4月17日(金)、東京大井町のきゅりあんで、SDCC総会を開催しました。
SDCCは2001年に創立、もう15回目の総会です。
まず、海勢頭(うみせど)豊代表からご挨拶。
「ジュゴンは、今オール沖縄のシンボルとなっている。
辺野古の運動は、これからもどんどん広がっていく。
来年のIUCN(国際自然保護連合)・ハワイ世界自然保護会議に向けて
ジュゴン問題を指摘し続けることが大切だ。」
吉川秀樹・国際担当から、ジュゴン訴訟の報告がありました。
2月13日、米国連邦地裁は、ジュゴン保護を訴える原告側の申し立てを
却下する判決を下しました。ジュゴン訴訟への期待が大きかっただけに、
この判決は非常に残念なものです。
4月9日原告は控訴を決めました。
2003年から12年に渡る、アメリカで最も長期の環境訴訟になっています。
裁判所は、外交問題や防衛問題には司法は米国憲法上関わることができないという
(政治問題の法理の)国防総省の主張を裁判所が受け入れ、原告の申し立てを却下したのです。
しかし判決では、国防総省の手続きや「影響なし」の結論の妥当性について
裁判所は一切の判断を行ってはいません。つまり2008年の原告勝利で得られた、
国防総省は基地建設によるジュゴンの影響について検証すること、
という命令は現在でも有効であることになります。
翁長雄志知事による埋立て承認の取り消しや撤回の判断、そして世論の動向も
今後の控訴の行方に影響を及ぼすことになるでしょう。
続いて蜷川事務局長から、総会総括・方針案・会計・人事について、
提案・報告をし、採択されました。
会計では、事業収入が好調だが、来年のハワイ会議参加にあたり
費用がかかります。今後の協力要請などをしました。
質疑では、沖縄ジュゴンの文化的側面やジュゴン訴訟についての
質問があり、和気あいあいと討議が行われました。
首都圏スタッフから、活動報告と会計報告。
関西からは、パワーポイントで報告。
5/17ジュゴンでトレイン、6/14GAMA月桃の花上映会、7/3-5じゅごんの里ツアーの
ご案内などもしました。
久しぶりにお会いした会員さんたちにも、ジュゴングッズが大人気でした。
今年度もよろしくお願いいたします。
ZAN