できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2232冊目:内田樹・光岡英稔『生存教室』

2016-02-02 23:22:50 | 本と雑誌

2232冊目はこの本。

内田樹・光岡英稔『生存教室 ディストピアを生きぬくために』(集英社新書、2016年)

ひとまず「読みました」という記録のために、ここに書いておきます。

武道家としてのおふたりの対談本で、武道を通じての教育論であり、また、バーチャルな次元での知ではなくて、身体感覚に裏打ちされた知のあり方を論じているといったほうがいいかと。

結局、自らの身体感覚に根ざすリアリティを持った知が、バーチャルなものの通用しない極限的な状況、危機的な場面で最も「生き抜く」ために必要とされている、ということではなかろうか。

そのひとつの例として、著者たちは自らの取り組んできた武道について語っている、とも読める。

生存教室 ディストピアを生き抜くために (集英社新書)


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 公教育計画学会研究集会(201... | トップ | 今後のブログ及び3つのSNSで... »
最新の画像もっと見る

本と雑誌」カテゴリの最新記事