テレビって、よ~く聞いているのですよ

2010年03月13日 | お客さん宅で
(Hさんのテレビはキレイに映っています)


『こんにちは~、Hさ~んお待たせしました。えらい遅くなりまして~』と、大きな声で挨拶しながら玄関に入ります。
夕刻4時ごろに配達の約束が、初めてお買い上げの日高町Yさんのテレビとアンテナ工事、想定以上に時間をとられ30分ばかりの遅刻です。
日高からHさんの城崎までは30分くらいは掛かります。
いつも反省しますね、ちょっと固めに時間を約束して、早めにお伺いしなければなりませんね。

『Hさん、いつもありがとうございます。今日は奥様用の新型テレビをご購入、去年から何台も買っていただきありがとうございます』、
『アトムの“うまいもの市”も付けますよ、今日近鉄百貨店から届きました』と、博多のラーメンを渡します。
「えっ~、こんなの貰えるの、安いテレビでこんなの頂いて悪いね」と、Hさんは恐縮します。
『いや、いや、特別特別、Hさんには特別ですよ。ほかの人に云わんといてね」と手渡しながら、二人でニコニコいたします。
一つ買い始めると妙に次から次へと買うものが出てきて、買い続くお客様ってありますね。
良い意味の、「バランスが崩れる」と表現していますが、Hさんは凄いです。
去年と今年の一年3ヶ月だけの間に、液晶テレビが次から次へと4台目、その合間にエアコンが壊れて2台も交換、なのにたまたまパソコンがやりたいと言い出し買ってしまいましたプリンターとセットで、
冷凍庫だ、照明だと一年の内に偶然でしょうがバランスが崩れてしまいました。Hさんのお宅、本当に珍しいケースです。

奥様用の19型ビエラ、『きれいですよ、はい完璧・設置できました』と説明し、ご主人にこんなお話しいたします。
『茶の間のアクオス、どえらい綺麗に映ってますね』、『この液晶、最高級のアクオスなのです。最高の映りしてますね』、
Hさん、「電気屋さんは自分が売った品物はいつもいつも“綺麗”、“すごい”と褒めてばっかりしてますね」と呆れます。
『いや~、テレビって耳が付いているのですよ、家の者が喋っていること耳を澄ましてよ~く聞いているのです』、
『テレビに限らず電気製品って、“いいね、いいね”と褒めてやると喜んで頑張って働くのですよ、ほんとなんです間違いないです』、
『“安物だった~”、“値段が高かった~”、“ああだ、こうだ”と、テレビの前で言ってご覧、機嫌損ねてすぐ壊れるよ、これもほんと、電気屋さんが云うことほんとです』、

『ところでクロスワードクイズで出来てますか』、
「そんなのどっかに放った、もうあれへんよ」と返事です。
そこに奥さん喋ります。
「あんた、クイズしとったやないの、全部出来なかって捨てたと違うの?」、
私は、『ちょっと難しすぎてすみません。ちょっと呼んでいただければ一緒に解いてラッキープレゼント差し上げたのに』、
Hさん、ニコニコしながら「博多のラーメンの方がよっぽど高いのに、ラッキープレゼントいいですよ」、
ワイワイガヤガヤ、冗談言いつつ喋りすぎます。エコポイント用紙の記入がなかなか進みませんね。