ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

防衛省が評価書の提出を画策しています

2011年05月10日 | ジュゴンブログ


 防衛省が評価書の提出を画策しています。

 防衛省はキャンプシュワブ沿岸域を移設先にする環境影響評価書を
沖縄県に提出する準備を進めています(読売新聞4月23日)。
5月中にも建設位置や形状を決める「2+2」(日米安全保障協議委
員会)を開催するようです。この評価書で、準備書の問題点を指摘し
た市民意見がどのように反映されたかがはじめて明らかになります。

 しかし、評価書に対して市民は意見を言う機会がありません。沖縄
県知事は送付された評価書について、県審査会の意見をふまえて意見
を取りまとめます。防衛省はその意見をふまえて(?)、評価書の補
正を行い、1カ月の公告縦覧で環境アセスは終了します。

 昨年12月、沖縄県環境政策課長に評価書が送付されたら、県審査
会の公開と早期に日程を明らかにすることを要請しました。環境省には
11月交渉で、環境大臣意見を出すことを求めましたが、後ろ向きの回
答でした。今後、名護市と連携して、県審査会への大衆的な参加で、
評価書の非科学性を明らかにしましょう。

生物多様性市民ネットの後継団体発足へ

2011年05月10日 | ジュゴンブログ
4月29日、生物多様性市民ネットワーク終結総会が
名古屋で開かれました。


冒頭、高山進共同代表から
東日本大震災と福島原発事故について、
「原子力政策に関する緊急提言~いのちを尊重する社会へ」
紹介されて、

「NGOは言うべきときは言うことが必要」
と強調。参加者全員で黙とうしました。

COP10会期中にも進められた
沖縄の基地建設や原発計画に端的なように、
国際社会が生物多様性損失の「根本原因」に
正面から向き合っていない中で、

「愛知ターゲット」を実現する運動を展開する必要があるとする
「共同代表による全体的総括」などが議論され、確認されました。



議論の中でSDCCから
「沖縄での基地建設が生物多様性に与える影響を憂慮するとの
先住民フォーラムの最終発言を総括文に明記すること」
(議長団受け入れ確認)

「名護市議会で、ジュゴンを種の保存法に指定することを環境省に求める決議が採択されたことをふまえて、
後継団体が種の保存法改正の大運動を取り組むこと」などを求めました。

事業報告、決算報告の採択をふまえて、
愛知ターゲットを実現する後継組織を設立することを確認して
終結総会を終えました。

その後、後継組織についてフリートーキングを行い、
設立準備委員の立候補を受け付けました。

その後開かれた第1回準備委員会では
設立総会を5月29日に名古屋で開催することが確認されました。

 ジュゴンの保護者より