John・Cageの作品ORGAN²/ASLSPは世界で一番長い曲であり、2001年に演奏開始され演奏終了までに639年かかるというものだ。ASLSPは”as slow as possible”の省略である。
Halberstadt市にあるSankt-Burchardi教会(リンク1)で途切れなく演奏されている。
実は演奏というより"音”としか言い様がない。現場で一度に聴ける和音は一つ。まだ未完成の楽器は演奏の進行と共に出来上がり2009年に完成予定で、錘でオルガンのキーを固定して次の変更日まで"音”は延々と鳴り響くわけだ。
先日7月5日に第六番目の音の変更儀式が市長の手によって執り行なわれた。音の変更が終わると集まった聴視者達から拍手が湧き上がった。これはすでに儀式のようなものだ。
変化の早い現在社会への批判であるとか、時間のゆっくりとした流れを意識して欲しいというのがケージの提案の一つらしい。
上手く遂行されるならこの作品を最初から最後まで聞聴き続けるのは"教会の壁”だけということか。
誰もいない時間に鳴り響く音を想像すると少し背筋がゾクリと来る。
音だけ聴いても理解は難しい。。インターネットで現在の音を聞くことは出来るが(リンク2)5分も聞いていたら頭痛がすることだろうし、ましてや私の場合先日抜歯した傷が疼くってものだ。
しかし、ゆったりとした流れ、急がずに。。。というメッセージが私に聞き取れるかどうか実際出向いて確かめて見たいと思う。
お前の存在なんてこの宇宙的時間の中でとるに足らない小さなものだ。。。という風に聴いてしまう気もしている。
音楽は私達を在る所から在る所へと連れて行く乗り物のようだと何時も思い描いているが、この一音は果たしてどんな効果をもたらすのだろう?
アナベルの大きな花球が大風に折れてしまった。ちょうど最後のTeasing Georgiaと一緒に瓶にさした。アナベルを一つ活けて見るたび昔のひらひらした女性水泳帽を思い浮かべる。
ということで"上品なおばあさんがひらひらとしたアナベルのような水泳帽を被って、そこにあった薔薇の花を手折って耳元に挿したの図。”
Halberstadt市にあるSankt-Burchardi教会(リンク1)で途切れなく演奏されている。
実は演奏というより"音”としか言い様がない。現場で一度に聴ける和音は一つ。まだ未完成の楽器は演奏の進行と共に出来上がり2009年に完成予定で、錘でオルガンのキーを固定して次の変更日まで"音”は延々と鳴り響くわけだ。
先日7月5日に第六番目の音の変更儀式が市長の手によって執り行なわれた。音の変更が終わると集まった聴視者達から拍手が湧き上がった。これはすでに儀式のようなものだ。
変化の早い現在社会への批判であるとか、時間のゆっくりとした流れを意識して欲しいというのがケージの提案の一つらしい。
上手く遂行されるならこの作品を最初から最後まで聞聴き続けるのは"教会の壁”だけということか。
誰もいない時間に鳴り響く音を想像すると少し背筋がゾクリと来る。
音だけ聴いても理解は難しい。。インターネットで現在の音を聞くことは出来るが(リンク2)5分も聞いていたら頭痛がすることだろうし、ましてや私の場合先日抜歯した傷が疼くってものだ。
しかし、ゆったりとした流れ、急がずに。。。というメッセージが私に聞き取れるかどうか実際出向いて確かめて見たいと思う。
お前の存在なんてこの宇宙的時間の中でとるに足らない小さなものだ。。。という風に聴いてしまう気もしている。
音楽は私達を在る所から在る所へと連れて行く乗り物のようだと何時も思い描いているが、この一音は果たしてどんな効果をもたらすのだろう?
アナベルの大きな花球が大風に折れてしまった。ちょうど最後のTeasing Georgiaと一緒に瓶にさした。アナベルを一つ活けて見るたび昔のひらひらした女性水泳帽を思い浮かべる。
ということで"上品なおばあさんがひらひらとしたアナベルのような水泳帽を被って、そこにあった薔薇の花を手折って耳元に挿したの図。”