ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

2月セミナーのお知らせ 「ジュゴンと共に生きる国々から学ぶ」

2009年01月26日 | イベント案内
ジュゴン保護キャンペーンセンターとWWFジャパンでは2月に
海外でのジュゴン保護活動を学び、日本のジュゴン保護を
進めるためのセミナーを東京・大阪・沖縄で開催します。

---------------------------------------------------------
セミナー ジュゴンと共に生きる国々から学ぶ
        ―動き始めた10カ国


講師:カンジャナ・アデュルヤヌコソルさん(プーケット海洋生物学センター)
参加費: 500円 (各会場共通)

【東京】
2月19日(木) 18:30~21:00
場所  港区立勤労福祉会館 (JR田町駅西口徒歩5分)
講師:花輪伸一(WWFジャパン) 「IUCN勧告について」
   吉田正人(日本自然保護協会)「国際生物多様性年について」
   海勢頭豊(SDCC) 
【大阪】
2月21日(土) 18:30~21:00
場所  ドーンセンター 視聴覚スタジオ(地下鉄・京阪天満橋駅下車)
講師:蜷川義章(SDCC)「国際生物多様性年について」

【沖縄】
2月22日(日) 18:30~21:00
場所  沖縄船員会館(沖縄県那覇市前島)
講師:花輪伸一(WWFジャパン)「国際生物多様性年について」
   海勢頭豊(SDCC)

---------------------------------------------------------
昨年10月、IUCN第4回世界自然保護会議で
3度目のジュゴン保護勧告が採択され、ジュゴン保護が
世界の流れであることが確認されました。
そして2010年の国連国際生物多様性年にジュゴン保護を
大きく進めることが国際的な課題となっています。


カンジャナさんは長年にわたり、タイ・プーケット海洋センターで
ジュゴンなどの希少動物を研究されています。保護区作りなど
地域でのジュゴン保護活動を進めるとともに、ジュゴンを保護する
ための国際的つながり作りも進めていらっしゃいます。
カンジャナさんに各国の取り組みと、今後の展望などをお話しいただきます。

予約は不要です。皆さまのご参加をお待ちしています。

【お問い合わせ】ジュゴン保護キャンペーンセンター
e-mail info@sdcc.jp
東京事務所 TEL/FAX 03-5228-1377
大阪事務所 TEL/FAX 06-6353-0514
沖縄    090-8524-6372


なお、カンジャナさんは
2006年3月に東京/名護(沖縄)で開催した国際シンポジウムで
タイのジュゴン保護についてお話されています。
そのときの様子はこちらをご覧ください。
ジュゴンと生きるアジアの国々に学ぶ
アジア太平洋ジュゴン保護ネットワーク・シンポジウム


WWFのサイトにも詳しい案内が載っています。
こちらをご覧ください。

生物多様性条約市民ネット設立総会

2009年01月26日 | 活動報告
1月25日(日)午後1時から金山駅の都市センター大会議室で生物多様性条約市民ネットワークの設立総会が開かれました。参加者は104人で事業計画、会則など合意を追究する民主的な進め方で活発な論議が展開されました。



 市民ネットワークの共同代表は東京から吉田正人さん(IUCN日本委員会、NACS-J)、愛知から高山進さん(伊勢三河湾流域ネットワーク)、運営委員は14人(準備委員会が1団体1人の枠で推薦、30人を限度に今後増やす)が選出され、午後3時40分に閉会しました。

 活動の基本は以下の通りです。

<政策提言事業>1,市民の提案をCBD/COP10本会議に、2.市民版行動宣言をCBD/COP10本会議に、3.準備会合などに参加し提案実現を図る。

<ネットワーク形成と普及啓発事業>1.リーフレットなど啓発キットの作成と、ウェブサイトの開設・運営、2.地球環境・市民活動関連のイベントへの出展・参加による啓発活動、啓発キット配布、地域ワークショップの開催で市民提案につなげる(毎月1回のペースで、東京・名古屋以外の6地域で各2回)、NGOミーティングの開催でNGO間のCOP10が名古屋10にむけた活動やその後の活動について検討し理解を深める(東京、名古屋で5月頃から4回)。

<海外NGO受け入れ・支援事業>2010年10月予定の「プラネット・ダイバーシティ」(国民市民イベント)開催の準備を深める。

<事務局運営>1.CBD市民ネットの活動全体の管理とコーディネイト、2.各種の作業部会へのサポート   などを決めました。

 会費は市民ネットの活動期間(09年1月25日から11年3月31日)で、正会員(団体)1口2万円、サポーター会員(団体)1口1万円、サポーター会員(個人)5千円。正会員は議決権を持ち、サポーター会員は会議参加は可。



 ジュゴン保護キャンペーンセンターも2月セミナーとスペインで配布したチラシを準備し、IUCN勧告「2010年国連国際生物多様青年におけるジュゴン保護の推進」を紹介し、2月セミナーや10月名古屋での海勢頭コンサートへの後援依頼をしました。ネットに参加した皆さんと具体的な運動をいっしょに担い、行動的な市民ネットにしていけたらよいと思っています。

 また、活動期間を2011年3月までとしていることについて、議長国である日本政府の責任は次回の2012年COP11までなので、市民ネットワークを2012年まで存続することを提案しました。NGOから提案したことを議長国日本政府に求めることは世界のNGOへの責任でもあるからです。いずれの提案についても採用する方向の議論となりました。ジュゴン保護キャンペーンセンターも市民ネットの一員としてIUCN勧告「2010年国連国際生物多様性年におけるジュゴン保護の推進」実現のために頑張っていきたいと思っています。

    ジュゴンの保護者