防衛省が評価書の提出を画策しています。
防衛省はキャンプシュワブ沿岸域を移設先にする環境影響評価書を
沖縄県に提出する準備を進めています(読売新聞4月23日)。
5月中にも建設位置や形状を決める「2+2」(日米安全保障協議委
員会)を開催するようです。この評価書で、準備書の問題点を指摘し
た市民意見がどのように反映されたかがはじめて明らかになります。
しかし、評価書に対して市民は意見を言う機会がありません。沖縄
県知事は送付された評価書について、県審査会の意見をふまえて意見
を取りまとめます。防衛省はその意見をふまえて(?)、評価書の補
正を行い、1カ月の公告縦覧で環境アセスは終了します。
昨年12月、沖縄県環境政策課長に評価書が送付されたら、県審査
会の公開と早期に日程を明らかにすることを要請しました。環境省には
11月交渉で、環境大臣意見を出すことを求めましたが、後ろ向きの回
答でした。今後、名護市と連携して、県審査会への大衆的な参加で、
評価書の非科学性を明らかにしましょう。