の上映を中止した問題で、映画に出演し、上映差し止めを求めて提訴している原告らが31日、川崎市役所で記者会見を開いた。
原告らは虚偽の説明を基に撮影したインタビュー映像が映画に使われたとして、デザキ監督や配給会社の東風(東京)に上映中止と損害賠償を求め、6月に東京地裁に提訴。会見した「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長は「上映中止は当然。存在根拠が全くない映画だ」と主張した。