できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

感染症への対応には今後、医療の専門家に加えて、ちがう領域の専門家が必要。

2020-03-28 20:21:02 | 国際・政治

昨日あたりから徐々に、ツイッター経由での情報発信を再開しています。もちろん自分の心身の状態を見ながらなので、あまり無理しないようにしているんですけどね。

さて、以下に書く内容は、新型コロナウイルス感染症への政府の対応に関して、ツイッターで今日、つぶやいたことをまとめて、整理したものです。何かの参考にしてください。

○以下、今日、つぶやいた内容を整理したもの。

ほんとTwitter見てると、心が痛みますね。感染拡大の恐れが高まるなかで、人々が外出自粛という防御策をやむを得ずとる。でも、その防御策が今度は社会や経済の動きを止め、誰かの生活を苦しくさせてしまう。後者のリスクへの対応が今後ますます大事ですね。

でも、医療中心の感染症対策の専門家には、感染拡大のリスク管理については案があっても、その対応を実施した際に生じる社会や経済の動きを止めることの対策には、きっといい案がないでしょう。ここは経済や社会保障、行政の専門家が担うべき領域ですからね。

なので、ここからは経済や社会保障、行政の専門家が感染症対策の専門家と連携して動かなきゃいけない段階。でも、いままで行政や企業のコストカットと規制緩和しかやってこなかったような専門家に、はたして社会保障の拡大や雇用安定化策、給付金支給の方策なんて考えることできるのかなあ…。

福祉国家的な施策や制度の解体をやってきた社会保障や経済、行政の専門家を、新しい福祉国家的な施策や制度の構想を練ってきた人に入れ換えて、感染症対策の専門家と連携させていくことができたらなあ。せめて古い福祉国家的な取り組みを知っている方がでてきてほしいなあ…。

 


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