大阪府高石市にある羽衣学園中学に出張授業に行ってきました。
4月の修学旅行の事前学習の一環として呼んでいただき、
2クラス48名に、クイズや映像を交えてお話ししました。
この中学は去年から、今年度から男女共学になりましたが、
中2のこの学年は女子だけです。
20年来、中学の修学旅行は沖縄に行っているとのこと。
担当の先生方、琉球新報、沖縄タイムスをとって、クラスで回し読みたり、
とても熱心に取り組んでいらっしゃいました。
今回の授業にあたっても、きちんとワークシートを準備されていて、
生徒さんに、いくつかの質問を投げかけられていました。
そのひとつは「今日の講演を聞いて 辺野古の基地移設に賛成ですか 反対ですか
または代替案を書きましょう またその理由を述べなさい」というもの。
とても難しい設問ですが、子どもたちに、自分の頭で考えるよう指導されています。
午後の5,6限をいただき、まず5限は「基地と沖縄」を
テーマにお話ししました。沖縄戦からアメリカによる占領、
本土復帰後も続く基地被害の現状など、皆さんしっかり
聞いてくれました。
6限は「沖縄ジュゴンの保護」がテーマ。
ジュゴンの海が多様性豊かな海であること、その海を守る取り組みについて
お話ししました。生徒さんたちは、大浦湾そばのカヌチャベイホテルに
1泊して、シュノ―ケリングをするそうなので、大浦湾のすばらしさを
体感できると思います。そこを埋め立てる計画について、しっかり
考えてくれるとうれしいです。
授業の後、生徒さんが先生に「どうして沖縄にそんなに基地があるの?」など
どうして?どうして?と質問をしまくったそうです。
先生が「これだけ、疑問をぶつけてくるのは、この子たちの心に落ちたんだな。
今日はお話を聞けて良かったなと思いました。」とおっしゃってくださり、
私たちも良かった~とうれしく思いました。
修学旅行では、ほかに読谷で平和学習、東村で民泊されるとのこと。
きっと、貴重な体験ができることと思います。
修学旅行の期間中、天候に恵まれますように
ZAN