7月1日(月)午後3時45分に沖縄県海岸防災課(北棟11階)に
辺野古沖の公有水面埋め立て申請について利害関係人として
海勢頭豊共同代表から「埋め立て申請の不承認」を求める意見を提出しました。
海岸防災課では意見書を受け付ける箱の準備もなく、ドタバタの対応でした。
部屋にいた課長、課長補佐以下、担当が席に就いている中で、
直前の沖縄防衛局交渉で明らかになったことを海岸防災課の皆さんに説明しながら
沖縄県が環境保全の行政責任を果たすように強く求めました。
午後1時30分からの沖縄防衛局交渉では
杜撰な土砂調達計画の問題点が明らかになりました。
5か年計画の埋め立て工事は、初年度の護岸工事と並行して、
辺野古ダム周辺の山土とキャンプシュワブの建設工事残土を
各約200万㎥を11か月目から埋め立てを始めるとしています。
採取場所、採取量は公告縦覧のここを参考にしてください。
辺野古ダム周辺の30ヘクタールから200万㎥をつくりだすには、
全地域を約10メートルの深さまで掘り起こすことになり大きく地形が変わります。
だからこそ、湧水である辺野古ダムの治水対策が必要になります。
沖縄防衛局は何ら対策を考えていませんでした。
また、キャンプシュワブ内にある名護市役所市有地の扱いや
琉球王朝の街道や貝塚時代の遺跡などの文化財保存など名護市役所との協議は何ら進んでいません。
また、沖縄、九州などから土砂を約1700万㎥購入する計画も、
ピーク時には90万㎥不足することは防衛省も認めています。
東アジアから土砂を輸入することが検討されています。
今回出された埋め立て申請書はこのようにデスクワークにすぎません。
このような追及に、調達部の課長補佐は頭を掻いて黙ってしまいました。
午後4時から記者会見を開きました。
「埋め立て申請の不承認を求めたSDCC意見」についての説明、
沖縄防衛局交渉の報告などをしました。
また、沖縄県知事が辺野古沖の埋め立てに反対する姿勢を堅持することを
求める激励ハガキ125枚を紹介しました。
午後4時30分から知事公室広報課と自然保護課に
知事激励ハガキを提出しました。
とりわけ、
京都府ブドウの木保育園児が書いた29枚の絵ハガキを貼った模造紙を前に、
子どもたちの思いを説明しました。
知事には必ず届けるとの約束もしていただきました。
皆さん 7月18日までに辺野古沖の埋め立て申請に反対する意見を出してください。
ここを参考にしてください。
沖縄タイムス7月2日
ジュゴンの保護者より