Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

高円寺に一日いる

2009-10-16 | Weblog
午前中、新協会事務所で劇作家協会理事会。来年からの新体制に向けての準備、あれこれ。忙しい劇作家たちが揃う。密度の濃い2時間半。終えて内閣官房参与就任が決まった平田オリザからもろもろ情報。座高円寺へ移り、二度に分けて佐藤信監督と話す。いろいろなことを固めてゆく時期になった。この劇場もオープンの勢いから、二年後、三年後を考える段階に。演劇を取り巻く環境はこの二十年、少しずつ動き出していたが、今、大きな変化の波となるか。
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『ティファニーで朝食を』

2009-10-15 | Weblog
『ハシムラ東郷』参考資料として、カポーティー原作、オードリー・ヘプバーン主演の映画をDVDで。昔観ているかもしれないがほとんど印象がない。子供の頃にはぴんと来ないだろう。オードリーは広告に引っ張り出されるときなど「清楚」という印象で流通しているが、フィジカルで独自の色気がある。『パリの恋人』でもジーン・ケリーに負けず踊っていた。で、これがなぜ『ハシムラ東郷』に関係があるかは、内緒だ。というか、観劇後には誰にでもわかるのだが。
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駆け足、横浜

2009-10-14 | Weblog
『ハシムラ東郷』出演の植野葉子さんが出ているTPT『血の婚礼』、表の港湾夜景が美しい横浜BankART Studio。東横線直通で近い。同劇団が三年前上演したアリ・エデルソン版は二村周作美術に救われていたが、今回の門井均演出版は、空間を生かしたシンプルな朝倉摂美術もさることながら、残響の多さを逆手に取ったPAなし生演奏が、聴きもの。『ユーリンタウン』ヒロイン関谷春子に、ばったり。大学の遠い後輩にあたる彼女の次のミュージカル『パイレート・クィーン』に、私の田舎の遠い後輩も出ているらしい。
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まず「どう見せるか」より「何を見せるか」だろう

2009-10-14 | Weblog
本当に本題から横滑りしているかもしれない資料の山に挑んでいるうちに時間が経ってゆく。行き詰まっているなら何か刺激を受けられるようなものを観てはどうかと言われ、そこまで行き詰まっているわけではないはずだと思いつつも、気になっていたハイバイ『て』千秋楽に。初演時に台本は読ませてもらっていたが、その読後の感想と観劇後の感想があまり変わらない。東京芸術劇場のことやらいろいろ雑念を抱きつつ池袋を離れる。
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連休を横目に

2009-10-12 | Weblog
朝にまた資料コピーが届く。題名とは一見関係ないようにもとられる方向に横滑りしていて久しい。ほとんど引きこもり状態。読まなければならないものが多すぎる。少しずつでも進めるしかないのだが、もともと目指していたものは何か、自分に返って考えるしかないし、向かうべきものは何か、ただ突き進むしかない。
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何かを見にゆく余裕はない昨今だが

2009-10-11 | Weblog
どうしてもと出かけたものは、座・高円寺今年唯一のオリジナル自主製作『旅とあいつとお姫さま』。アンサンブルが充実、集中して観てる小四生たちの反応もいい感じ。ベルリンの青少年向け小劇場「ブリクス劇場」にいる気分。終演後、子供たちに問いかけるトークも楽しい。……ギジェルモ・アリアガ監督『あの日、欲望の大地で』。得意とするパズル構成のいいところも悪いところも。……本日は「劇団劇作家」のシンポジウムに出る。高萩宏さん、西山水木さんと。
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ノーベル賞って冗談なのか?

2009-10-10 | Weblog
確かに核兵器廃絶は、けっこう。今まで何十億人の人がそれを言ってきたか? じゃあ全員にノーベル賞やれよ。ちょっと冗談キツイよ。じゃあアメリカさん、日本に核は持ち込まないとほんとに約束しろ。米軍基地は沖縄から出て行け。……でも、沖縄で生きてる人たちにとって、米軍基地がないと生活は成り立たないというリアリティは、マジである。沖縄から来た姪っ子の「リアリズム」に、民主党はどう答える? ところで、姪っ子よ。私を「おじさん」と呼ぶのは、よしなさい。
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台風去って姪が来る

2009-10-09 | Weblog
台風が抜け、青空。なんだんかなあ。よかったよかった。一日机に向かうが、様々な電話・メール連絡で目が回る。……夜、姪が来る。明日来る義姉と共に五日間の滞在予定。よちよち歩きから知っているがもう二十三歳である。……『ハシムラ東郷』は、思いがけぬ方向に進んでいる。というか、進めている。
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『BUG』千秋楽

