3月21日に、大阪天満橋のドーンセンターで、第20回SDCC総会を開きました。
新型コロナ対策で、始まる前に、イスやテーブルを除菌シートで拭き、
受付に除菌ジェルを置き、全員にマスク着用をお願いしました。
都合で、海勢頭豊代表が来阪できなくなり、事務局長からご挨拶。
続いて国際担当の吉川秀樹さんのお話しです。
Connecting the Green Dots(緑の点をつなぐ)
緑の点は、米国のジュゴン訴訟やその関連する政府機関、
IUCN(国際自然保護連合)など、環境に関する米国や国際機関のこと。
日本国内だけでなく、米国や国際的機関や制度に辺野古のことを訴えて、
その成果をつないでいこうというのが、Connecting the Green Dotsという取り組みです。
SDCCとして、ジュゴン訴訟へのサポート、IUCNへの働きかけ
Hope Spotへの取り組み、2020年度米国国防権限法への取り組み
などを行ってきました。
ジュゴンは世界では数万頭生息し、IUCNのレッドリストで危急 (Vulnerable)種と評価されています。
昨年12月に、IUCNが南西諸島のジュゴンを新たに個別個体群と位置づけ、
「近絶滅種」(Critically Endangered)と評価しました。
そして、「なかでも沖縄島の辺野古周辺のジュゴン生息地における
米軍基地の建設に伴うが海草藻場の消滅が懸念される」と警戒を表していることは、
基地建設がジュゴンに影響を与えないとする防衛省や米国防総省への大きな反論材料になります。
こちらを参照
2月3日の米国ジュゴン訴訟控訴審(結審)に参加した、蜷川共同代表からの報告。
判決の行方はわかりませんが、沖縄基地問題を初めて米国司法の場に
引き込んだことは大きな成果です。
ジュゴン訴訟審理後、日米の環境団体メンバー、弁護士、市民が集まりました。
黄色いバナー、ピンクのじゅごん帽はSDCCから送ったものです。
海を越えた連帯が大きな希望です。
事務局からの総括として、OKINAWAじゅごんを救え!大騒ぎキャンペーン!、
年2回の政府交渉、沖縄県交渉、じゅごんの里ツアーでの稲嶺前市長との交流などの
取り組み報告をしました。
方針としては、大騒ぎキャンペーン!は今後も継続していくこと、
じゅごんの里ツアーは今年秋に予定していることなどのを報告しました。
首都圏会計から、昨年度の会計と活動の報告をしました。
関西からは、会計報告のあと、活動報告と、
2月のマニラピースキャンプツアー報告をしました。
マニラの就学前の子どもたちと保護者の方々にジュゴンのお話をしてきました。
詳しくはこちらをご覧ください。
マニラの子どもたちと保護者の方々が描いてくださったジュゴンの絵を、
会場に展示しました。
日本で、世界で、環境や平和を守るつながりを広げていきましょう。
ジュゴン保護キャンペーンセンターは2001年に設立されました。
今年は、いよいよ20年目になります。
新型コロナの感染拡大で、イベントの中止などがあいついでいますが、
できることはたくさんあるはず
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
ZAN