1月11日(日)、大阪天満橋のドーンセンターで開催された講演会
~アフガニスタン・特定秘密保護法・ 集団的自衛権・ヘイトクライム~に行ってきました。
三人の講師のお話を聞こうと、100名ほどの参加者で会場は満杯になりました。
まず、主催のRAWAと連帯する会(RAWA連)から、ますます厳しくなる
アフガニスタン情勢、RAWA連が支援しているヘワドハイスクールの様子などの
報告がありました。
ヘワドハイスクールの写真です。
パキスタンに逃れたアフガン難民の子どものための学校ですが、
パキスタン、アフガン両政府の公認を受けています。
フリージャーナリストの西谷文和さん。
アフガンやシリアの取材記録から、現地のひどい状況を紹介されました。
また、米、露、中国などは、中東で対立する両陣営に武器を供給、
戦闘を続けさせ儲けていること、集団的自衛権は軍需ビジネスと一体のものであり、
たとえば、トマホークミサイルのレンズはミノルタ製であることなど
わかりやすくお話されました。
室蘭工業大学ジェンダー法学の清末愛砂さんのお話し
「2001年アメリカは女性解放の名のもとにアフガンを攻撃したが、
武力によって解放は勝ち取れない。米国内のフェミニズム団体は
戦争を支持したが、アフガンの女性解放団体RAWAは、戦争に反対し、
解放は自身で勝ち取ると声明を出した。
日本がアメリカの要請で、インド洋に自衛艦を派遣したことの反省なくして、
アフガンの人たちの人権、尊厳回復はできない。」
東京造形大学、戦争犯罪論専攻の前田朗さん
シリア、アフガン、イスラム国・・・
戦争が続くのは、武器を供給する国があるから。
アメリカでは軍需産業関係者が700万人いる。
数字的根拠はないが、日本でもその1/10はすでにいるだろう。
ちょうどフランス・パリ新聞社襲撃事件が起こった直後で、
講師の皆さんが「こんな危険な世の中だから、武力で対抗するのも
しかたがないんじゃないか」という考えが広まるのを懸念されていました。
フランスでの事件はあってはならないことですが、
それとともに、シリア、ガザ、アフガンでたくさんの命が
奪われていることも心に留めておきたいと思います。
集会の最後に、SDCCからアピールしました。
「辺野古で、強硬に工事が進められようとしています。
現地で頑張っている人たちとともに、声を上げるため
1.22大阪アクションやりま~す」
辺野古の埋め立て反対の署名を集めました。
グッズの人気も上々
最後に、平和のシンボル、ジュゴンをかぶった講師の皆さん。
平和を取り戻す闘いは、今年更に厳しくなりそうですが、
試練を乗り越えれば逆転もあるとたくましくがんばりましょう。
ZAN
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