2009-10-08 | Weblog
名古屋西文化小劇場。ここは『チェックポイント黒点島』以来。セットは若干、仕様が変わらざるをえなくなっているが、オクラホマのモーテルの一室が、プロセニアムの劇場に妙にきちんと収まっているのが不思議だ。昼夜2ステージ。制作努力で客席は見切れ席以外ほぼ埋まる。後は台風が心配。差し入れにいただいた天むすとカップ麺と堂島ロールでお茶場が賑やか。最後まで走り抜いた西山水木さんに改めて感謝。
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台風が来ているらしい

2009-10-07 | Weblog
『ハシムラ東郷』の手強さは相変わらず。読み進めなければならないものが多い、というより、濃すぎて、遅々として進まない。『ハシムラ東郷』(東京大学出版会)著者の宇沢美子さんと電話で少し話す。おそらく、そんなにずれていないはずだ。もちろん、この原本とは違ったものになるはずなのだが、仕掛けは深いところから、でなければならないのだ。
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一日、籠もる

2009-10-06 | Weblog
『ハシムラ東郷』の手強さは半端ではない。……ニュースをふと覗くと、正確な死因がまだわからぬ中川昭一氏の書斎に、私の机の傍にあるのとまったく同じ青いバランスボールと、ほぼ同形状の鉄アレイ。うーむ。しかし議員の平均年収が五千万円以上って、どうなんだ? ……ねんざで思うように野球練習ができず帰宅した息子と、賞味期限少し過ぎの讃岐うどんを茹でて食べる。讃岐出身のくせにまぶてぃは「コシって、何?」と言っていたが、やはり堅い麺は気合いが入っていい。鍋やカレーには柔らかいのも好きだけど。
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戦列を離れる孤独

2009-10-05 | Weblog
『BUG』戦列を離れ一人、帰京。『ハシムラ東郷』を少しでも進めるためだ。あえて慌てて東京に戻らず夕刻まで大阪の喫茶店などで関連作業する歯痒さの自己演出がおのれへの発破掛けである。帰りの新幹線車中で新たなシーンが出てくる。何だかこの新作面倒なことになりそうだ。巷には政治家中川氏の死やら東京五輪招致失敗のニュースやらが賑やかに伝えられている。悪いのだが、ホントにシビアな日本の将来展望への考察には関係ないだろうよ、どっちも。
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興奮の『BUG』精華2日目

2009-10-05 | Weblog
俳優スタッフとも充実。樋尾と清水はタコ焼きと蓬莱肉饅の昼食、大阪を満喫しているようだ……。夜は南河内万歳一座内藤裕敬座長を迎えアフタートーク。話術と人柄に改めて感服。あまりにも多くの関係者お客さん。裵優宇は相変わらず声がでかいだけでなく劇団を離れ実業家人生の今も深い愛情で支えてくれる。ありがとう。南船北馬に客演で滞阪中の森尾舞さんも稽古佳境の中、来てくれる。能登ワークショップ助手、小谷百恵さんは夜行で富山に帰るという。かつて助手として支えてくれ今は大阪で英語教員5年目の圓岡めぐみさんには『ハシムラ東郷』への関連事項もありいろいろ話を聞く。
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四度目の精華小劇場公演初日

2009-10-04 | Weblog
『BUG』精華小劇場公演場当たり前に着く。精華演劇祭の記者会見、松本雄吉さんらと。初日。例によって小堀純さんら大阪の皆さまと初日乾杯。この劇場が大阪市の都合で売却され、なくなるかもしれないなんて、絶対に許せない。その動きを阻止すべく、一人でも多くの演劇人が大阪市に抗議しよう。
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東京に残って

2009-10-02 | Weblog
『BUG』ツアー隊は出発。私はもうしばらく机に向かい『ハシムラ東郷』に取り組む。地方情宣連絡のあれこれにも時間を取られる。夜も七時過ぎて出発、御茶ノ水CANVASで解体社の新作を観る。昔ながらと今ならではの空気が混在。矢部久美子の真剣勝負を見届ける。主宰・清水信臣さんと十数年前の座談会以来初めてちゃんと話ができたことは意義があった。「自己実現」を志向することを笑う、でいいのですね、ほんとに。なるほど。近辺の「実験演劇指向者」には、その辺の意味がわかっていない輩もいるように思う。
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