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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

2067冊目:松岡完『ベトナム症候群』(中公新書)

2015-02-28 16:18:14 | 本と雑誌

2067冊目はこの本。

松岡完『ベトナム症候群 超大国を苛む「勝利」への強迫観念』(中公新書、2003年)

ここのところ東京出張や小豆島旅行など、遠出が相次ぎ、忙しくてなかなか本が読めなかった。

そんな状況のなかで読んだのが、この本。

これはイラク戦争やタリバン戦争など、いわゆる9.11テロ後のアメリカの外交・軍事情勢を考えるために、「ベトナム戦争以後湾岸戦争を経て90年代末まで」のそれをふりかえるという作業をした本でもある。

要するに「ベトナム戦争での手痛い打撃」から立ち直るために、アメリカの政府・軍などがどのような戦略を練って動いてきたか・・・ということ。それを描いた本だということ。

この本に描かれた「ベトナム症候群」は、今のアメリカの政府・軍にもさまざまな影響を及ぼしているように思われる。

ベトナム症候群―超大国を苛む「勝利」への強迫観念 (中公新書)


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