長崎琴遊び

長崎でのお琴の活動や、普段の生活を気が向くままに更新しています。

吉野静

2021年01月11日 | 楽曲・CD紹介

筑紫歌都子先生昭和40年の作品です。
今朝11時20分からのNHKFMで、純子先生が歌われました。
とても素晴らしく、感動しました。
聞き逃した方は、明朝 5時20分から再放送があります。

琵琶のトロリンという感じのイントロから始まるのですが、
源の義経の愛妾「静御前」を”箏曲琵琶”の形でまとめています。


曲はまず、落ちゆくものの悲しい足どりを描き、
ついで合戦の思い出となり、鶴岡八幡宮での舞で
クライマックスに達する 静御前のやるせない気持ちを
強烈に唄いあげています。

角田嘉久作詞
「別れにし 人はいずこと み吉野の 吉野の里に 花散らふ
定めなき 世の行く末を 鳴きてか 来らん 呼子鳥

しずやしず しずのおだまき くりかえし
かえしし人を しのびつつ

以下省力」

この曲は、私の師範の試験曲の1曲でした。
この曲が歌いたいために、ソプラノの先生に
ボイストレーニングを受けたり~、多くの尺八の先生と
お手合わせ願っている、いわば十八番の曲でしたが、
20年近くに引き出しにしまったままにしております。

今年は、この曲から練習しました。
HOちゃんが、
「初恋」の弾き歌いをコンクールの課題曲にしているので、
私もこの曲に取り組んで、
ボイストレーニングをしたいと思います。

たまたま、放送直前に、邦楽ジャーナルを開けて、
この情報を知ったのですが、聴けてよかったです。
いいきっかけになりそうです。

コメント
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