ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

辺野古大浦湾のジュゴンの海を守るための署名にご協力をお願いします!

2021年10月08日 | ジュゴンブログ


2021年1月から5月に、沖縄ジュゴンをまもるため、辺野古埋め立て工事中止、
2020年2月から8月に大浦湾で確認されたジュゴンの鳴音音響データの公開などを求める署名を行いました。
この署名はネット版、紙版合わせて32000筆集まり、5月28日に防衛省に提出しました。  

提出の前日の5月27日、埋め立て工事に関する環境保全を防衛省の下で議論する「環境監視等委員会」に所属する3名の学者を含む5名の学者が、
「沖縄のジュゴンは2019年に絶滅した」との論文を英国の科学誌に投稿したことが明らかになりました。

しかし沖縄のジュゴンは生きています。
環境省の調査でも、昨年6月古宇利島の海域で食み跡が確認されています。
英国の科学誌編集部も科学的な観点から「大幅な改定」を「絶滅論文」著者に要求しています(7/13)。

5月28日の署名提出時の交渉で防衛省は「絶滅」を否定し、「論文は研究者個人の活動」との見解を繰り返しました。
しかしその後の「環境監視等委員会」の議論でも、「絶滅論文」に関する見解を、執筆した委員に問う議論はなされていません。

「沖縄ジュゴンは絶滅した」と考えている委員に、ジュゴン保全策を議論する資格はありません。すぐに解任するべきです。
伊波洋一議員は6月参議院外交防衛委員会で岸防衛大臣に「環境監視等委員からの解任」を要求しました。
防衛省は環境省とも協力し、行方不明2頭を中心とするジュゴンの調査を行うべきです。

防衛省は大浦湾のサンゴの「移植」を開始しました。
夏季にはサンゴが弱るため作業を行わないという沖縄県との約束も全く無視です。
「移植」されたサンゴは毒性のある樹脂系の接着剤で岩場に貼り付けられています。
「移植」先には別のサンゴが生息しています。それぞれの種類に適した生育の条件があるところで、サンゴは育ちます。
「移植」サンゴが死滅する可能性が高いばかりか、先住のサンゴの生存条件も脅かします。これは「移植」ではなく「破壊」です。

辺野古大浦湾の埋め立てが、生物多様性に富む環境を破壊することが、ますます明らかになっています。
だからこそ沖縄防衛局は無謀な工事を急いでいます。


署名の期限は11月15日です。
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