散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

魚介三昧もたまには良い

2010-01-17 05:59:16 | 飲食後記
昨日今日はせいぜい零下1度くらいだったのにもかかわらず、体感温度は今までよりぐっと下がって居心地の悪い日だった。雪が溶け始め、雨も振り、湿度が上がった所為かもしれない。そのうえ今日は嵐のような風が吹いていた。
アトリエに向かう気が起こらない。しばらくやらなければいけない事に目を瞑っている。
そういうわけで色々な魚介類を買い入れ、食べる事に集中する事にした。
昨日は個人的な祝い日だったけれど、外出していたので御馳走を作る、食べる時間も無かったので今日は少し豪華な食材を選んだ。ギリシャ人の経営する魚とデリカテッセンの店でたまに覗くと面白い物が見つかる。今日は魚のほかに山羊チーズの赤ワイン付けだの、未熟なビターオレンジの砂糖漬けなども買ってみた。

イカのにんにくオリーブ炒めで、まず白ワインを一杯。
しばらくしてから
鯛の昆布ジメ
鯛めし
帆立のバター焼
鯛の潮汁
という献立になった。

残りの昆布ジメは明日寿司飯に盛り付けていただくのが楽しみだ。









昨晩は友人からのプレゼントでコンサートを聴くことになっていた。
Kölner saxophon mafiaというジャズバンドで何度かライブで聴いて割り合い気に入っていたバンドだったので楽しみだった。
思えば始めて聴いたのはもう20年も昔のことで、当時は彼らも活きがよかったがもう大分草臥れてきてしまった様子は否めなかった。(当時よりメンバーが減っているがすでに30年活動を続けているのはすごい)今回はフランス人の若い女性歌手との競演で"彼ら風”ジャズ風味オペレッタという趣向だったのだが、どうも最初から最後まで孫娘の面倒を見る爺様達という感じで、オペレッタをよく知っている世代の客には受けていたものの、中途半端で歯切れの悪いショウだったと私は思う。またはまだ実験中的不協和音のようなものを感じてしまった。まあ、私の単なる主観、好みで勝手を言っているだけなんだけれど。彼らの音楽は"歌う”というより”語る”という感じがあって当時新鮮だったが、時代も変わっている。
そして、聴いている私も変化している。

風は大分収まったようだ。
雨が降っている。

雨が風に振り回されてガラス窓にざらざらっと打ち付けられる音はどうも私の気分を逆撫でするので、何か飛び切り素敵な暖かくて明るい音楽をかけて振り切りたい。。。

さて、何を聞こうか?


追記

ハイチ地震の救済活動は簡単では無いらしい。
港は破壊されて、海上経由の物資支援は無理なのだそうだ。
クーデターと貧困の長い歴史を持つ世界最貧国の一つであるハイチ。
大まかにだが、その歴史を改めて読むと何だか切なくなる。
集まる救援物質の配布は容易ではない。この混乱の中で、瓦礫の中でのこの差配は難しいだろう。
最低限の必要物質が早く生存者それぞれのもとに届けられる事を祈ります。


ところで、早速悪い奴らが偽の寄付を募るスパム、ビールス感染させるWebサイトに導くリンクをはったメイルが横行しているという。人の善意を利用して儲けるなんてとんでもない奴らだ。