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2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ③勝連半島へ

2024年07月18日 | ジュゴンブログ
沖縄旅の報告の続きです
石垣島から沖縄島へ

6月24日は「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の宮城さんに案内して頂き勝連半島へ行きました
知らないことはまだまだあると痛感しました
勝連半島はまさに軍事要塞化の様相です
せまい範囲に、天願桟橋、ホワイトビーチ軍港、キャンプ・コートニー、キャンプ・マクトリアスと米軍基地だらけです
そして、陸上自衛隊の分屯地があり、ミサイル配備が強行されています

まず、陸自勝連分屯地へ

第七地対艦ミサイル連隊とあります

奥を隠すように新隊舎ができていました

市民が知らぬ間にミサイル配備と連隊本部が創設されました(2024年3月21日)
自衛隊員が290名駐留することになります
「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」は2022年に発足し、様々な取り組みを続けられています
しかし、ここでも政府はまったく聞く耳を持ちません

分屯地の近く、160mのところに高校が、434mに小学校があり、最も近い民家は110m
火薬庫から493mに住宅密集地、最も近い民家は103mです
まさに危険と隣り合わせ、日常生活が脅かされているのです

次にホワイトビーチ軍港へ


タキノ―公園からみたホワイトビーチ軍港です



タキノ―公園からホワイトビーチ軍港が見えました
1945年4月にここを占領した米軍は軍港を建設し
その後、港湾施設が次々と拡張、新設されていきました
原子力潜水艦の寄港地としても使用されています
米軍によるパラシュート降下訓練、吊り下げ訓練などの訓練が行われています

いつも那覇から名護へ行くときは、長く続くフェンスに米軍基地の存在をいやというほど感じていましたが
海側を見ることはなかったので、今回初めて海側を見て衝撃を受けました
海もこんなに占領されているのだと、、、


それから、うるま市の石川に陸上自衛隊の訓練場の建設計画がありました
住民の強い反対、自治会の反対決議などで計画は撤回されましたが
建設が計画されていたゴルフ場跡地は、住宅地のすぐそばでした

ゴルフ場跡地

道路を隔てて住宅地です
まったく、こんな近い場所に陸自の訓練場を造ろうとしていたなんて、、、

温泉の町ゆふいんが、ミサイルの町ゆふいんになりつつあるのを知っているでしょうか
陸上自衛隊湯布院駐屯地はミサイル部隊に様変わりしようとしています
2024年3月に第2特科隊の司令部が新編成されました
その下部組織として勝連駐屯地の「第七地対艦ミサイル連隊」があります
国民に問うことなく、自衛隊が「専守防衛」から攻撃的な戦力「敵基地攻撃能力の保持」への大転換が進んでいます

このままでいいわけがない、、、

(「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の宮城さんから頂いた資料を参照しています)



案内して頂いた後、名護へ向かう途中で嘉手納基地に寄りました
道路を走る車の、目の前を戦闘機が降下していきました
まるで映画のよう、、、驚きで声が出ませんでした

これまで以上に、在日米軍基地の7割が沖縄に集中しているということを実感しました
これは、沖縄に基地負担の犠牲を押し付け続けている日本の、日米両国の問題、、、



おまけの写真

読谷村にあるチビチリガマ

チビチリガマのまわりにおかれた野仏


名護の「たけの子」さん、いつも美味しい沖縄料理を頂いています




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