今年の9月15日、国内33箇所目の国立公園として、沖縄島北部地域(通称:やんばる)に
「やんばる国立公園」が新たに指定されました。
環境省HPに、
“公園の特徴~亜熱帯の森やんばる-多様な生命(いのち)育む山と人々の営み-”
と記されている通り、やんばるは生物多様性の宝庫、世界でも貴重な森です。
ところが、同じやんばるの高江では、森林を切り拓いてヘリパッドの建設が行われ、
オスプレイが飛び交っています。
ハワイでは、考古学的資源への影響、騒音や安全性に対する地元住民の不安、
希少生物の生息環境破壊への懸念に配慮して、オスプレイの訓練計画が中止されています。
→米軍がオスプレイ訓練計画を中止 ハワイ2空港、環境に影響
高江では、豊かな森林生態系への影響や安全性に対する住民の不安は
考慮されないというのでしょうか。
キャロライン・ケネディ大使はじめ米軍関係者へ
やんばるの森の世界遺産登録に向けての懸念と要請の手紙を送りました。
ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)はじめ41の団体が賛同しています。
英語版(オリジナル)
http://www.sdcc.jp/pdffiles/letter-e.pdf
日本語訳
http://www.sdcc.jp/pdffiles/letter-j.pdf
やんばるの図版
http://www.sdcc.jp/pdffiles/yanbaru.pdf
吉川秀樹さん(SDCC国際担当)の「懸念と要請の手紙」と、
昨年12 月に島ぐるみ会議、沖縄BDやIMADRなどで国連人権理事
会に送った文書や資料がThe Asia Pacific Journalに掲載されました(英語)。
こちらもご覧ください。
Okinawa: NGO Appeal to the United Nations and to US Military and Government over Base Matters, December 2015 and December 2016