できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

TBSの番組「報道特集」で今夜、大阪の教育改革の話が出ます。

2012-03-17 11:40:01 | ニュース

今日の夕方からのTBSテレビ系(近畿圏だと毎日放送)の番組「報道特集」で、大阪の教育基本条例案をめぐる諸問題が取り上げられます。番組自体は17時30分からですが、大阪の問題が扱われるのは番組後半です。詳しくはこちらのサイトで確認をしてください。

http://www.tbs.co.jp/houtoku/

ちなみに、3月3日の堺市で行われたシンポジウムに私が出ていた件は、このブログですでにお知らせしたかと思います。そのときにもTBSのスタッフのみなさんが取材に来られていました。直接インタビューなどされたわけではないので長時間出ることはないと思いますが(このときインタビューされていたのは、シンポジウムの主催団体の方)、たとえば番組中で、シンポジウムの場面などでちらっと私、でてるかもしれません。

あと、このときのシンポジウムの様子などについては、主催団体の方のこちらのブログでわかるかと思います。これもお知らせしておきます。

http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/3585450.html

ひとまず、今日はこちらのお知らせを先に済ませておきます。

<追記>

先ほどこのTBS報道特集を見ることができました。幸か不幸か、堺市での私たちのシンポジウムの話はでていませんでした。

ですが、大阪大学の小野田さんの話、先日の毎日放送VOICEでも取り上げられていた「落ちこぼれゼロ法」が失敗に終わったアメリカ教育改革の話、東京の教育改革で教職員への管理強化が進んでいる話などが取り上げられていました。内容はしっかりとまとまっていて、いい番組だったと思います。

特によかったと思ったのは、橋下氏が大阪府知事時代に、私学助成金を削減しないで、競争を激化させるような教育改革をしないでと申し入れに行って、「こういう社会が嫌なら、社会を変えるか、この社会から出ていけ」と言われて泣いた女子高生の話。彼女たちがいま、大学生になって、大阪の教育基本条例案制定をめぐる動きをどう見ているのか、そこをきっちりとTBSが取材していました。彼女たちのように、数年前から橋下氏らの動きをしっかりと、批判的に見ていれば、今の大阪の教育改革が子どもや若者にとってマイナスの方向にしか向かないことは、よくわかると思います。

ちなみに、番組終了後にツイッターを見ました。私とかかわりの深い(フォローする・されるという関係にある人たち)は、どちらかというと橋下教育改革に批判的な立場の人が多いのですが、みなさん、先ほどのTBSの報道特集の内容には好意的なコメントをしていました。また、ツイッターを見る限り、TBSの報道特集の内容に対する好意的なコメントに対して、橋下氏の強い支持者や、橋下教育改革のような流れが好きな人たち(そのなかには教育系の研究者もいる)が、感情的なコメントを出してつっかかっているのが印象的。自分達の考えへの批判が正面切って出てきて、かなり、あせっている、うろたえているのかな・・・・と思いました。


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